ハコイリ♡ムスメ「月曜定期公演~ハコムスペナントレースNEXT~」vol.1 (70年代)@ AKIBAカルチャーズ劇場

2014年夏の結成以来、毎年4月に新メンバーを迎えていたハコイリ♡ムスメ。

今年は初めて新メンバーが加わらない春となった。

理由は、7月の初ワンマンを控えて現メンバーでのパフォーマンスに磨きをかけることを優先したため。

ということで、8人のメンバーが2組ずつのユニットに分かれてパフォーマンスを競う「ハコムスペナントレースNEXT」が始まった。

今回は、全6回の公演を「70年代」「80年代」「90年代」「00年代」「10年代」「ユニットオリジナル曲発表」と分けていて、毎回観客の投票によってポイントを競うものになっている。

全員での歌唱「乙女はびっくり箱」を歌うと、自己紹介・公演の説明に続いて、いよいよ各組のパフォーマンスへ。

Sweet Dream(阿部かれん・戸羽望実)

トップバッターは、今春大学生になった阿部かれんと中学生になった戸羽望実のコンビ。コンセプトはsweet。

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「今日カラダはってます!」とMCで叫ぶくらいの黄色の衣装の阿部。スタイルの良さが際立つ。

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ビビッドなピンクの衣装の戸羽。スーパー小学生からスーパー中学生へ。

楽曲は荒井由実の「ルージュの伝言」、そして南沙織の「17歳」(音源は、森高千里カバーバージョン)。

いきなりステージを飛び出して、両脇の通路でパフォーマンスし、中央の通路からステージに戻るという演出。

ハコムスではこういうダイナミックな演出は珍しいけれども、すごく印象的だった。

green flower(吉田万葉・寺島和花)

続いては、中三同士のコンビ。コンセプトはpop。

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レトロな花柄ワンピースをオシャレに着こなす吉田万葉。

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外ハネヘアでノスタルジィを掻き立てる寺島和花。

ファッショナブルな雰囲気に加えて、太田裕美木綿のハンカチーフ」での情緒ある歌唱、オリジナルの振り付けをオマージュしつつ自分たちで考えたダンスを披露した大場久美子「スプリングサンバ」での賑やかさ。

対照的な2曲を曲想に合わせて歌い分けた。

途中、歌詞が怪しくなりそうな箇所を相方がカバーする光景も、チームワークの良さを感じさせた。

ぷりんせすれいんぼぅ(井上姫月・塩野虹)

見た瞬間から「70年代アイドル!」とすぐわかる中二コンビ。コンセプトはcute。

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ツンデレフレーバーの井上姫月。

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ブリブリ(死語)な雰囲気満点の塩野虹。

キャンディ・キャンディ」からのキャンディーズ「年下の男の子」という冗談みたいなキャンディつながりのセトリだったが、内容は完璧。

好対照な二人だが、パフォーマンスが不思議な化学反応を起こしていた。

PEACH★STAR(我妻桃実・星里奈)

JKコンビ。コンセプトはcool。

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ユニセックスで時代を超えた装いがはまっている我妻桃実。

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上下デニムに黒髪・ロング・ストレートという70年代ファッションが似合う星里奈。

山口百恵「ひと夏の経験」では、迫力のある低音を聴かせ、杏里「オリビアを聴きながら」では、椅子を効果的に使って演劇的な表現を見せてくれた。

座っていた場所のせいで顔がよく見えないところもあったけれども、それでも身体の表現だけでも伝わるものがあった。

劇団ハコムスの「ちいさなBreakin' my heart」的な切なさを感じさせるパフォーマンスは、トリに相応しかった。

ここで観客の投票を集計している間に「VIVA!トロピカル・サマーウォーズ」を全員で歌唱。

バトルというか戦いの歌。

この曲も去年の夏からワンランクはパワーアップした感じで聞こえてきた。

結果発表

今回の一位は、ぷりんせすれいんぼぅ。

世界観がしっかりしていたし、パフォーマンス的に危ういところが全然なかった。

ちなみに僕が投票したのはSweet Dream。

阿部かれんの衣装に釣られたというか、その意気に敬意を表してということで。

結果は4位だったけれど、今後伸び代のあるユニットだと思った。

特典会

特典会はユニット撮影へ。

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攻める阿部かれんちゃん、受ける戸羽望実ちゃん。

かれんちゃんの頭のてっぺんから足の先まで撮ろうというショット。

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レトロが新しい吉田万葉ちゃんと寺島和花ちゃんのPOPな二人をPOPに撮影。

