『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド』BD-BOX届いた

Amazon.comで注文した『ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド』のBD-BOXが届いた。30ドルという価格はどう考えても破格。

公式サイト:ダンスインザヴァンパイアバンド

化物語』の翌年に新房昭之×シャフトが製作したヴァンパイアもので狼男とか怪異も満載なのに、『イヒ』と『ダンパイア』、どうして差がついたのか。
魔法少女まどか☆マギカ』の前年に新房昭之×シャフトが製作して、ヒロイン(CV:悠木碧)が黒髪少女(CV:斎藤千和)と盟友になって、第10話のタイトルが「ワルプルギスの夜」なのに、『まどマギ』と『ダンパイア』どうして差がついたのか。慢(ry

理由としては、長大な原作の一部を1クールに中途半端に詰め込んで消化不良から超展開になったこと、原作を踏襲したセクシャルな表現が自主規制でオンエアできなかったこと(これはBDで堪能できる)などいろいろあると思うが、個人的には、キャラデザがちょっと古く見えてしまうのが大きかったと思う。

だが、再鑑賞して、ストーリーはやはり面白いと思った。TVのバラエティ番組から始まる第一話、人間の世界をヴァンパイアが侵していく展開、そしてその中で、ミナ・ツェペッシュ、鏑木アキラ、三枝由紀らの主要人物が心を通わせるところなどは、青春物としても楽しめる。

原作は引き続き連載中ながら、アニメは『化物語』と『まどマギ』の間に落ちたような位置付けになり、II期の製作はまずないと思われる。とすると、いたいけな少女の外見をしていながら威厳のあるミナ女王の振る舞いや、あらゆる敵をなぎ倒してでも彼女を守ろうとするアキラの雄姿、清楚で可憐に見えながらも芯の強い由紀のまなざしを堪能するには、やはりこのBDを手元に置いておく以外になさそうだ。ということで、これは買ってよかった。あと「眼鏡で巨乳で生徒会長」という東雲ななみの悲運も見所。キャラ的にはかなり羽川翼とかぶっていて、映像的に『つばさキャット』の終盤を彷彿とさせるが、やはりダークで美しい。