桜エビ~ずワンマンライブ in autumn 2019 ~食欲の秋!読書の秋!桜エビの秋!~@新宿BLAZE

新宿BLAZEと言えば、2010年代前半のDorothy Little Happyのライブのイメージが強い。

あの頃のドロシーのライブは本当に楽しかったし、メンバーとヲタクが一体になって盛り上がったライブを超える体験はなかなかない。

その後、ドロシーにも色々なことが起きて、当時のヲタクはアイドルネッサンスに行ったり、オサカナに行ったり、まああちこちに散って行った。

そんなアイドルネッサンスも解散して早一年半。

当時のヲタクと会う機会もめっきり減っていたんだけれども、今日の新宿BLAZEは、懐かしい面々と偶然再会するみたいな現場になっていた。

僕が桜エビ〜ずのワンマンに行き始めたのはちょうど3年前で、そのときはほとんど知り合いはいなかった。

あれから3年。

桜エビ〜ずは、ライブ好きの楽曲派を集めるだけのグループに成長したんだと、開場前から実感。


ってなわけで、今日の新宿BLAZEはソールドアウト。

中も文字通り満員。パンパン。

2ヶ月くらいのサイクルでワンマンを開催してきたエビ〜ずだけど、「箱を大きくすることを優先しない」っていう堅実な方針が貫かれていて、だから割とソールドアウトしがち。

で、「ソールドアウト」にこだわるメンバーもいるんだけど、それ自体が目的になっているわけではなくって、「満員で熱気に満ちた会場ならではの盛り上がり」っていうのは、そういう会場でしか味わえない。

今日もそんな感じ。

開演前から「爆発寸前」だったフロアは、1曲目、メンバーが新衣装を着て登場した瞬間「おおおお!」という低いうねりをあげる。

そこからの「オスグッド・コミュニケーション」で、もういきなり出力最大。

アクセル全開。

次の曲は「タリルリラ」。

昼の2マンでRYUTistがカバーして盛り上がって楽しかった曲。

本家のエビ〜ずが演ると、さらにさらに盛り上がって、もう楽しさしかない。

ここからはアルバム『octave』を中心にしたブロックへ。

「まわるまわるまわる」のように分かりやすく楽しく盛り上がる曲もあれば、「灼熱とアイスクリーム」のように、じわじわ来るグルーブに身を委ねるような曲もあり。

そんな曲が来ても、今のエビ〜ずの楽曲には「ハズレ」がないし、どれもライブが楽しい。

ここまでオリジナル曲が揃う前のライブでは、色々なところの楽曲を幅広くカバーしていたことが懐かしく思われるくらい。

今日の昼の2マンでは桜井美里の声が出にくいのを水春が臨機応変にサポートしていたが、このワンマンでは、最初から彼女のパートを他のメンバーらに当てて、桜井はその分ダンスと表情に注力。

こういうチームワークに胸が熱くなる。

MCでは「こんな光景を見られるなんて」「この6人で今日を迎えられてよかった」と語るメンバーたち。

クライマックスは「リンドバーグ」「それは月曜日の9時のように」「さいしょのさいしょ」のコンボ。

去年のアイドル楽曲大賞で個人的にトップだった「リンドバーグ」は、今やアンセムとしての地位を確立したが、フロアでの振りコピがやりにくくなるくらいの人口密度。

「もう来年のワンマンはいっそZeppクラスでもいいんじゃない?」と思ってしまうほどに。

アンコールでは、トップスをグッズのTシャツに着替えたメンバーが登場。

「キラキラ」「can't go back summer」を披露したところで、ダース・ベイダーのテーマに乗って藤井校長が登場し、スクリーンで発表が。

初ホールワンマン決定!!

11/16 1stコンサート“ALL OUT”@よみうりランド日テレらんらんホール

キャパ1000人!!

全曲披露!!

感激して涙を流すメンバーも。

2017年のWWWワンマンでの挨拶の時に、3B junoirやとき宣の名前をあげて「大きいところでやりたい」と泣いていた茜空。

今日のこの発表を聞いて「他のグループがホールでやっている中、自分たちもと思っていたから」と涙を隠さなかった。

メンバー6人の結束の固さ、チームワークが素晴らしさを改めて感じる。

最後の最後まで、ステージとフロアが一体となって渦巻くうねりのあるライブだった。


桜エビ〜ずは、今までもワンマンのアンコールで次のワンマンを発表してきて、だいたいいつも2ヶ月後くらいだった。

僕を含めて、この日会場に来ていたファンの多くは「次は11月下旬くらい、キャパ大きな箱だろうな」と予想していたはず。

それでも、次が「ホールコン」で、しかも「1st コンサート」と銘打っての開催というのは、うれしいサプライズだった。

キャパ1000人のホールで、持ち曲全曲を披露するのは本当に楽しみ。

特に、最近のライブでは、初期の曲がなかなか披露されることが少ない。

ワンマンの時にCD-Rを買っていたあの頃の曲。

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僕は初期曲が大好きなので、1stコンサートの最初の曲が「僕らのハジマリ」で、アンコールに「Believe」とか聴いたら泣きそう。

っていうか、今から想像して泣いてる。

ということで、桜エビ〜ず、この1stコンサートでまた新しいステージに突入する予感。

早速チケットを申し込んだので、今から楽しみ。

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アイドルのライブって楽しいよね。

心からそう思える日だった。


(セットリスト)