こんな美少女コンビが70年代にもいたのだろうか。。。

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最後は、クールな雰囲気の我妻桃実ちゃんと星里奈ちゃん。

この二人はカメラを向けてシャッターを切ると、すっと世界に入って行くのが分かるので、撮っていて楽しかった。



ということで、ハコムスペナントレースNEXT。

月曜日の夜ということで、仕事や学校で行きにくい人もいるかもしれないけれど、個人的にはライブも楽しいし、撮影しても楽しい好企画。

ワンマンに向けての成長を見る楽しみもある。

6月までの期間限定企画なので、できれば全通したい。


(セットリスト)

1 乙女はびっくり箱

阿部・戸羽
2 ルージュの伝言
3 17歳

吉田・寺島
4 木綿のハンカチーフ
5 スプリングサンバ

井上・塩野
6 キャンディ・キャンディ
7 年下の男の子

我妻・星
8 ひと夏の経験
9 オリビアを聴きながら

10 VIVA!トロピカル・サマーウォーズ

IDOL NEWSING LIVE 5@代官山LOOP

新年度に入って進学・進級したアイドルを見に「IDOL NEWSING LIVE 5」へ。

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前回の「IDOL NEWSING LIVE 4」は、アイドルネッサンスとハコイリ♡ムスメというAKIBAカルチャーズ劇場の新人公演の同期が同時に出演して良イベだったので、今回も出演メンバーを見てすぐにチケットを購入した。

物販・特典会

物販は事前にハコムスと桜エビ〜ずが実施。

ハコムスは、今日から中学3年生の吉田万葉ちゃんの「3」チェキを。

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桜エビ〜ずは、アルバムを買って、今日から中学生になった芹澤もあちゃんと久しぶりに2ショット。

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iPhone Xのポートレードモードで撮ったんだけど、「携帯が同じ!」って言ってくれた。やった!


桜エビ〜ずの特典会はいつものように藤井校長がテキパキ仕切っていて気持ち良い感じ。

特典会の様子を、エビ中ファンのハコムスメンバー、わかちゃんとなーちゃんがチラチラ見ていたのが印象的だった。

ハコムスの特典会の締めは我妻桃実ちゃん、エビ〜ずは水春ちゃんがやっていたんだけど、うまくまとめにいくぽにょと、エイプリルフールネタのコントを連発していく水春が、ある意味対照的で面白かった。

特典会だけで元取った気分。実質無銭←

桜エビ〜ず

トップバッターは桜エビ〜ず。

スタダの中では、いぎなり東北産と同期で公式ライバル。

熱いライブをするグループで大好きなんだけれど、単に沸くだけではなくて、情熱をきちんと伝えてくる。

ファンも大勢来ていて、最初の「みしてかしてさわらして」から、ステージとフロアの一体感が凄く、沸騰したような雰囲気に。

関係者エリアでは、藤井校長の隣でわかちゃんとなーちゃんが真剣にライブを見学していた。

終盤の「わたしロマンス」の盛り上がりの後、最後に「Believe」をじっくり聞かせる演出に感動したし、やっぱりこの曲で泣いてしまった。

僕が初めてエビ〜ずのライブで「Believe」を観たのは2016年だけど、その頃からさらに表現力が増しているし、チームとして一体感が出ていると思った。

トップバッターがこれって凄いなというくらいのパフォーマンスだった。

(セットリスト)

1 みしてかしてさわらして
2 タリルリラ
3 エヴィ・バディ・ワナ・ビー
MC自己紹介
4 急なロマンティック
5 わたしロマンス
6 Believe
MC告知

ハコイリ♡ムスメ

エビ〜ずの熱気冷めやらぬ中で、次はハコムス。

ここで浮き足立ったりしないところが今のハコムスの凄いところ。

フロアに残った熱量を上手く取り込むような形で自分たちの空気を作り「はんぶん不思議/CoCo」「少女時代/斉藤由貴」を2曲連続で。


ハコイリムスメ「はんぶん不思議(CoCoカバー)」MV

はんぶん不思議」は知名度も高いようで、イントロが始まったところでフロアからいい反応を得ていた。

続いて自己紹介。

全員一つずつ学年が上がったのだけれど、卒業・入学組の自己紹介への「反応」が面白かった。

「大学一年生、阿部かれんです」
おおおお
「中学一年生、戸羽望実です」
ざわざわざわ
「高校一年生、星里奈です」
おおおお

のんちゃんの時の「ざわざわ」は、中学一年生に見えないからなのか、「あのスーパー小学生もついに中学か」というため息なのか、神のみぞ知る、という感じ。

春を感じさせるオリジナル曲「微笑みと春のワンピース」、四季を歌う「Winterスプリング、Summerフォール」。

そしてお馴染みの塩野虹の泣き真似からの「哀愁のカルナバル」(河合その子)、「陽春のパッセージ」(田中陽子)。

オリジナル曲とカバー曲を織り交ぜながらも独自の世界を見せるハコムスの「強さ」を感じるライブだった。

現在の8人体制になってまだ10日くらいだが、全くブレることがない上に、高校受験を終えて復帰した星里奈が、以前の舞台勘を取り戻すどころか、声量においても、ダンスのキレにおいても覚醒している感じになっている。

