AIS-Scream vol.16〜つなぎつながり〜@AKIBAカルチャーズ劇場

昨年の新人公演で準優勝し、10月からAKIBAカルチャーズ劇場で月一定期公演を勝ち取ったAIS。

4〜6月は毎週金曜日で公演を行ったが、メンバー揃っての出演や、毎週の企画の差別化で困難を感じる局面が多く、結果的に集客面でも苦労するライブが多いように見受けた。

6月30日の宮本茉凜の兼任解除ライブを最後に、AKIBAカルチャーズでの定期公演はなくなったかに見えたが、この9月から復活。

復活初回となる今日の公演のサブタイトルは「つなぎつながり」。

かつてアイドルネッサンスが着用したつなぎ衣装での公演。

f:id:SHARP:20170911111513j:plain

入場時には、メンバー手描きで数字の入ったポストカードをもらえた。

記念すべき今日の公演がなぜつなぎ衣装かというのは、あまり説明がなかったような気がするけれども、この衣装のもつ「泥臭さ」「根性」みたいな雰囲気は、AISの辿ってきた苦労の軌跡と親和性が高いのかなと勝手に解釈。

f:id:SHARP:20170911111154j:plain

今日のスタートは、宮本の兼任解除前に歌われた「約束の場所」から。

橋本リーダーの7人体制でリスタートを切るという意気込みが感じられる。

新カバー曲は、HALCALIの「マーチングマーチ」。

この曲自体はキャッチーで魅力のある曲であるし、カバーを望むファンの声もあったみたいだけれども、今のタイミングでAISのレパートリーに追加する意味というか、<物語>は僕には今ひとつ分からなかった。マーチだから「前進あるのみ」っていう意気込みなのかな、とこれも勝手に解釈。合っているかどうかは分からない。

そこからノンストップで「バペピプ♪パピペプ♪パぺピプポ♪」「桜並木道」「I NEED YOU」「レントゲン」「ICE CREAM MAGIC」「こいしょ!!!」…

6曲ノンストップまで来たところで、今年5月5日の結成一周年ワンマンに並んだと気付いた。

今日はそこで終わることなく、さらに「マジグッドチャンスサマー」「それだけなんだけど」。

AIS初の8曲連続。


そういえば、アイドルネッサンスもMCなしの連続ライブを得意としていた時期があった。

個人的にはノンストップなら凄いという風には思っていないけれども、「ICE CREAM MAGIC」「こいしょ!!!」あたりでは連続ならではの高揚感を味わうことができた。

そしてエンディングは「ZETTAI」。

AISは、ここAKIBAカルチャーズ劇場で今回も含めて7回の定期公演を予定していて、ナンバリング入りのポストカードを1000枚用意しているそう。その1000枚が配り終えたら初のワンマンライブを開催するという発表がなされた。

1000割る7は143。

平均143人の動員が目処という計算になる。

これは高すぎるということはないが、決して容易でもないというレベル。

毎回毎回人を呼ぶには、何らかのストーリーというか<物語>が必要になるだろうな、と直感的に思った。


AISのメンバーは夏のフェスなどで他のアイドルを研究していて、特に昨年デビューの同期・Task have Funの最近の盛り上がりからは、良い意味で刺激を受けたように見受けられる。

名前は挙げないけれども、他にも昨年デビューの同世代アイドルグループで人気を高めているところがいくつかある。


高い目標を掲げて、強力なライバルたちに立ち向かっていくAISの今後の健闘を祈りたい。

(セットリスト)

1 約束の場所
2 キャプテンは君だ!
3 ココロのちず
MC
4 マーチングマーチ/HALCALI (初披露)
MC
5 バペピプ♪パピペプ♪パぺピプポ♪
6 桜並木道
7 I NEED YOU
8 レントゲン
9 ICE CREAM MAGIC
10 こいしょ!!!
11 マジグッドチャンスサマー
12 それだけなんだけど
MC
13 ZETTAI

