また日テレか

サッカー・トヨタ・クラブワールドカップの決勝戦終了後、メッシに対して芸人による愚問を投げかけた件で批判されたばかりなのに、日テレは何も学んでいないのだろうか。

箱根駅伝で総合優勝を飾り、大会MVPにも選ばれた東洋大学のエース柏原竜二の発言がツイッターで話題になっている。

柏原は1月4日放送の日本テレビ「PON!」に出演した際、「AKBのなかで好きな人はいますか」と聞かれ、篠田麻里子の目の前で「あまりAKBに興味がなくて…」と答えてしまったのだ。
東洋大の柏原がAKB48篠田の目の前で大胆発言(トピックニュース) - エンタメ - livedoor ニュース

優勝したチームのキャプテンにして大会MVPへのアスリートに対して、「AKBのなかで」って、そんなことを誰が知りたいのかさっぱり分からない。なぜ興味のないタレントのことなど聞くのか。誰だって興味のないことを質問されたら返答に困るわけだが、相手が一流のアスリートともなれば、通常よりも敬意を払って然るべきだろう。アスリートに対して「同じ目線」で取材するのが最近の流行なのかもしれないが、かりにそうだとしても、基本的なリサーチをするのが最低限の礼儀だ。ちょっとリサーチすればすぐに彼が花澤ヲタであることは分かるだろうに、それすら怠っておいて愚問を投げかけて「視聴者が知りたがっていることを聞いたまで」とか「面白いリアクションを引き出そうと思って」などという言い訳をするようなことは許されないと思う。

しかし、この記事の書き方も、まるで柏原の発言の方が話題になっているかのような書きぶりで、「答えてしまったのだ」という点を問題視しているように読める。問題になるとすれば、返答に困る質問をした方なのに、その点は不問のまま。マスコミ同士でかばいあっているのか、それとも、これがマスコミにとっては常識ということなのか。全く理解に苦しむ。