高校に入学したとき、同級生がミニコンポをねだるのを横目に、シンセサイザーを買ってもらった。KORG Mono/Poly。
4VCOのモノフォニック・シンセサイザーとしても、4ボイスのポリフォニック・シンセサイザーとしても使用可能という触れ込みだったが、ポリフォニック・シンセとしての使い勝手としては、4ボイスは「左手ベース単音+右手3音までのコード」が限界で、いまひとつ。逆に「シンクロ」や「クロス・モジュレーション」を使って分厚い音色が作るモノフォニック・シンセとしては歴史に残る名機だと思う。
DS-10は、あの頃のアナログシンセサイザーをいじる楽しさを思い出させてくれると同時に、デジタルのシーケンサーによる自動演奏の喜びを与えてくれる素晴らしいソフトだと思う。
DSのソフトとしてこれを作ったのは驚異的だと言える。付属の説明資料だけでは十分に活用できないくらいのポテンシャルを秘めているので、開発秘話やら裏技の載ったこの教則本を買うことで、より熱く、より巧みにDS-10を使いこなしたい。
KORG DS-10 performance guide book
- 作者: 村上俊一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 11人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
ワイヤレス通信機能を使ったデータ交換やシンクロ演奏もできる。そのうち、DS−10オフ会で「シンクロ率400%」なんてこともあるかもしれない。まあ、オッサン同士だろうけど。