ハコムス宝くじ「ハコくじ」(第4弾)抽選会@ WALLOP押上スタジオ

ハコムスの宝くじ「ハコくじ」の抽選会に行ってきた。

「ライブのプレミアムシート」「メンバーのボイスメッセージ」「レコーディングの見学」などの賞品が当たるくじで、一口500円。

今回の個人的な目玉は、好きなメンバーが好きな歌をCDにしてくれる「ジュークボックス賞」。

毎回、いろいろと魅力的な賞を用意しているのでついつい頑張っちゃうんだけれど、個人的には、活動の支援につながる「変形クラウドファンディング」だと思っている。

今日は、購入者の中から30名が、WALLOP押上で行われる公開抽選会に招かれた。

f:id:SHARP:20170904115653p:plain
FUJIFILM X-T1 + XF16-55mm F2.8 R、以下同様)

受付時に入場番号をランダムで割り当てられるのだけど、なんと3番で最前へ。

「ここで運を使っていいのか、俺」っていう気分もありつつ、小さめのスタジオの最前は素晴らしい眺め。

抽選会は、ライブ3曲の合間に抽選を挟む進行で、透明プラスチックでできた箱に入った紙の中から、メンバーが壇上で一枚ずつ引いて行くというスタイル。

リーダーの我妻桃実ちゃんが仕切る中、4期生の寺島和花ちゃんが進行を先取りするようにテキパキと動いていくのが印象的。

f:id:SHARP:20170904115949p:plain

抽選箱の手を入れるところが高くて、井上姫月ちゃんが背伸びしそうなギリギリだったのはかわいかった。

f:id:SHARP:20170904120428p:plain

吉田万葉ちゃんの個人賞的なものも狙っていたけれど、残念ながら外れてしまった。

f:id:SHARP:20170904120209p:plain

同じ人が同じ賞の抽選に複数回選ばれることもあり、その場合、追加でメンバーがくじを引くんだけれど、何度も同じ人が当たることがあって、ぽにょが「お強い」とか「ラッキーボーイ」とか言って盛り上げていた。

会場にいる人は大口購入者が多い印象だったが、会場に当選者がいないときは、生中継のカメラの向こうにいるであろう当選者に向かって「おめでとうございます!」とメンバーがコメント。

そんな感じで進行して、最後の賞まで1時間くらい。

f:id:SHARP:20170904120856p:plain

最後にメンバー全員との握手会。

この時点で自分には当選がなく、運を使い果たしていたかと思って帰宅したら幸運が。

希望していた「♡賞(レコーディング見学&メンバーと昼食)」で重複当選者がいたため、再抽選の結果、追加枠に当選。

f:id:SHARP:20170904122017j:plain

楽曲派()を名乗る以上、レコーディングの場面は押さえて置かなくてはならない。

…というのはともかく、前回の宝くじはダンスレッスンを見学する賞に当たったので、こういう見学モノとは縁があるのかもしれない。

(前回レポート)
sharp.hatenablog.com

ということで、ハコムス、これからも応援していきたいなと思うハコムス宝くじ抽選会だった。

歌謡選抜フェスティバル@新宿LOFT

新宿LOFTで開かれた「歌謡選抜フェスティバル」に行ってきた。

f:id:SHARP:20170903150146j:plain

野佐怜奈

オープニングアクトは、野佐怜奈。

僕にとって彼女は、歌謡曲というよりはサブカルの人で、以前、タルトタタンのヘルプで入ったりという活動を見てきた。
今回は、歌謡選抜ということで、小泉今日子の「艶姿ナミダ娘」ほかを黒いワンピースで披露。
最前のセンターで見てたので直撃のレスが来てびっくりするやらうれしいやら。
独特の気高いオーラは相変わらずだった。

