プロフォトグラファー青山裕企さんによる「アイドルフォトの撮り方」発刊記念撮影会。
僕は一年前のイベントにも参加して、そこで初めてアクアノートを撮ったのだった。
あれから一年。
「アイドルフォトの撮り方 フレーミング編」が発刊され、アクアノートはメンバー2名を加えて結成1周年となった。
今回はスタジオをSTUDIO Del Tesoroに変えて、撮影会と講義が行われた。
撮影会(第一部:10:30-11:00、11:30-12:00・第二部:13:00-13:30、14:00-14:30)
アクアノートのメンバー6人がモデルとなり、参加者が1分ずつ順番に撮影していくスタイル。
逢嶋ひなちゃん(JK1)。「アイドルフォトの撮り方 フレーミング編」では表紙にもなった。
美波ももかちゃん(JK1)。スタイル抜群で「大人っぽさ」も魅力。
夢咲摩萌ちゃん(JC3)。青山さんの「少女礼賛」オマージュな質感に近づけようと頑張ってみた。
佐山すずかちゃん(JC2)。いつもロケーションや服装に合わせた「顔」を見せてくれる。
高梨有咲ちゃん(JC2)。大人っぽい服を着るとお嬢さまな雰囲気が引き立つ。
双葉樹里ちゃん(JC1)。最年少だけれども、フォトモデルとしての完成度が高い。
第一部と第二部で衣装をがらっと替えたので、実に撮影しがいがあった。
講義(第一部:11:00-11:30・第二部:13:30-14:00)
青山裕企さん「講義」は、アクアノートのメンバーを交代で入れて撮影しながらという実践的なもの。
時にジョークを交えて笑いを誘いながらだが、撮影は真剣そのもの。
講義の内容で印象に残ったものを備忘録的に書いておくと・・・
・1分の間に1枚いいカットが撮れたら撮影は成功
・会話の流れ、話題の選び方は大事
・楽しく話して笑っているのが「いい写真」になるとは限らない
・じゃんけんやゲーム的な会話で、相手の表情を「引き出す」
・自然光をうまく使って柔らかい光で撮る(ストロボの光は硬い)
・レフを当てるときは明確な意思を持って
・自然な流れの中でポージングをつけていく
・座ってもらう、壁にもたれかけてもらう、ベッドの上でリラックスしてもらう
・脚を長く見せるためには、上からではなく、少し下から(ウェストレベル)
・細かい指示を出すのもいいけど、自分が示して真似してもらうのも一つの方法
・カメラを指差す、フードをつまむなどの動きで、親密な距離感を演出できる
・髪や服の乱れなどは、鏡やスマホを見せて直してもらう
・機材トラブルがあっても慌てない、モデルに不安を与えない(常に余裕を見せる)
・撮った写真をその場で見せるのもコミュニケーションの一つ
こんな感じだったかな。
青山さんのポートレート講義は、基本的に相手とのコミュニケーションが一番大事だと教えてくれる。
佐山すずかちゃんを撮りながら
「さやすずを初めて撮ったのは、一年前のこの青山さんのイベントだったよね」
「この一年で成長したかな、私」
「うん、だいぶ」
的な会話をしていた。
(2018.5.12 カプリ板橋、Camera:FUJIFILM X-T2 + XF56mm F1.2R)
(2019.6.8 STUDIO Del Tesoro、Camera:NIKON Z6 + NikkorZ 50mm f/1.8S)
さやすずも成長したし、僕の方も成長したのかもしれない。
一年間、写真と真摯に向かい合ってきた成果はあったというべきか。
これも、青山裕企さんの「アイドルフォトの撮り方」のおかげだと思う。
こういうイベントがあれば、また行きたい。