ハコイリ♡ムスメ月曜定期「ハコムスペナントレースNEXT」(2010年代)

4月から始まった「ハコムスペナントレースNEXT」。

ハコイリ♡ムスメのメンバーを2人ずつ4組のユニットに分けて、ファンの投票で「優勝」を競う企画。

投票するのは今日が最終回。

70年代カバーから始まって第5回の今日は2010年代。ライブアイドルブームの大きな波が来たと言ってもいい。

最初に全員で「夏に急かされて」を歌ってから各ユニットのパフォーマンスへ。

ぷりんせすれいんぼぅ(井上姫月・塩野虹

カワイイ系の二人のユニットは、「こあくまるんです」(おはガールちゅ! ちゅ! ちゅ!)と、 「Tactics」(Cheeky Parade)をカバー。

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原宿系のファッションも似合う井上姫月。

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ザ・ライブアイドルという感じの塩野虹

選曲にハロ系がなかったのが意外だった。

PEACH STAR(我妻桃実・星里奈)

クール系のPEACH STARは、今日も大人系ファッション。

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楽曲は、大人アイドルのpredia「Hey Now!!」、フュージョン・シティポップのEspesia「きらめきシーサイド」。

JKコンビが、楽曲の世界に合わせた「大人の魅力」を見せてくれた。

Sweet Dream(阿部かれん戸羽望実

今日は戸羽望実も出演し、完全体でのパフォーマンス。


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エレガントなロング丈のワンピースは乃木坂46をオマージュしたものということで、乃木坂のデビュー曲「ぐるぐるカーテン」、そして同じくロングワンピースの優雅な衣装がトレードマークだったDorothy Little Happyの「見ていてエンジェル」をカバー。

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ドロシーの「見ていてエンジェル」は初期ドロシーのバラードの名曲だが、あまりライブでは演奏されないもの。僕も4回くらいしかライブで見たことのないレア曲。

まさか今日見られるとは思っていなかった。想像の斜め上を行く選曲だった。

green flower(吉田万葉・寺島和花)

トリは、吉田・寺島のJC3コンビによるgreen flower。

”POP”というバランスの取れたコンセプトゆえにここまでの投票の累計では第4位のポジションだったが、今日は衣装からしインパクト強め。

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この衣装から連想されるPASSPO☆の「くちゃLOVE」。

そして、2曲めはワカチコが大好きなエビ中の「仮契約のシンデレラ」。

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チコが心の底から楽しんでいるのが分かったし、僕もカメラを放り投げて「カリカカリカリ!」って叫んだね(放り投げてはいない)。

これはもう優勝!という素晴らしいパフォーマンスだった。

最後に全員で「Let's Party Time」を歌って、結果発表へ。

結果発表

今日の分の集計では、吉田・寺島のgreen flowerがダントツの第一位。

「悲願の」と言ってもいいだろう。

結果を見た寺島がステージで号泣、吉田も涙を流していた。

そして、累計での結果は・・・

我妻桃実・星里奈のPEACH STARが逃げ切りで優勝。

ぽにょにとっては、ペナントレース連覇ということになる。


次回6月18日の公演で、PEACH STARのオリジナル曲・オリジナル衣装がお披露目される。

その他のユニットも、今回のペナントレースNEXTで「候補」になった曲を披露するそう。

この3ヶ月の平日定期の締めくくりとも言えるステージを見届けたい。

特典会

全員握手の後、Sweet Dreamの二人を個別に撮影。

阿部かれんちゃん。

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コスプレ的に色々なものを着る(着せられる)けど、個人的にはこういう品のあるファッションが凄く似合うと思っている。

戸羽望実ちゃん。

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本人には言わなかったけれど、河合その子のレコードジャケットオマージュ。イメージ通りの表情をしてくれた。

(セットリスト)