東京ブラススタイル

東京ブラススタイルは初見。

ブラス7人に、ベース・ドラム・キーボードを加えた10人編成。

生演奏の音圧とかグルーブ感っていいなあと思った。

伊藤美裕

僕のイメージする「ザ・歌謡曲」っていう出で立ちで、貫禄を感じさせるステージ。

サイトを見たら日本コロムビア所属で、MVの中には結構現代的な美術のものもあって、イメージの違いに驚いた。

ハコイリ♡ムスメ

星里奈ちゃんが学業のため欠席で6人編成。

「歌謡曲」好きの客層を意識してか、「夏休みは終わらない」(おニャン子クラブ)、「水平線でつかまえて」(三浦理恵子)と90年前後のカバーソング、そして、その時代のポップスのフレーバーの香るハコムスオリジナル曲の「真夏の恋のファンファーレ」。

最後は、チェキッ娘の「海へ行こう」(チェキッ娘)。

チェキッ娘の曲で締めたのは、この直後の下川みくにとのコラボへの布石だろう。

アイドルフェスとは全然違う客層・雰囲気だが、ハコムスの魅力をしっかりと見せるいいライブだった。

(セットリスト)

1 夏休みは終わらない/おニャン子クラブ
MC
2 水平線でつかまえて/三浦理恵子
3 真夏の恋のファンファーレ/ハコムス
4 海へ行こう/チェキッ娘

下川みくに

チェキッ娘の活動からソロに転じ、アニソンのフィールドで活躍する下川みくに

Zガンダムの主題歌だった「水の星へ愛をこめて」から始まり、オリジナルの「Alone」などを歌唱。

じっくりと聞き入ってしまうようなステージだった。

下川みくに × ハコイリ♡ムスメ スペシャルコラボ

下川みくにが、ハコムスを招き入れる形でスペシャルコラボ。

曲は、チェキッ娘の「はじまり」。

歌い出しの吉田万葉は堂々としてたし、メンバーのフォーメーションも完璧。

落ちサビの下川みくにのボーカルの表現力は圧巻。

素晴らしいコラボだった。

MCでは「チェキッ娘の歌をハコムスさんが歌ってくれているのをうれしく思っていた」とか「チェキッ娘のメンバーとは今でもラインしていて、今日ハコムスさんと一緒に歌うんだって言ったら、いいねって言われた」とか、ぐっと来るようなエピソードも聞けた。

このコラボが見られただけでも来た甲斐があった。

姫乃たま

町あかり提供楽曲が多く、直後のコラボも含めて、歌謡曲っていうよりも「地下アイドル」っていう感じのライブだった(いい意味で)。

この日はイベント全体の司会も務めていて、ライブでのMCの上手さは突出していた。

町あかり

最新のアルバムからの楽曲が多めのステージ。

天才というか奇才というか分からないけれど、とにかく才能の塊のようなアーチスト。

もぐら叩きのハンマーを使ったダンスも軽妙で、ファンと一体になったライブは、この日のまったりしたイベントの雰囲気に合っていた。

半田健人

歴代の平成仮面ライダー主演俳優たちは実にいろんな道へ進んだけれど、時代に媚びることなく、独自の道を進む半田健人

今日のライブを全部見ることはできなかったけれど、雰囲気のある佇まいで、まさに「昭和」のテイストの色濃い歌謡曲や和製シャンソンを歌う彼の姿は、この目に焼き付いた。

歌う姿がため息が出るほど美しく、できれば特典会とかも行きたかったな。

また機会がありますように。

こんな感じ。このあと、はやぶさ平山みきの出番だったが、自分のスケジュールの兼ね合いでここまで見て退場。

量産されるアイドルフェスとはまた違った独特のコンセプトのレアなイベントだった。

特典会

特典会はハコムスへ。

シートのあるコーナーでの特典会。

レアな「座りチェキ」が撮れた。

f:id:SHARP:20170903154443j:plain

吉田万葉ちゃんと、アーバンでスタイリッシュな2ショットチェキ。

たまにはこういうのもいいよね。