週刊アスキーが、AKIBAカルチャーズ劇場で月一で開催して来た「ASCIIアイドル倶楽部定期公演」。
1周年となる今日は、アップアップガールズ(仮)・東京女子流・ハコイリ♡ムスメの3組が登場。
冒頭、3組全員がステージに並んで1組ずつ挨拶。
アプガは5人、東京女子流は今日は3人(山邊未夢が体調不良で欠席)、ハコイリ♡ムスメは7人(岩手在住の戸羽望実が欠席)。
ただでさえ、総勢15人のアイドルが並ぶ様子は壮観。
アプガと女子流は武道館ワンマン経験アイドルだし、ハコイリ♡ムスメはここAKIBAカルチャーズ劇場をホームとしているアイドル。
キラキラしたオーラが凄い。
女子流の隣がハコムスの阿部かれんだったけれど、かかとのぺったんこなバレエシューズを履いている阿部の方が女子流メンバーよりもひときわ背が高いのが目についた。
そして、1組ずつのライブへ。
アップアップガールズ(仮)
新体制になってのアプガ初見。
前方が座り席での会場でのライブはあまりアプガのライブのイメージに合わないのかなと思ったが、ライブが始まるとそんなことはない。
ストロングスタイルで、観客に向かい合うアプガの「色」は全く変わらず。
2曲めの「ネヴァーマインド」では、音源の音量が断続的に小さくなるトラブルもあったが、それをもやすやすとクリアし、まるで前衛的なアレンジになったかのような味わいで聞かせる。
こういう対応はベテランにしかできないと思った。
後半は「上々ド根性」、「アッパーディスコ」と、アプガらしいパワフルなナンバーを投入。
泥臭さの中に美しさを感じさせるライブ。
最後に新曲の「私達」を歌い、新しい体制になって改めて精力的な活動を目指すアプガの決意を滲ませた。
トークコーナー①(週刊アスキー記事)
幕間的なトークコーナーでは、各グループの代表が2、3名登壇し、自分たちの掲載された週刊アスキーの記事を紹介。
あちこち取材に行くハコムス、デジタルグッズを紹介するアプガ、ハイレゾ音源でレコーディング過程やMV撮影風景を見せる女子流。
三者三様の取り組みが面白かった。
ハコイリ♡ムスメ
OPSEのような長いイントロの「アドベンチャードリーム」(アイドル夢工場)で一人ずつ入場するハコムス。
今日はいないはずの”8人目”として、まさかの古川小夏がハコムスのバレエ衣装で登場。
自らが「小夏先生」として振り付けた「アドベンチャードリーム」で初共演。
明るい髪の色が、まるでプリンセスのようなバレエ衣装に似合っているし、会場の盛り上がりが半端ない。
自己紹介もハコムスの「中学X年生、XX歳、XXXXです」の流れで、「中学13年生、25歳、古川小夏です」と言ってまた会場を沸かせる。
小夏先生とのコラボはここまでだが、彼女の振り付けによる「ティーンエイジ・セレナーデ」(里中茶美)、「哀愁のカルナバル」(河合その子)、「ともだち」(柳箱)を3曲連続で。
こうして改めて見ると、古川小夏さんの振り付けは曲のテーマをストーリー性を持って「見せる」ものになっているし、振りコピしても楽しいという感じで、実に「同時代のアイドル感」がある。
あと、ハコムスの人数を活かした立体的なフォーメーションが魅力的だよね。「ともだち」でのアーチとか。
MCでは、7月10日にPENGUIN DISCからリリースする「エトワールを夢みて」と、7月29日のオルタナティブシアターでのファーストワンマンの告知。
最後に「エトワールを夢みて」(ハコイリ♡ムスメ)を披露。
アプガと女子流のファンに「ハコムスの世界」の魅力を伝えようとする意気込みにあふれていた。
パフォーマンス的には、活動休止から復帰して2ヶ月くらいになる星里奈の表情にどんどん自信がみなぎって来ている感じがした。
ワンマンでメンバー8人の最高の輝きを見たいと思う。
トークコーナー②(FUJIFILM 最新チェキ紹介)
再び、各グループから2、3名が登壇し、FUJIFILMのスクエアフォーマットの最新チェキを紹介。
多重露光の機能を見せるということで、アイドルの集合写真の上に、花束を重ねるという撮影も。
わちゃわちゃした雰囲気が楽しかった。
東京女子流
トリは東京女子流。
山邊未夢が不在ということで、上手に庄司芽生、センターに中江友梨、下手に新井ひとみという並び。
こういうフォーメーションの女子流は初めて見たけれども、3人組のダンス&ボーカルユニットとしてPerfumeとかcallmeを彷彿とさせるパフォーマンス。
新曲「kissはあげない」、一つ前の「ラストロマンス」と最新の女子流を見せた後に、僕の大好きな「Limited addiction」。
この曲でのめいてぃんの表情がどこまでもセクシーで、表現としての完成度の高さに見とれてしまった。
最近女子流のライブでは山邊未夢のダンスを見る時間が一番長いけど、今日は庄司芽生の表情に目を奪われる時間が一番長かったかなと思う。
もちろん、新井ひとみの一点の曇りもないスターの風格も素晴らしいし、ボケとツッコミと縦横無尽に行き来する中江友梨もよかった。
一部の曲は、音源に山邊未夢のボーカルパートを入れているのが聞こえてきたけれども、不在を埋めるのに3人で協力し合う姿に、女子流のの「絆」みたいなものを感じて熱くなった。
最後は「You & I forever」。
すごくいい曲で、これを最後に聴けて心が洗われるような気持ちになった。
出演者全員でのコラボ
女子流のライブが4曲で終わって「ちょっと物足りないな」と思っていたところに、めいてぃんから「みなさん、これで終わるのは物足りないですよね?もっと聞きたいですよね?」と優しい煽り。
続いて、アプガとハコムス全員が呼び込まれて、最後はコラボでクライマックス。
曲はもちろん、アイドル界のアンセム「おんなじキモチ」。
女子流メンバー3人が両翼にアプガとハコムスを従えるような壮観なフォーメーション。
上手2列目に座っていた僕の目の前には、ハコムスの吉田万葉・塩野虹コンビがいたんだけど、この二人の持つあどけなさが、「おんなじキモチ」を歌っていた当時の女子流に重なるものがあった。
純粋無垢な少女のボーカルこそ、この曲の世界観に相応しいと思う。
会場中が振りコピしてるんじゃないかと思うくらいの一体感があったし、すごくピースフルな空気だった。
今日来てよかったなと思ったね(単純)。
19時開演、終演は21時を回っていた。たっぷり2時間の濃厚な時間だった。
特典会
終演後は、ハコムスの握手会とチェキ会へ。
吉田万葉ちゃん。
存在感のあるボーカルに、バレリーナを思わせるダンスで、今日も楽しませてくれた。
今日は他のグループのファンもハコムスの特典会に来ていて、ハコムスに魅力を感じる人がもっと増えていって欲しいなと思った。
(セットリスト)
アップアップガールズ(仮)
1 唇はナイフ
MC
2 ネヴァーマインド
MC
3 上々ド根性
4 アッパーディスコ
MC
5 私達