ハコムスを見続ける理由がまた一つ増えたーそんなライブだった。

(セットリスト)

1 はんぶん不思議/CoCo
2 少女時代/斉藤由貴
自己紹介*
3 微笑みと春のワンピース/ハコムス
4 Winterスプリング、Summerフォール
告知
5 哀愁のカルナバル/河合その子
6 陽春のパッセージ/田中陽子
(*進学・進級後初自己紹介)


ハコムスを見終えたところで、予定があるため会場を後にした。

大好きな桜エビ〜ずとハコムスのライブを30分ずつ堪能できたし、両方のグループとも感動的なパフォーマンスを見せてくれたので、足を運んだ価値は十分にあった。

WHY@DOLL 浦谷はるな 23歳生誕ライブ(第1部)@ 渋谷SPACE ODD

自分が好きなものは友人に勧めたいので、音楽に関しては音源(CD)を配布したり、現場をお勧めしたりしている。

逆もそう。

友人から勧められた現場には行くし、ありがたいことに音源を頂くことも少なくない(全部PC経由でiPhoneに取り込んで聴いている)。

昨日は、ハコムス野外音楽会「柳♡箱 SPRING PARTY 2018」で久しぶりに会った友人に、「明日時間あったらほわどる来ませんか?」と勧められたので、渋谷のSPACE ODDに行ってきた。

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今日は、浦谷はるなさんの23歳の生誕ライブということで、ファンによるメッセージ幕が掲げられていた。

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OPSEで登場した二人は、トップスに生誕Tシャツ(ラグラン袖)、ボトムスにスカートという出で立ち。

1曲目の「Tokyo Dancing」が始まると、ファンが一斉にメンバカラーの黄色のサイリウムを点灯させる。

続けて「Magic Motion No.5」。

僕が初めてほわどるの単独現場に行ったのは、2014年8月。

この「MM5」のリリイベだった。個人的には凄く思い出深い曲。

自己紹介と軽妙な掛け合いの後は、「マホウノカガミ」「曖昧MOON」「ベクトル」「セツナSHOOTING STAR」。

このSPACE ODDはフロアの天井からミラーボールが下がっているんだけれど、ほわどるのディスコ・ソウル・ファンクなレパートリーはこの会場の雰囲気によく似合う。

「恋はシュビドゥビドゥバ!」「Promises, Promises」「キミはSteady」。

楽曲に合わせて、フロアではクラップやコールも起きて、「アイドル現場」的な盛り上がりがあるんだけれども、一体感みたいなものを押し付ける雰囲気は皆無。

とても、アットホームで温かい雰囲気。

曲の合間にはーちゃんが、「今回の生誕グッズはデザインにこだわった」「アンコールだけしか着られないのはもったいないので最初から着てみた」「他のアイドル現場にも着ていける」「でも長袖はちょっと暑い(笑)」とユーモアを交えたMC。

このMCはほわどるの魅力の一つだと思う。

「ここからライブも終盤です」というMCの後、「shu-shu-star」「CANDY LOVE」。

ちはるんからの「お誕生日おめでとう!」のメッセージからの「菫アイオライト」「Blue Summer」。

横ノリの曲と縦ノリの曲が絶妙にブレンドしているのも、ほわどるのレパートリーの豊かさを示している。

ここでメンバーが退場すると、アンコールが発動。

ステージにメンバーが再登場し「秒速Party Night」を歌い始めると、今度は、フロアの上からスマイルマークの描かれた黄色い風船がたくさん降ってくる演出。

これもファン有志によるもの。

ここまで全16曲。約2時間。

夜には生バンド演奏による第2部も控えていたが、全く出し惜しみのない第1部だった。


誘って頂いた友人には、お礼がわりにハコムスの旧譜CDを7種ほど差し上げ、またどこかでと言って別れる。

あまり頻繁に通っている現場ではないけれども、開演前・終演後には楽曲派の知り合い4、5人にも会えたし、これからも折に触れて通いたいなと思った。

いい生誕ライブだった。

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(セットリスト)

0 OPSE
1 Tokyo Dancing
2 Magic Motion No.5
MC
3 マホウノカガミ
4 曖昧MOON
5 ベクトル
6 セツナSHOOTING STAR
MC
7 恋はシュビドゥビドゥバ!
8 Promises, Promises
9 キミはSteady
MC
10 shu-shu-star
11 CANDY LOVE
MC
12 菫アイオライト
13 Blue Summer
(アンコール)
en1 秒速Party Night