アイドルネッサンス「対するネッサンス!!」(対・寺嶋由芙)@下北沢GARDEN

11月6日に過去最大キャパ・Zepp DiverCityでのワンマンを控えたアイドルネッサンスは、先輩アイドルとの2マンの自主企画「対するネッサンス!!」の実施を発表。

PASSPO☆、チャオ ベッラ チンクエッティ、Negiccoに続き、2マンの相手として最後に発表されたのが寺嶋由芙。ゆっふぃー自身のShowroomの番組にアイドルネッサンスのメンバーが出演する形で楽しく発表され、当日の盛り上がりが大いに期待されるブッキングだった。

そして、当日。

f:id:SHARP:20161003053358j:plain

開演時間にはアイドルネッサンスメンバー全員がステージに登場。
ワンマンを前に先輩アイドルからいろいろなものを吸収したいが、ゆっふぃーからは「全人類に愛される魅力」を学びたいとリーダーの新井乃亜が語る。
また、宮本茉凜からは、昼の部で盛り上がりすぎて、脚を痛めたので今日はポジション固定になるというお詫び。

そして、ゲストのゆっふぃーと入れ替わる。

寺嶋由芙

デビュー曲にして代表曲の「#ゆーふらいと」。そして、楽曲的に80年代のアイドル全盛期の懐かしさを感じさせる「ふへへへへへへへ大作戦」。
登場した瞬間から、会場内のが癒されるような空気が満ちる。

アルバムを発売したばかりというMCに続き、そのニューアルバムから「わたしになる」「まだまだ」。
今年の夏フェスでもよく聞いた最新型のユッフィー。スタイルがブレることなく、活動を続けているのがゆっふぃーの凄さだと改めて思わされる。

そして、期待していた「岡村靖幸カバー」つながりでの「大好き」。
1コーラスを「男の子のために今日は歌うよ」に、2コーラスを「女の子のために今日は歌うよ」を女限に向けてのパフォーマンス。
終盤の「へっぽたいやー」では、サプライズで猫耳を付けた南端まいなと原田珠々華がステージに登場。
神企画!神コラボ!

次の曲「猫になりたい」では、猫耳を付けた宮本茉凜までステージに登場してのコラボ。
ノリノリのまいな、ちょっと恥ずかしそうな珠々華、完全に恥ずかしがっている茉凜。
このあたりからゆっふぃープロデュースの色が濃くなり始める。いいぞもっとやれ。

厚木市ゆるキャラ・あゆコロちゃんを招き入れてのコラボ。
アイドルネッサンスの全メンバーも、ゆっふぃーの私物というゆるキャラの被り物をまとって登場。
百岡古宵のレルヒさん、新井乃亜ふっかちゃんなどなど。

そして全員で「ゆるキャラ舞踏会」を披露。

ああ、こういうゆるくて楽しいアイドルネッサンスを見る機会ってそれほど多くないけど、楽しいよね。
大きな被り物をしている石野理子からも楽しみが伝わってくる。何のキャラを被っているのかは分からないけれど。

アイドルネッサンスメンバーがはけると、あゆコロちゃんとゆっふぃーで、コパカバーナの香りのする「カンパニュラの憂鬱」、そしてヤマモトショウ節全開の「ぜんぜん」。コールが最高に楽しい曲にブチあがった。

あゆコロちゃんが退場すると、寺嶋由芙石野理子のデュエットで「木枯らしに抱かれて」。
石野の歌唱力を堪能することができる好選曲だが、ゆっふぃーとのハモりもきれいだったし、石野ソロのところでステージの端でかがんでケチャをするゆっふぃーも楽しかった。

アイドスネッサンスのデビュー曲「17才」のMVの公開時にいち早く反応し、以来ずっとファンであることを公言しているゆっふぃーならでは、という感じのステージ。

大げさかもしれないが、「寺嶋由芙はアイドルネッサンスルネッサンスした」、そんな感じのコラボだった。

アイドルネッサンス

そして主催のアイドルネッサンスの最初の曲は「タイム・トラベル」。

ゆっふぃーのキャッチフレーズ「古き良き時代からやってきた真面目なアイドル 真面目にアイドル」に合わせて、古き良き時代に戻るような「タイム・トラベル」という選曲。

ノンストップで「テレフォンNo.1」「女の子は泣かない」「YOU」と、かわいい系の曲を立て続けにパフォーマンス。

初披露の新曲として発表されたのは、FAIRCHILDの「きらいだよ」。
前半で寺嶋由美が「だいすき」(岡村靖幸)を歌ったから、それへのアンサーソングかな。

「Good day Sunshine」「金曜日のおはよう」「恋する感覚」と、やはり女性ボーカリスト系のかわいい曲を連発すると、再度ゆっふぃーがステージに登場。

ゆっふぃーが選抜した新井乃亜比嘉奈菜子、野本ゆめかという元気チームと一緒に「7 COLORS-Over The Rainbow-」をパフォーマンス。
選抜メンバーの魅力として、新井乃亜のBメロでの抜けるようなボーカルとか、比嘉奈菜子ダンスを挙げたゆっふぃーのポイントって、ファンの目線と完全に同じで、愛を感じた。

最後の曲は、ゆっふぃーが「生で聴きたい」とリクエストしたという「君の知らない物語」。
歌い出しの一瞬だけで、アイドルネッサンスの世界に引き込むことのできる力のある楽曲。

これで終わりかと思ったが、今日のグランドフィナーレということで、アイドルネッサンスメンバーがゆっふぃーを呼び込んで、岡村靖幸コラボの返礼とばかりに「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」をコラボ。

間奏のダンスで、ルネッサンスメンバーのサークルに囲まれて楽しそうに踊るゆっふぃーの姿は、研究熱心なコラボ相手にも、才能のあるプロデュサーにも、アイドルネッサンス大好きなオタクのようにも見えた。。。

終演後の間奏では「私たちも全人類に愛されるようになりたい」「一人でやっているのでトラブル対応とかも鮮やかだった」などの感想がアイドルネッサンスのメンバーの口から飛び出した。

この2マンの先は、間違いなくZepp DiverCityでのワンマンに繋がっている―そう思わせる素晴らしい企画。

次回は、10月23日(日)渋谷O-WESTにて、1部 チャオ ベッラ チンクエッティ、2部 Negiccoという組み合わせ。
僕が行く予定はNegiccoの方で、T-Paletteのレーベルメイト同士による2マンの締めくくりが充実したものになることを期待している。


(セットリスト)

(寺嶋由芙)
1 #ゆーふらいと
2 ふへへへへへへへ大作戦
3 わたしになる
4 まだまだ
5 だいすき
6 猫になりたい(w/南端まいな宮本茉凜、原田珠々華:猫耳付)
(寺嶋由芙+あゆコロちゃん)
7 ゆるキャラ舞踏会(w/アイドルネッサンス:「ゆるゆるネッサンス」)
8 カンパニュラの憂鬱
9 ぜんぜん
(あゆコロちゃん退場)
10 木枯しに抱かれて(寺嶋由芙石野理子)
(アイドルネッサンス)
11 タイム・トラベル
12 テレフォンNo.1
13 女の子は泣かない
14 YOU
15 きらいだよ/FAIRCHILD(新曲)
16 Good day Sunshine
17 金曜日のおはよう
18 恋する感覚
19 7 COLORS-Over The Rainbow-(新井乃亜比嘉奈菜子、野本ゆめか、寺嶋由芙)
20 君の知らない物語
(アイドルネッサンス+寺嶋由芙)
21 あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう