奇跡を信じて―GALETTeワンマンライブ『from GALETTe to GALETTe』@新宿BLAZE

So Let's a Jump! Jump! Jump! for a dream
まだ見ぬ未来へと
Go ahead Jump! Jump! Jump! for a dream
奇跡を信じて
(GALETTe「jump! for a dream)

GALETTeの時代が来た。いや、時代がGALETTeに追いついたというべきか。そんな満を持したワンマンだった。

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BLAZEをダンスフロアにした前半

開演時間15分前。

新宿BLAZEのフロアの客入れのBGMが止まり、ステージに備え付けられた大型スクリーンにカウントダウン映像が流れる。

四島早紀、ののこ、古森結衣の3名がステージでダンスをする姿に4つ打ちのBGMが被さる。

15秒前。スクリーンには数字が大写しになり、カウントダウン開始。9,8,7,6,5,4,3,2,1…観客からもカウントダウンコール。

ステージに3人が登場。「Brand-New Style」を当時のブルー系の衣装で。これはなかなかの演出。ファンが一斉に赤のサイリウムを振る。最初からメンバーもファンもアクセル全開。

連続で「Upbeat People」「ダンスフロア☆フィーバー」を歌う。ミラーボールはないけれども、間違いなくいまここは熱いダンスフロア。四島さんの華麗な立ち姿、ののこの情熱的なダンス、そしてういたんの元気いっぱいな煽り。

僕は「GALETTEeがダンス&ボーカルで表現しようとしている世界を見せるのは5人がベスト」とずっと思っているけれども、やはりこの3人のチームワークの完成度は高いと改めて思わされる。

自己紹介のMCですこし空気が和らいだ後に、「air summer」「Pink Cotton Flower」とかわいらしさのある曲を続けて歌うと、「neo disco」でフロアの熱気は爆発。

完全にEW&Fの「Boogie Wonderland」のオマージュだが、気持ちよく踊れる良質なディスコチューン。今年はNegiccoも新曲「ねぇ バーディア」でEW&Fオマージュを取り入れているが、これを2年前にCDで出しているGALETTeの先進性が浮かび上がる。いや、先進性どころか、一貫して良質なディスコ・ファンクチューンを世に送り出しているのだから、GALETTeというユニットが、いかに軸がぶれていないかが分かるというもの。

少しBPMを落とした「BEAUTIFUL LOVE WORLD」を歌うと、メンバーの衣装替え。最初はういたんが一人で残ってMCをしていたのだが、新グッズを持っている人が少ないと客席をいじったり、観客に「今日のお弁当クイズを出してみたり、自分で自分に突っ込んでみたりと、ういたん無双。まるでピンの芸人のように笑いを取っていた。続いて、さきのんが登場し、かけあいのトーク。

ういたんが合流し、純白の衣装に着替えた3人が揃うと椅子が用意され、ここからはチルドアウトタイム。

椅子に座ったまま「ナチュラルスウィートな空気」を聞かせた後、最新曲の壮大なバラード「至上の愛」を歌い上げる。GALETTeの世界観の中でも幅広い表現があると思い知らされる。

圧巻の後半から新メンバーそして重大発表へ

ののこが「ここからいよいよ後半戦です、いまのうちに休憩してくださいね、お水飲んだり」と言うと、客席のファンもステージのメンバーも飲み始める。

こののびのびした雰囲気がいいな、と思っているうちに、 「G」「She is WANNABE!」「Candy Pop」「じゃじゃ馬と呼ばないで」という完璧な流れで「これはGALETTeにしかできない」というダンスライブを見せつける。この緩急の付け方はやはり実力派。

「Candy Pop」ではメンバーから客席にCandyを投げる演出もあり、僕も四島さんからの直球をゲット。ちなみに最後部の段上だったんだから、シシマー肩強い(笑)

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「3人のGALETTeのライブはここまで」というMCに続いてメンバー一人一人から挨拶。涙を浮かべながら「コンタクト落した」と言って照れ隠しをしつつ「ここが私の輝ける場所なんです」というういたん、「泣いたらブサイクになるからダメとお母さんに言われた」と涙をこらえつつ「私には夢があります。その夢をGALETTeでかなえたい」ののこ。そんな二人を暖かく見守りながら決意を語る四島早紀。「GALETTeで叶えたい夢がある。さらに上を目指す」という言葉には、一点の迷いもなかった。

3人が舞台袖に引っこむと、スクリーンで新メンバーの紹介。「野田怜奈」と「藤田あかり」。いずれも予想通りで、サポートメンバーとして活躍していた元Party Rocketの藤田あかりちゃんと、元HAPPY DANCEのスーパー・ダンサーの野田怜奈ちゃん。いずれも仙台のステップワンの卒業生。これは高まる。

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(野田怜奈、2014年8月23日撮影)

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(藤田あかり、2014年8月23日撮影)

5人が純白の衣装で登場し、新曲「Believe」を披露。あかりちゃんの体躯は四島さんに引けを取らないくらい伸び伸びとしているし、れいなっちのダンスはキレッキレでユニットの表現を拡張する。

そして、この「5人のGALETTe」こそが完全体であると思える。

新メンバーから挨拶。

野田怜奈:今の事務所からマネジメントとして声をかけて頂いて上京したが、GALETTeのステージを見て、自分も一緒に上を目指そうと改めてオーディションを受けて新メンバーになった。一緒に頑張るのでよろしくお願いします。

藤田あかり:サポートのときもお世話になったが、今度はメンバーとしてGALETTeになれてうれしい。武道館目指して頑張っていくので、藤田あかりとGALETTeをよろしくお願いします。

即戦力で、向上心もある新メンバー。いきさつについてはいろいろな意見があるかもしれないが、ともかく、GALETTeというユニットだけでなく、れいなっちとあかりちゃんの個人にとっても、希望を見い出せるような新生GALETTeの誕生だと言える。

まさに「from GALETTe to GALETTE」というライブタイトルの通り。

最後に「JUMP! for a dream」を歌い、「G!L!T!」コールのアンコールに呼ばれたメンバーは「air summer」と「Believe」を改めて5人で披露。GALETTeのBLAZEワンマンは、どこからどう見ても大成功というべきものになった。

メンバーは挨拶で「武道館」の言葉を口にした。また、重大発表として、12月29日にはZepp DiverCityでのワンマンを開催することが発表された。

いまのGALETTeにとって、武道館はまだ見ぬ世界である。Zepp DiverCityでさえも、大いなる挑戦だろう。だが、この5人ならきっと奇跡を起こして掴み取ると信じられる。そんなワンマンだった。

So Let's a Jump! Jump! Jump! for a dream
まだ見ぬ未来へと
Go ahead Jump! Jump! Jump! for a dream
奇跡を信じて
(GALETTe「jump! for a dream)

(セットリスト)

1 Brand-New Style
2 Upbeat People
3 ダンスフロア☆フィーバー
4 air summer
5 Pink Cotton Flower
6 neo disco
7 BEAUTIFUL LOVE WORLD
8 ナチュラルスウィートな空気
9 至上の愛
10 G
11 She is WANNABE!
12 Candy Pop
13 じゃじゃ馬と呼ばないで
14 Believe
15 JUMP! for a dream
(アンコール)
en1 air summer
en2 Believe