いまGX100を買うべきか否か

ロンドン滞在中に何件かカメラ店を回った。日本のメーカーはやはり評価が高く、CanonやNikonは国内での販売価格と比べて相当に割高だった。中古のAE-1やFEにもとんでもない値段が付いていた。

また、RICOHのコンパクトカメラも人気があり、GR DIGIAL、R6はもちろん、GX100も売っていた。しかし、GX100が399ポンド(約100,000円)というのは高すぎだと思う(これはポンド高が主因だと思うが)。それを見てしまうと、約7万円という日本での実勢価格は随分割安に思える。これはある種の罠かもしれない。

GX100の24〜72mmの広角寄りズームは魅力的だが、筐体の剛性感はとてもGR DIGITALに及ばない。また、あの付属のビューファインダーも余計なセット商法に思われる。

最大のネックは、私自身にあまり機材コレクションの趣味がないことで、GX100GR DIGITALのいずれかを所有すれば十分だと思っていることだ。GX100の買いは、GR DIGITALの売りを意味するのだが、GRDは売るには惜しい。

となると、結局、広角ズームはEOS 5DとEF17-40mm F4 Lに任せておけばいいかとなり、なかなか踏ん切りがつかない。うーむ。

RICOH Caplio (キャプリオ) GX100 VF KIT

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