春夏のハコムスと、秋冬のハコムス、どっちが好きですか?
僕は両方好きです。
今日の公演は2015年の秋冬公演を再現したもの。
夏にハコから飛び出したハコムスがハコに還った公演。
今やRYUTistもカバーする名曲「さよならのプリエール」を初の秋冬オリジナル曲として披露し、切ないバラード系のカバー曲を中心にセトリを組んでいた時期。
当時とはメンバーが半分以上入れ替わっているが、その後加入した3期・4期がどのような雰囲気で演じるのか、というのが今日の見所。
最初に「ロマンスは偶然のしわざ」(新田恵利)、自己紹介に続いて、来月のカバーアルバムに収録される「少女時代」(斉藤由貴)、「ゆっくりと好き」(ribbon)。
「ゆっくりと好き」は豊かな表現力を求められる作品で、最近のライブではなかなか聴けないものだったが、今のメンバーでのパフォーマンスもいい!
当時をエピソードで回顧する「ハコムス思い出のアルバム」。
鉄戸さんが交通事故にあって救急車で運ばれた時にお姉さんが撮った写真がラインで回ってきたとか、かれんちゃんがリリイベでステージから落ちた場面でぽにょが衝撃を受けたとか、いかにもハコムスらしいお茶目なエピソード。卒業したメンバーに関する思い出話も楽しい。
そしてユニット曲。
まずは、我妻・井上・塩野による「深呼吸して」(渡辺満里奈)。
当時はバックにいたぽにょがセンターでリードボーカルを取る姿に胸が熱くなる。
続いては、吉田・寺島のJC2コンビによる「落ち葉のクレッシェンド」(河合その子)。
この二人、息の合い方も見事だし、表情が演劇的でいいんだよね。万葉の成長にも目を見張るけど、それについていくわかちょも凄い。
最後は、鉄戸・阿部コンビによるテンダー・レイン(高井麻巳子)。
これは当時と同じ組み合わせだったけど、長い間聴けなかったレア曲なのでうれしかった。こういう曲は”失恋の女王” みおてつどにぴったり。
終盤は「さよならのプリエール」。
3期生・吉田万葉ちゃんの、曲想に合わせた切ない表情が素敵。
これこそハコムス、という感じ。
こうやって、ハコムスの「魂」とでもいうべきものが、しっかりと受け継がれていくのを見るのはうれしいというか。
ラストはCoCoの「Moonlight Express」。
夜の更けていく中で幻想の世界へ向かう列車に乗っているような気分を味わえた。
夏のハコムスは大勢の人数で盛り上がるような高揚感があるんだけれども、秋冬のハコムスは一人で夜更けまでお気に入りの映画を見ているような感じというか。
「沸くばかりがライブではない」というのを、秋冬のハコムスは教えてくれるんだよね。
今日も心が満たされた。
終演後は握手会からメンバー個別撮影会へ。
吉田万葉ちゃん。
14歳になって初めての撮影。ぐっと大人っぽく、美しくなってきた。
(FUJIFILM X100F、F2.0、SS 1/125、ISO640)
(FUJIFILM X100F、F2.0、SS 1/140、ISO400)
鉄戸美桜ちゃん。
パーソナルな感じが出したくてコンデジで寄って撮影。
(FUJIFILM X100F、F2.0、SS 1/150、ISO400)
秋冬の夜らしい雰囲気が残せたかな。
(セットリスト)
1 ロマンスは偶然のしわざ
MC
2 少女時代
3 ゆっくりと好き
「ハコムス思い出のアルバム」
4 深呼吸して(我妻・井上・塩野)
5 落ち葉のクレッシェンド(吉田・寺島)
6 テンダー・レイン(鉄戸・阿部)
MC
7 さよならのプリエール
8 Moonlight Express