「光が丘ガールズポップウェイク」@光が丘IMAホール

光が丘IMAホールで「光が丘ガールズポップウェイク」が開催された。

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出演は、Chelip、バニラビーンズ、NegiccoFantaRhymeLinQ。そして、司会に吉田豪という豪華メンバー。
各出演者には50分の持ち時間が与えられるというぜいたくなフェス(LinQのみ70分)。

フェスの参加動機は各自で違うだろうけれど、今日の僕の個人的な興味はただ一つ。

"Chelip meets Negicco in Tokyo."

ということで、今急速にファンを増やしている鳥取のローカルアイドルChelipが、ローカルアイドルの頂点に立つNegiccoに会うという歴史的な瞬間を見ることにあった。

Chelip

そのChelipがトップバッター。深紅の新衣装が気合いを感じさせる。

濃厚なスモークの中、総立ちとなった客席を前に「恋愛至上主義」「Change The Power」でスタートダッシュを決めて観客を魅了すると、カヴァーの「くちびるネットワーク」から「Che Che Chelip」へ。

ここでステージから通路に降りてきてハイタッチをしながら、中央の通路へ。後方の観客にも見えるようにアピールするという堂々としたパフォーマンス。

MCを織り交ぜて、バラード系のパートに入る前には、観客を座らせる気遣いも。

「アンドゥトロア」、そしてカヴァーの「ファーストデイト」から「ガールズミッドナイト」「again」と、アーバンな雰囲気の楽曲を披露。低音で艶のあるボーカルは、ときにパワフルにときに官能的に響く。

最新シングル「希望交響曲」で再びテンションを上げ、ラストのキラーチューン「アシンメトリー」ではネギライトを持ってのパフォーマンス。

巧みに緩急を付けたセトリで堂々としたステージ。50分のステージがあっという間に感じた。終演後には、Negiccoのメンバーもステージに現れ、初対面で感涙するメンバー。最後にはハグで号泣。ここで僕ももらい泣き。

日本を代表するローカルアイドルのNegiccoと同じステージに立てたことに感動するChelipの二人。そんな光景を見ることができて本当に良かったと思わずにはいられない。

(セットリスト)

1 恋愛至上主義
2 Change The Power
3 くちびるネットワーク
4 Che Che Chelip
5 アンドゥトロア
6 ファーストデイト
7 ガールズミッドナイト
8 again
9 希望交響曲
10 アシンメトリー

バニラビーンズ

2番目は「シングルとアルバムの出荷枚数合計が15000枚に達しないと解散」のバニビが登場。

ダークカラーのワンピースにベレー帽というシックな新衣装。スタンドマイクの前に立つ姿はファッションモデルのよう。

名刺代わりの代表曲「ニコラ」からスタートし、ピチカート・ファイヴのカヴァー曲「スウィート・ソウル・レヴュー」を披露するとMCへ。

「解散商法」について、ときに自虐的なユーモアを交えながらも、明るく前向きに飄々と語る二人のトークはまるで漫談のよう。「北欧の風に乗って」という当初の設定は自然消滅したのかもしれないが、やはりどことなく超然とした雰囲気がある。

ニューアルバムの告知の流れから、アルバムに収録予定の4曲「女はそれを我慢しない」「BOYZ&GIRLZ」「スタイル・アンド・カウンシル」「ビーニアス」を続けて披露。

「みんな大好き東京女子流のアレンジを手掛けた松井寛さんの」と紹介された「女はそれを我慢しない」を始め、どの曲も大人っぽいアレンジが印象的。

そして、振付けレクチャーから、ピチカートカヴァーの「東京は夜の七時」を歌って、「有頂天ガール」でフィニッシュ。

バニビの達観したようなスタンスは、がむしゃらさが評価される今のアイドルシーンでは貴重な存在。終演後、小林幸子や某男性大物アイドルグループなどの時事ネタを交えた吉田豪とのMCも面白かった。

(セットリスト)

1 ニコラ
2 スウィート・ソウル・レヴュー
3 女はそれを我慢しない
4 BOYZ&GIRLZ
5 スタイル・アンド・カウンシル
6 ビーニアス
7 東京は夜の七時
8 有頂天ガール

Negicco

プリーツの内側だけ緑の白いワンピースの新衣装で登場。

バニビからの流れを感じさせる渋谷系テイストのレパートリー「新しい恋のうた」「パーティーについて。」からスタート。

MCではマネージャーから交通費を渡されて3人で地下鉄を乗り継いで会場に来たと話して和ませ、「そんな私たちは電車の歌も歌っている」という曲紹介から「恋のEXPRESS TRAIN(ピアノver)」をしっとりと。

「カナールの窓辺」「自由に」「パジャマ・パーティー・ナイト」を楽しく聴かせたあと、「トリプル!WONDERLAND」「ねぇバーディア」「光のシュプール」と、終盤にシングル曲を連発。

畳みかけるような構成で盛り上げて、ベテランの貫禄を見せた。

僕は下手の前の方で見ていたけれど、かえぽからたくさんレスが来て、もう幸せすぎたよ。

(セットリスト)

1 新しい恋のうた
2 パーティーについて。
3 恋のEXPRESS TRAIN(ピアノver)
4 カナールの窓辺
5 自由に
6 パジャマ・パーティー・ナイト
7 トリプル!WONDERLAND
8 ねぇバーディア
9 光のシュプール

この後の演者もよく知っていて、ステージを観たこともあったが、いま僕が求めるものは一通り見て満足できたので途中退出。

物販・特典会

何よりも驚いたのはChelipの物販が大盛況だったこと。Chelip売れた!と言っていいのではないだろうか。

もちろん、僕も購入。

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また、Negiccoの握手会は今日も癒された。

特にかえぽとは、会話もリアクションもすごく噛み合うと勝手に思っている。たとえ会えなかった時間が長くても、ブランクを一気に飛び越える感じがするよ(キモヲタですみません)。

ということで、Chelipが大きなステージで長時間のライブができるという実力を確認した「光が丘ガールズポップウェイク」だった。