アルファロメオ159に試乗

以前の仕事仲間が絶賛するアルファロメオ159を見に行く。

  • 外観

現在のあらゆるクルマの中でトップクラスの格好良さ。アルファといえば赤だが、店頭にあった白はボディのエッジが強調されてクール。

  • 内装

レザーシートは高級というよりスポーティ。センターコンソールがドライバーの方を向いているのは運転する気にさせる。建て付けや質感はそれほど高くないが、260km/hまで刻まれたスピードメーターや3連メーターは他にない個性。カーナビはオプション、ドリンクホルダーは車内に1個だけ(後付パーツで前2個、後2個まで増設可能)とシンプルだが、すべては走りに集中するためなんだろう。

  • 走り

2.2L+セレスピードに試乗。AT車の変速とは全く感覚の違う走り。Dモードにせずマニュアル的にシフトチェンジしていくのがこのクルマの本来の乗り方なんだろう。

  • 総合

昔のアルファらしさとは違うのかもしれないが、それでも日本車やドイツ車とは全く違った個性の持ち主。「伊達」という言葉がふさわしい。機械としてのクオリティは中庸だろうが、このクルマには走らせる喜びがある。そしてステイタスシンボルとは無縁かもしれないけれども、メルセデスやBMWとは違った「センスの良さ」を感じさせる何かがある。たとえ不具合が起きても、中古車相場が芳しくなくても、豊かな生活が送れることを確信。というか、欲しい。こんなクルマはなかなかない。