才能に恵まれているがゆえに一般社会に馴染めないということはよくある。
父母を失った7歳の天才少女を巡って、一般社会に溶け込むようにと普通の学校に行かせようとする叔父、エリート教育を受けさせようとする祖母の価値観の対立、そこから生まれるドラマが描かれる作品。
派手さがあるわけではなく、衝撃的な結末が待っているというわけでもないが、ヒューマンドラマとして秀作。
主演はキャプテン・アメリカのクリス・エヴァンス。
完璧な人間というわけではなく、いいところもダメなところもありながら、家族を思う演技に好感度アップ。
そして、7歳の天才少女を演じたマッケナ・グレイス。
若いのに演技力が突出していて、しかも魅力に溢れている。
ナタリー・ポートマン、エマ・ワトソン、クロエ・グレース・モレッツらのデビュー当時を思わせるというか。
将来の逸材間違いなしだと思う。