2006-12-02から1日間の記事一覧

いまなら占領下の日本を相対化できる〜『日本の黒い霧』

『下山事件(シモヤマ・ケース)』を読んでいたときに、まずこれを読むべきと親友に勧められて読んだ一冊(文庫版では二冊)。松本清張の「社会派」としての評価を決定付けた力作。敗戦・占領の記憶も新しい1960年に、戦後直後に起きた数々の怪事件の本質に…