タイムパラドックスよりも青春!〜『涼宮ハルヒの陰謀』

ハルヒシリーズ屈指の長編『涼宮ハルヒの陰謀』を読了。人知を超えた存在の争いとか、タイムパラドックスとか、宝探しとか、道具立てはいろいろと使っているが、最後まで読んで本質的には青春小説(この表現、なんとかしたいな)なんだと思った。おじさん、すごく懐かしくなっちゃったよー。

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

さて、キャラクターとしては、長門有希がますます個性を際立たせてきている。主役級のはずのハルヒやキョンが、ただの狂言回しにしか見えない。それから「鶴屋さん」の謎めいた思わせぶりな言動が、めっさ気になるんだよねっ!