mixiの改悪は続く

以前、「mixiは死んだ」というエントリーを書いた。(mixiは死んだ - Sharpのアンシャープ日記

その後もmixiは悪くなる一方。新機能「メアドでマイミク」では、非公開のはずのメールアドレスが無断で検索対象になってしまった。匿名性を維持してネットをやっている人にとっては、脅威以外の何者でもない。犯罪にも使われかねないだろう。…と危惧していたら、導入3日で廃止された。当然だ。

そして廃止のアナウンスがまた欺瞞に満ちている。

11月30日(火)に仕様変更をおこないました「メールアドレスでマイミク登録」機能ですが、ユーザーの皆様がご利用しやすいよう一部機能の見直しをおこなうため、変更前の仕様に一旦、戻させていただきました。

これはひどい。出来そこないの官僚答弁か。何が「ユーザーの皆様がご利用しやすいよう」だ。普段はユーザーの要望を無視しているのに、自社の不都合を隠すときだけ「ユーザー」を盾にする。要するにユーザーを馬鹿にしているのだろう。

それから「アクティビティ」という名称で、マイミクの活動をモニタリングする機能もできた。これが実に気持ち悪い。誰が誰のマイミクになったとか、誰が何のコミュに入ったとか、そんなことを頼んでもいないのに知らせてくれるおせっかいな機能だ。なんだこの相互監視システムは。

まあ、百歩譲って、そういうことに興味のある人もいるのかもしれないが、それにしても選択制+了解制にするべき。つまり「マイミクの動向を知りたいと望む人」が「自身の動向をマイミクに知られてもいいと了解した人」のみのアクティビティを知るというように。そういう人同士はシステムを通じて交流すればいい。僕なら「マイミクの動向を知りたいと望まない」し、「マイミクに自身の動向を知られたくもない」。ダダ漏れは勘弁してほしい。そういう人は僕だけではないだろう。mixiの運営はこんな単純なことも分からないのだろうか。

mixiがこのような改悪ばかり続ける理由は不明だが、運営のセンスのなさは致命的だと思う。これはもうだめかもしれないね。