アイドルネッサンス「関東六県 レコ"初"巡り」@ラスカ平塚

この夏、アイドルネッサンスは「二度目の夏を駆け抜けるネッサンス!!」と銘打って活動している。本日、その駆け抜けるネッサンスの一環である「関東六県 レコ"初"巡り」がスタートした。

初日の今日は、神奈川県の平塚。JR平塚駅と直結している商業施設「ラスカ平塚」3階のスカイ・デッキが会場。僕は、アイドルネッサンス初見の友人を誘っての観覧。

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16時30分の回

会場は屋根のない屋上のスペース。メンバーは15時30分にステージに現れていつものように入念なリハーサルを行い、ラスカ平塚内でフライヤーを配付してイベントの告知を行ってからの登場。夕方の時間帯とは言え、夏の暑い日差しが照り付けている。

屋外のイベントに相応しくSAWAの「Good day Sunshine」でライブスタート。

MCの自己紹介に続いて、ニューシングルの大江千里「夏の決心」と大瀧詠一「Happy Endで始めよう」を続けて披露。

MCでは平塚駅に降りたときに、電車の発車ベルが七夕の歌だったというエピソード。今年は七夕祭りに間に合わなかったけれども、また来年はぜひ七夕の時期に来たいと。

最後に「YOU」「17才」を連続で歌い、メンバーを代表して百岡古宵が「このイベントを通じてたくさんの人にアイドルネッサンスを知ってもらって、もっと大きくなりたい」と意気込みを語った。

初めて見た友人の感想は「きちんとハモっていた」「大江千里の楽曲が最強だった」というもの。なるほど的を射ている。初見の人も十分にアピールするんだなと思った。

(セットリスト)

1 Good day Sunshine
2 夏の決心
3 Happy Endで始めよう
4 YOU
5 17才

18時30分の回

第二部は日没ギリギリのタイミングでのスタート。少し黒い雲が空を覆っている。

最初の曲は、そんな夕方の空を指さしての「空にまいあがれ」。

続いて「Dear, Summer Friend」のサビの振付けのレクチャー。石野理子ちゃんのアカペラに合わせて、「左・右・左左、右・左・右右…上下・上下・上下・上下…」と。

こういうレクチャーがあると新規のお客さんも「なんか取り残された」とか感じることなくファンと一緒にライブを楽しめるので良いと思う。

「夏の決心」から「Dear, Summer Friend」へ。両方の曲ともサビの振付けでの一体感が味わえる。

最後は「YOU」からの「17才」。いやー、この流れは完璧だと思うな。

今度は南端まいなが「行ったことのないところに行って、おいしいものを食べたりしたい」と、この「関東六県 レコ"初"巡り」への意気込みを語る。連日の移動で、しかも移動時間が長く、終了時間が遅いというハードな遠征だと思うが、メンバーがこういう風に楽しみを見い出しながら乗り切ってくれることを願う。

近所に住んでいる別の友人も駆けつけて来てくれたんだけど、数多くのアイドルを見ている彼曰く「「夏の決心」を筆頭にいい楽曲揃いで、楽しめた」と。

確かに豊富な楽曲群は財産だと思う。だが、それに頼らないで、言い換えると、単なるカバーに終わらせることなく、自分達の解釈で新しい息吹を吹き込んで、しっかりと「ルネッサンス」したパフォーマンスで見せてくれるところこそ、アイドルネッサンスの魅力だと思う。

(セットリスト)

1 空にまいあがれ
2 夏の決心
3 Dear, Summer Friend
4 YOU
5 17才

レコ"初"巡りを見る意味

「関東六県 レコ"初"巡り」は、今日8月11日から16日まで連日、神奈川・茨城・埼玉・栃木・千葉・群馬を巡るというちょっとしたツアーにもなっている。

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アイドルネッサンスは、レギュラー公演のときにも、新規の観客を意識したステージを見せてくれる。しかし、このレコ"初"巡りでは、会場周辺の一般のお客さんにフライヤーを配ったり、会場の内外の人に積極的にレスを送ったり、アイドルネッサンスというグループの特徴を丁寧に紹介したり、振り付けをレクチャーしたり、10/4のワンマンの告知をしっかりと行ったりと、いつも以上に地道にファンを拡大しようとする姿勢が見えて、そこにまた心を打たれる。

なかなか東京で見る機会がないという人はこの機会はぜひお勧めだし、東京でよく見ているという人も、メンバーと一緒に遠征気分を味わえるということで、やはりお勧めだと思った。