深みのある映像―『スター・ウォーズ』BD(2)(EpisodeV『帝国の逆襲』)

スター・ウォーズ』EpisodeV『帝国の逆襲』のBDを観た。一応、以下ネタバレ。

BD化の恩恵は、EpisodeIVとは段違い。映像はクリアなことはもちろんだが、暗部にも深みがある。ヨーダの下でルークが修行する場面は、記憶の中とは別次元の臨場感を伴って目の前に現れてきた。

音声も、前作とは違って台詞と効果音の分離が良い。特に宇宙空間での戦闘で宇宙船が縦横無尽に移動するところや、ルークとダースベイダーがライトセイバーで戦う場面の剣のうねりがものすごい迫力。

物語的にも大いなるカタルシスが得られるというよりは、あくまでEpisodeVIに向けた展開を担うという位置付けであり、この作品だけを取って論じるべきものではない。だが、初めてダースベイダーのテーマが使われるところを含めて、素晴らしい映像や音声というスター・ウォーズのイメージが固まったのは、このEpisodeVということになるのではないか。

その作品を、これだけクリアで情報量の多い形で鑑賞できるのは、BDの恩恵以外の何物でもないと思う。

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]