楽しいことしよう―ドロシー Winter Live Tour 2014 初日・柏

ケンカしてんのもったいない
こっち見て
楽しいことしよう 
(ドロシー「インマイライフ・フォーマイライフ」)

今日からドロシーのWinter Live Tour 2014がスタート。初日は柏PALOOZA。チケットはソールドアウトで当日券もないという人気公演。

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昼公演

OPの出囃子はピアノの高音をベースにした新しいもの。そして、登場したドロシーも白を基調に赤を使った新しい衣裳。

冬らしい「永遠になれ」でしっとりと始まり、昼はおとなしめなのかと思わせたのも束の間、2曲目から「未来への虹」「2 the sky」とアクセル全開。

自己紹介のMCに続いて、新しい衣裳についても触れる。ドロシーは紺が多くて赤はあまりないのだが、着たときに「ドロシーじゃないみたい」と思ったそう。僕もそう思った。

「ストーリー」「Breakin' Through」「ナミダよりもずっと速く」「週末だけのロミオとジュリエット」と爽やかな楽曲を続けて、再び冬らしい「Winter blossom~冬の桜~」へ。これは本当に冬に聴くと心に染みてくる。

テーマMC。このツアーでは年末ということで「今年一番○○だったこと」にするとのことで、初回の今日は「今年一番うれしかったこと」で。

るうちゃん「紅ショウガが食べられるようになったこと」
こうみん「三回海外でライブをやって、ドロシーの魅力を海外で広められたこと」
まりちゃん「成人式用の写真撮影で、カメラマンに笑顔を褒められて、モデルにスカウトされたこと」
かなちゃん「恋の花火のレコーディングでスタッフに褒められて、歌うパートが増えたこと」
みも「5人でライブが出来ること。体調不良で休んでいるときにそれを強く思った」

スカウトされた麻里ちゃんは、「ドロシーリトルハッピーの高橋麻里です!」と言って断ろうとしたが、反応が薄かったので、もっと頑張ろうと思ったそう。

ここからは「それは小さな空だった」「set yourself free」「恋をしてるのきっと」と、しっとりとした曲を続ける。「それは小さな空だった」を麻里ちゃんがソロで熱唱しているときの他のメンバーの顔の表情がまるで女優のそれのよう。ノンストップで「Dear My Friend」「colorful life」までを歌いきった。

ツアーグッズの告知を挟み「Life goes on」「デモサヨナラ」と有名曲を連発し、「諦めないで」で一気にアゲてからの「恋は走りだした」。会場の盛り上がりはここで最高潮に達した。

最後に新しいミニアルバムから「Singing」を披露して昼公演は終了。新旧の楽曲をバランスよく取り入れたセトリ。

ドロシーのライブは「綺麗で整っている」イメージが強いが、今回はラフなテイストを強めてきた。麻里ちゃんのボーカルも音程を意図的に外すフェイクを何度も聴かせた。大胆に殻を破ってきた印象。

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(セットリスト)

1 永遠になれ
2 未来への虹
3 2 the sky
MC
4 ストーリー
5 Breakin' Through
6 ナミダよりもずっと速く
7 週末だけのロミオとジュリエット
8 Winter blossom~冬の桜~
MC
9 それは小さな空だった
10 set yourself free
11 恋をしてるのきっと
12 Dear My Friend
13 colorful life
MC
14 Life goes on
15 デモサヨナラ
16 諦めないで
17恋は走りだした
18 Singing

インターバルを挟んで夜公演へ。

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夜公演

OPの出囃子はピアノの高音をベースにしたものだが、四つ打ちのリズムが被さり、昼公演とは違ったダンスフロアな雰囲気へ。ミラーボールにも光が反射している。ドロシーはミニアルバムのキービジュアルになっている新しい紺系の衣裳。

最初が四つ打ちアレンジの「恋をしてるのきっと」で、その四つ打ちののノリのまま「GET YOU」へ移行。

これはノンストップで四つ打ち大会になるのかと思いきや、また予想をいい意味で裏切る「My Darling」「壊れちゃう 崩れちゃう」で会場を沸かせる。

MCを挟んで「ASIAN STONE」「Singing」「Breakin' Through」「インマイライフ、フォーマイライフ」とドロシー自らの決意を語るような曲が続く。

