ドロシー「circle of the world」リリイベ最終日@ヴィーナスフォート教会広場

誰のレッテルか知らないけど 私を甘く見ないで
ドロシーリトルハッピー「Breaking through」)

14:00の部

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ミニアルバム「circle of the world」のリリースイベント最終日。
14:00と17:00の2回だが、ヴィーナスフォートに到着したのは14:00の回の終盤。遅れて行った自分が悪いのだが、既に黒山の人だかりで、遠くからでしかドロシーの姿を見ることはできなかった。
とにかく会場の熱気が凄い。

(セットリスト)

1.ASIAN STONE
2.Singing
3.Winter Joy
4.インマイライフ・フォーマイライフ
5.シークレット
6.週末だけのロミオとジュリエット

教会の扉を開いて登場し、「新しい世界の扉をこの手でいま開くよ」と歌いだしたのかと思うと胸が熱い。そこからは5曲続けてニューアルバムの曲。

有名曲に頼らず、マンネリズムに陥らず、あくまで自分達がいま届けたい歌を届ける―そんなドロシーの強い意思が垣間見えるセトリ。

特典会では、お楽しみBOXで「ポスターお渡し」を引き当てる。佳奈ちゃんのところに行って、最近の「生メール」のことなどを話す。生メールってこういうときのネタとしていいと思う。

17:00の回

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教会の扉から厳かにステージに現れたドロシーは、今度は「Winter Joy」で楽しく軽快にステージを始める。続けて「2 the sky」。会場の運営から「ジャンプは厳禁」とのアナウンスがあったが、それでもあえてのチョイス。ドロシーやるな。

自己紹介のMCがあり、その中で佳奈ちゃんが「自分が作詞した曲がこのアルバムに2曲入っている」という紹介があって「Breaking through」と「シークレット」を。

「Breaking through」は、「おとなしい」と思われがちなドロシーのイメージに対するアンチテーゼだと思って聴いている。

続く「シークレット」では、相変わらず、Cメロの「キミで溢れてなきゃ 心配になるのよ」のところが好きすぎて、激しくも悩ましいダンスを見ている。はぁ、好き。

「インマイライフ・フォーマイライフ」から告知のMCを挟んで、アルバムのリード曲「それは小さな空だった」を。

荘厳な建物、幻想的な照明、多めの残響。ただでさえ、ミュージカルのような振付や表情のドロシーだが、繊細な歌唱と相まって完全に総合芸術だった。会場柄、バックトラックの音量を絞ったせいか、ボーカルのマイクが相対的に大きく聞こえ、麻里ちゃんの繊細なボーカルのニュアンスがしっかりと伝わってきた。

「それは小さな空だった」を聴きながら「僕はいま日本で最上級の舞台を観ている」と思っていた。これが無料とかとんでもないな。

終演後、ドロシーが退場しても拍手が鳴りやまず、急遽、アンコールが行われた。「恋は走りだした」。ジャンプ厳禁なのに攻める攻める。

(セットリスト)

1.Winter Joy
2.2 the sky
MC
3.Breaking through
4.シークレット
5.インマイライフ・フォーマイライフ
MC
6.それは小さな空だった
(アンコール)
en.恋は走りだした

リリイベからツアーファイナルへ

「無料ライブ」という触れ込みに大勢の人が集まり、各部とも6曲(2回目はアンコール+1)の充実したステージだった。

MCでも、会場脇のお店にいる人に声をかけたり、初見の人にも分かりやすいよう、自己紹介や告知を丁寧にしていた。

そして、両部とも無料ライブの終演後にはCDを求める行列が長く作られていた。握手会の待ち時間にライブ映像を流しているのもドロシーの魅力を多くに人に伝えるという観点で大いに意味があった。リリイベ最終日はこうあるべきだというお手本のような姿勢だった。

明後日30日には、川崎CLUB CITTAにて、Winter Tour 2014のファイナル。佳奈ちゃんいわく「去年のCITTAよりも、今年9月のZepp DiverCityよりも、いいライブにする」と。

いや、両方とも凄くいいライブだったのに、それよりもさらにいいライブにするのは容易ではないと思うけど、大丈夫? と思わず口に出して言いそうになったけど、ドロシーを甘く見てはいけない。きっと、ドロシー史上最高のライブになるって信じている。

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