メルセデスC200 KOMPRESSOR AVANTGARDEに試乗

試乗した内容を備忘録的に記録していくことにする。

  • 外観

フロントに巨大なエンブレム。若さを演出したいのかもしれないが、同時にちょっと下品な雰囲気も醸し出している。サイズはやや小ぶりだが、どこからどう見ても堂々としたメルセデスのセダン。

  • 内装

極めてシンプルだが、理詰めでデザインされている。内装の質感はいまひとつ。エンジン始動はいまとなっては珍しいキーをひねる方式。エンジンがかかるとカーナビのモニターがダッシュボードに浮き上がってくる。見やすい場所だが、この可動式の仕組みは耐久性があるのかどうかちょっと疑問。遮音は日本の高級セダンには敵わず、適度にノイジー。フロント、リアシートともさすが欧州車で、硬めながらもしっかりとサポートしてくる。どのシートに座っても開放感がある。

  • 走り

1.8Lのセダンなりに非力で、走っていて楽しいという感じはない。だが、がっしりとしたボディとも相まって、堅牢で重厚な走り。

  • 総合

4気筒1.8Lで約500万円というのは、コストパフォーマンスとしては相対的にずいぶん低いが、メルセデスのブランド力ゆえに正当化されるのだろう。日本車とは対極にある骨太な製品。合理的に考えるとこの車を買って長く乗るのは「間違いのない選択」なのかもしれないが、どうしても欲しいと思わせるような決定的な魅力は見出しにくい。