テーマMCは「今年一番頑張ったこと」。

こうみん「ツボ押し。ネットで見て覚えた。メンバーが疲れているときに使った」
(みもが「足ツボはもういい」と苦々しそうに話していた)
まりちゃん「楽天の試合で国歌斉唱を二度務め、ボーカリストとしていい経験ができた」
るーな「るーなりすととしては勉強を頑張った。これで卒業できるはず(笑)」
かなちゃん「高いところが苦手なのに、BLTの取材で東京タワーとスカイツリーに行った」
みも「髪型を頑張った。ヘアリスト(ヘアスタイリスト)として他のメンバーの分もやって差し上げる」

そして白戸佳奈作詞の「keep on tryin'」。この曲のタイトルの通り、ここからは挑戦するドロシーの時間。

「ジャンプ!」のレゲエ風REMIX、続いて相当懐かしい「Hey boy! Hey girl!」。ここからはノンストップダンスMix。「set yourself free」のMixから「STARTING OVER」をしっとりと聞かせ、再びノンストップダンスMixへ。「恋は走りだした」「nerve」「HAPPY DAYS!」とおなじみの曲に新しい魂が吹き込まれた。

このダンスMixは、新アルバムからの「シークレット」で頂点に立ったような風格を漂わせていた。最後に12/25に追加公演を行うとの告知があり、続いて「ストーリー」を同じくRemixで。

四つ打ちのダンスMixを多用し、ノンストップでパフォーマンスをするステージは、女子流のRoyal Mirrorball MixやTPDのダンスサミットを彷彿とさせた。ドレスのような光沢感の衣装とジュエリーはアダルトなドロシーを演出していた。

メンバーが退場してBGMが鳴り続ける中、ファンからのアンコールが発動されたが、時間切れのせいか実現はしなかった。

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(セットリスト)

1 恋をしてるのきっと(Mix)
2 GET YOU
3 My Darling
4 壊れちゃう 崩れちゃう
MC
5 ASIAN STONE
6 Singing
7 Breakin' Through
8 インマイライフ・フォーマイライフ
MC
9 keep on tryin'
10 ジャンプ!(ラテン風Mix)
11 Hey boy! Hey girl!
12 set yourself free(Mix)
13 STARTING OVER
14 恋は走りだした(Mix)
15 nerve(Mix)
16 HAPPY DAYS!(Mix)
17 シークレット
MC
18 ストーリー(Mix)

昼夜通してどうだったか

昼と夜の内容はだいぶ違うので、これはどちらかを観るだけではもったいない。両方を観て初めてドロシーの全面が見えてくると思う。

過去の成功にとらわれることなく、常に自らを超えようとし、失敗を恐れずに殻を破って全く違う姿を現す。今日の夜公演を観て、その思いを新たにした。「ドロシーってこんな感じ」っていうイメージを誰もが持っていると思うけど、今夜また一歩先に行かれた感じ。

もちろんREMIXが苦手に感じる人もいるだろうけど、僕はきちんとコンセプトが貫かれていると思った。というか、昼と夜に同じアレンジで同じ曲を聴くよりもずっといいと思うし、何よりもこういう新しいことに挑戦する姿勢を評価したい。

特典会

昼公演後には握手会があり、僕はツアーのTシャツを買って新衣装でチェキ撮影。

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夜公演後にはミートアンドグリートがあり、物販購入時のドロシーポイントで応募したが、ハズレた。当選者2名だったらしい。相当な幸運の持ち主だろう。

今後のスケジュール

今日発表になった新宿を入れると、あと6か所、10公演。次に僕が行くのは12/13の京都の予定。

12/7  名古屋(昼夜)
12/13 京都(昼夜)
12/14 大阪(昼夜)
12/21 仙台(昼夜)
12/25 新宿(夜)
12/30 川崎(夜)