「2018年は攻めのハコムス」。
攻めるハコムスは、この夏、ファーストコンサートを成功させ、TIF2018ではリーダーの我妻桃実がアームレスリングのチャンピオンとなるなど、着実に足跡を残している。
まだまだ夏真っ盛りだが、TIF出場を終えた一区切りのタイミングで、「お疲れ様会」がAKIBAカルチャーズ劇場で開かれた。
ファーストコンサートで初披露となったOvertureに乗せて、我妻桃実・阿部かれん・吉田万葉の3人が、バレエのように舞う。
三拍子のOvertureはアイドル界でも珍しいと思うが、このワルツのように優雅で流麗な音楽こそ、ハコイリ♡ムスメの世界観を分かりやすく示しているのではないかと改めて思った。
衣装は「昭和ワンピース衣装」。
「夏が始まる〜」という歌い出しで始まるアイドリング!!!の「レモンドロップ」、ハコイリ♡ムスメの「レモネード・キッス」。
カバー曲とオリジナル曲の組合せで、季節を、世界観を紡いでいくハコイリ♡ムスメのライブ。
自己紹介の後は「夏に急かされて」、新曲「渚でロ・マ・ン・ス」、去年の夏のオリジナル曲「VIVA! トロピカル・サマーウォーズ」。
ファーストワンマンを経て一回り「大きくなった」ハコムスのパフォーマンスが、ここAKIBAカルチャーズ劇場でも映える。
ここで、企画コーナー「地獄の夏合宿、ファーストコンサート、TIFの振り返り」。
最初にハードな合宿の様子が正面スクリーンに映し出されると、「反省会」みたいな神妙な雰囲気でMCが始まる。
が、写真がオフショットになっていくと、メンバーによる裏話暴露大会の様相へ。
台本のないわちゃわちゃしたトークは、本当に楽しい。
今のハコムスのメンバーの一体感って、寝食を共にすることで生まれているのかもしれないね。ベタだけど。
会場に来ているファンの方も、みんながみんなイベントに「全通」できるというわけではない。
だから、こういう節目節目の「振り返り会」で、同じ時を過ごしている感じを追体験できるのはいいよね。
「置いてけぼり」になったような疎外感を味わなくてすむというか。
そして、ライブは後半へ。
新曲のボサノバ「あの夏のリグレット」から、Qlair「泣かないでエンジェル」、そしておニャン子クラブの「夏休みは終わらない」へ。
一連の曲は、とても強いメッセージを送っているように僕には感じられた。
「夏は終わる。だから後悔のないように」と。
イベントの告知に続いて、阿部かれんから発表。
「9月30日の定期公演をもってハコイリ♡ムスメを卒業する」と。
理由が、志望する大学・学部を再受験するということで、これはもう何としても応援したいと思った。
ハコムスの場合、メンバーが卒業する2ヶ月ほど前に本人から発表があって、そこに至るまでいろいろなイベントで時間を重ねていける。
僕も残りの時間を悔いのないように過ごしていきたい、そして、彼女を笑顔で送り出していきたいと思う。
最後は「Let‘s Party Time!」。
間奏の阿部かれんのソロのダンスは、地獄の夏合宿でのKEN先生の指導を経て、大きくてしなやかな動きで魅せる「かれん流」になった。
僕はこの夏、このダンスをあと何回見ることができるだろう。
終演後は、ファーストコンサートの時から撮りたかった阿部かれんワンピースを撮影。
この先、浴衣での野外音楽会もあるし、まだまだ撮影していきたい。
(セットリスト)
0 Overture
1 レモンドロップ
2 レモネード・キッス
MC
3 夏に急かされて
4 渚でロ・マ・ン・ス
5 VIVA! トロピカル・サマーウォーズ
振り返り
6 あの夏のリグレット
7 泣かないでエンジェル
8 夏休みは終わらない
阿部かれん卒業発表
9 Let‘s Party Time!