2014年に結成されたハコイリ♡ムスメ。
おニャン子クラブやCoCoやアイドリング!!!のカバーのイメージが強いかもしれないが、2015年春以降、一年に4曲のペースでオリジナルソングをレパートリーに加え続けて来た。
「攻めのハコムス」を掲げた2018年、オリジナルソング16曲にOvertureを加えた全17曲入りの初めてのオリジナル曲アルバム「私たちの宝バコ」をクリスマスの今日リリースした。

- アーティスト: ハコイリムスメ
- 出版社/メーカー: インディーズ
- 発売日: 2018/12/25
- メディア: CD
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「聖夜のプリエール」と銘打たれたアルバム発売記念イベントがラクーアガーデンステージで開かれ、アルバムを購入がてら足を運んで来た。
ライブは、バレエ音楽のような「Overture」で開幕。
7月のファーストコンサートで初披露されたOvertureは、当時は我妻桃実・阿部かれん・吉田万葉の3人体制。
我妻・吉田はバレエ経験者、阿部はフィギュアスケート経験者。
そこに戸羽が違和感なく入って調和を損なわないどころか、新しい魅力さえ見せてくれるのだから、メンバーを変えながらも脈々と引き継がれる「ハコムスDNA」の強さは半端ない。
クリスマスによく似合う冬のオリジナル曲「星降る夜の招待状」で6人のメンバーがステージに並び、美しいフォーメーションと、清らかなボーカルを聞かせる。
自己紹介の後は、なんとカバー曲の連続。
Qlairの「夢見るヴァイオリン」と同じくQlairの「スノーブーツのwish」。
オリジナル曲のアルバムのリリイベなので、普通であれば、アルバム収録曲の曲ばかりでセトリを組むところ。
だが、そこはハードコアなハコムス。
クリスマスという季節感、天空の下のイルミネーションというロケーション、ファーストアルバムのリリースという晴れ舞台…これらの条件を最大限に活かすことを企図したと思わせるセトリ。
「スノーブーツのwish」では、間奏でクリスマスブーツからのプレゼントをメンバーが観客に手渡すという恒例の見せ場も。
そして、再びオリジナル曲のブロックへ。
この日会場に集まったファンに手向けるような「ハコいっぱいのプレゼント」、ハコムスの秋冬のオリジナル曲の代表格とも言える「さよならのプリエール」。
冬の夜の澄み切った空気が、これらの曲をいつも以上に荘厳なものとして聞かせてくれた。
MCでは、AKIBAカルチャーズ劇場での定期公演のお知らせに加えて、さらに大きなお知らせも。
来年4月より、5期生となる新メンバーが加入すると。
これは2年ぶりのこと。
今年は「攻めのハコムス」でファーストコンサートを開催するために、既存メンバーの練度を高めることに集中し、新メンバーを加えなかったハコムス。
グループとして長く続けるために、来年は新メンバーを加えるということで、これは未来への希望を感じさせるお知らせとなった。
ライブの終盤は、冬の中でメンバーやファンとの絆を感じさせる「Snow celebration」(アイドリング!!!)、そして、幻想的なイルミネーションに包まれた夜空の下がこれほど似合う曲もなかなかないという「無言のファルセット」(CoCo)。
美しいフォーメーション、透き通ったボーカル、綺麗なハーモニー。
秋冬のハコムスの世界観を堪能できる充実したライブだった。
終演後は、握手会でメンバーにお祝いの言葉を述べる。
そして、15秒撮影へ。
戸羽望実ちゃん(JC1)。
フォトジェニック。
この日は撮影好きの友人たちも多くこのイベントに参加し、特典会でメンバーを撮影していた。
「ここで撮れて本当に良かった」的な。
そして、吉田万葉ちゃん(JC3)。
彼女の好きなグリーンとオレンジのイルミネーションの下で撮れた奇跡。
もちろん赤もファッショナブルに「着こなす」万葉。
アイドル市場が縮小する中で、ライブアイドルにとっては、オリジナル曲を増やしたり、それらを音源にしたりというのが難しい環境になっている。
そんな中で、ハコムスがオリジナル曲17曲入りのアルバムを出したのは、控えめに言っても「快挙」だと思う。
この先もハコムスの活動が続いていくことを僕は願う。
オリジナル曲とカバー曲の織りなす独特の世界で「癒しと安らぎとトキメキ」(ハコムスのキャッチフレーズ)を感じるのは、とても幸せな時間なのだから。。
(セットリスト)
1 Overture(我妻・吉田・戸羽)
2 星降る夜の招待状
自己紹介
3 夢見るヴァイオリン/Qlair
4 スノーブーツのwish/Qlair
MC
5 ハコいっぱいのプレゼント
6 さよならのプリエール
告知(来年4月新メンバー加入)
7 Snow celebration/アイドリング!!!
8 無言のファルセット/CoCo