1 オスグッド・コミュニケーション
2 タリルリラ
3 まわるまわるまわる
4 灼熱とアイスクリーム
5 Magik Melody
6 帰れない!
7 わたしロマンス
8 ねぇ、ローファー。
9 214
10 グラジェネ
11 おねがいよ
12 せつないや
13 リンドバーグ
14 それは月曜日の9時のように
15 さいしょのさいしょ
(アンコール)
en1 キラキラ
en2 can't go back summer

桜エビツーマンライブvol.2 Songs connect people ~目指せ、世界平和~ with RYUTist@新宿BLAZE

「アイドルだけど楽曲がいい!」と主張するのが楽曲派。

しかし、近年のアイドルはどこもかしこも楽曲のクオリティが高く、わざわざ「楽曲がいい!」なんて言い訳をする必要がなくなった。

そんな中でも、矢継ぎ早に良質な楽曲をリリースし続ける2トップが、桜エビ〜ずとRYUTist(感じ方には個人差があります)。

楽曲派2トップによる夢のような2マンが新宿BLAZEで開催された。

RYUTist

先行はRYUTist

5年以上前に僕が初めてこのグループを新潟で見たときは「垢抜けないけれども、濁りのないパフォーマンスを見せる山麓の清流のような存在」と思ったものだった。

それが、今はどうか。

都会の真ん中の新宿BLAZEで、800人のキャパのステージが狭く感じるくらい、ダイナミックなダンスと、重厚なハーモニーを聞かせる存在になっている。

曲間を巧みにつなぎつつ、序盤はディスコやオールディーズのダンサブルなノリで会場を沸かせ、幻想的なバラード中心の中盤はじっくりと聴かせたり、あるいはダンスのシンクロに注目させたりして、フィナーレは、王道ポップスへ。

どんな曲であっても、静かに熱いバイブスを感じさせてくれる。

今や天然石の純朴さと同時に洗練されたパフォーマンスを同時に味わえる稀有なアイドルグループになった。

(セットリスト)

0 Overtune
1 青空シグナル
2 海岸ROADでオトナッTunes!
3 センシティブサイン
4 涙のイエスタデイ
5 日曜日のサマートレイン
6 心配性
7 無重力ファンタジア
8 Blue
9 黄昏のダイアリー
10 Majimeに恋して

桜エビ〜ず

後攻は主催の桜エビ〜ず。

直前に休んでいた水春が復活し、6人フルメンバーでのライブ。桜井美里の声が出にくくなるところを他のメンバーがカバーしつつのパフォーマンス。

桜エビ〜ずの持つ歌、ダンス、MC、ルックスの確かな基礎の上に、現場で叩き上げたライブスキル。

そして、チームワーク。

そこに12ヶ月連続でリリースした作品含む良楽曲群をパフォーマンスするのだから、鬼に金棒。

これが楽しくないわけがない。

RYUTistとの相乗効果でますますパワフルになっていたように感じた。

(セットリスト)

1 嘘とライラック
2 ボクエール
3 Magik Melody
4 ねぇ、ローファー。
5 キラキラ
6 グラジェネ
7 せつないや
8 おねがいよ
9 can't go back summer
10 それは月曜日の9時のように

コラボ(楽曲交換)

最後に、2マンということでお互いの楽曲を交換してのステージ。

桜エビ〜ずが「ラリリレル」を、RYUTistが「タリルリラ」を披露。

人数が違うグループの曲交換だが、歌割・ダンスフォーメーションとも双方自らのものにしている感じ。

完成度も高いし、何よりも楽しい。

パワフルなライブスキルとクオリティの高い楽曲を有する2組の共演は、楽曲交換で化学反応も生み出して、熱量をもたらした。

(セットリスト)

1 ラリリレル(桜エビ〜ず)
2 タリルリラ(RYUTist

今年観た2マンの中で一番熱くて楽しいライブだった。

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この後、桜エビ〜ずは同じ会場でワンマンを開催。そっちの感想は次のエントリーで。

ハコイリ♡ムスメ 1st写真集発売&我妻桃実卒業記念『ニライカナイ』写真展@ FUJIFILM WONDER PHOTO SHOP

ハコイリ♡ムスメの1st写真集『ニライカナイ』が9月4日に発売されたことと、我妻桃実が9月29日の公演を持ってハコムスを卒業することを記念しての写真展『ニライカナイ』が、原宿にあるFUJIFILM WONDER PHOTO SHOPで開催された。

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つりビットやTask have Funの写真展も開催された会場だが、意外にもハコムスの写真展は初めて。

会場手前には、写真集『ニライカナイ』のために沖縄で撮影されたカットのアザーバージョンがA4パネルで30点ほど展示されている他、オフショットなども所狭しと展示されている。

奥の方のコーナーは、今月卒業する我妻桃実オンリーとも言える空間になっていて、歴代のオフィシャル写真のカットを大伸ばししたものや、ファンが撮った写真を額装したものなどが飾られている。

僕も3点出展し、1点は壁面に額装して頂いている。

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初日の今日はメンバーも来場し、物販・特典会を開催。

写真パネルも選択肢になるなか、悩んだ末に、新旧リーダーたちのメンバー別写真セットを購入。

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これって鈴木PのiPhoneポートレートモードの写真のような気がする。。。

そして、白衣装の戸羽望実ちゃんを15秒撮影。

この衣装では今年初めてかな。

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せっかくの原宿ということで、いつもとは撮り方をガラッと変えて、原宿っぽい雰囲気で。

ニライカナイ』写真展は9月30日(月)まで。