全員

1 夏に急かされて/ハコムス

井上・塩野

2 こあくまるんです / おはガールちゅ! ちゅ! ちゅ!
3 Tactics/Cheeky Parade

我妻・星

4 Hey Now!!/predia
5 きらめきシーサイド/Especia

阿部・戸羽

6 ぐるぐるカーテン/乃木坂46
7 見ていてエンジェル/Dorothy Little Happy

吉田・寺島

8 くちゃLOVE/PASSPO☆
9 仮契約のシンデレラ/私立恵比寿中学

全員

10 Let‘s party time!/ハコムス

「リビングルーム」@萬劇場(千穐楽)

元アイドルネッサンス比嘉奈菜子が、グループ解散後に初めて挑んだのは舞台「リビングルーム」。

千穐楽のソワレを観に、JR大塚駅に近い萬劇場に足を運んで来た。

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出演は以下の7名。

比嘉奈菜子
渡久山美月
吉田奎介
白河優菜
佐藤梨菜
保田真愛
安田彩奈

比嘉が演じたのは、上京してシェアルームで暮らしながら自分の夢に向かって頑張る美咲。

純真で多感な思春期の女子という役どころは、彼女自身と重なるところも大きく、実に自然に透明感たっぷりに演じた。



(以下ネタバレを含む)

主役ということでセリフの多さもさることながら、実は幽霊であるというところが難しい役どころ。

僕は、最初の登場シーンから、純白のワンピースに身を包んでいるのを見て、記号として「幽霊」だということが分かった。

劇団四季の『夢から醒めた夢』のマコ、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のめんまと同じく。

最初の場面で平昌オリンピックの話題になって会話が噛み合っていなかったのも、宗教にはまっているサラが「あなた死相が出てるわよ」と言ってそれを周囲が全力で否定しにかかったのも、分かりやすい伏線だった。

現世での生命を終えてもなお未練を残してさまよう幽霊を“成仏”させる方法は、古今東西ただ一つ。本人に自らが愛されていたこと、今もなお愛されていることを理解してもらうしかない。

それによって後悔や迷いをなくして安らかに次の世界に行くことができる。

この舞台の場合も、最終的には、自分が既に亡くなっていることを理解し、周囲に感謝しながら”成仏する”というエンディングなのだが、この「居心地のいいコミュニティへの未練を断ち切って前に進む」という展開は、アイドルネッサンス解散でソロになった彼女自身やアイドルネッサンスのファンたちの姿への“応援歌”のようにも思われた。

共演者の元SiAM&POPTUNeのリーダー”みづきち”渡久山美月は、シャムの頃とはまた違った新しい一面を見せてくれた。

白河優菜は、落ち着いた雰囲気で芝居の「空気」を作り上げ、事実上のチームリーダー的な風格をまとっていた。

佐藤梨菜は、韓国系という設定の役どころで、日本語を勉強しているという設定が生み出す「おかしさ」を見せてくれた。真面目にやればやるほど面白いというコメディエンヌ的なカラーがよかったと思う。

保田真愛は、宗教にハマっている人物で、ゴスロリ風の漆黒の衣装に、メンヘラっぽい不安定な言動を説得力を持って演じていた。シュッとした体躯も舞台映えしていた。

安田彩奈は、お酒好きという設定で明るい空気をこの芝居に吹き込む役だったが、独特の存在感が忘れがたい印象を残した。


唯一の男性・吉田奎介は、この手の「元アイドル」が出演する芝居では男性ファンから厳しい目で見られがちなところを、好感度の高い雰囲気で魅力的に演じていた。「劇中劇」での振幅の大きさにも情熱を感じさせた。


ストーリー的には、比嘉奈菜子のために当て書きされたのではないか、と思われるくらいに、彼女の今の境遇にシンクロしていたが、そのことを差し引いたとしても、比嘉なくしてはこの舞台は存在しなかったのではないかというくらいの説得力があった。

いい形で舞台女優としてのキャリアを歩み出したと思う。

会場に来ていた観客の半数以上はアイドルネッサンスの現場で会ったことのある人で、特典会での列を見ても、これだけの動員ができるというのもまた比嘉の「実力」であろう。

舞台でキラキラと輝く”なっこ”の今後の活躍に期待したい。



終演後は特典会へ。

台本への全員サインで感想を全員に伝えることができた。

チェキはまずは保田真愛さんへ。

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エキセントリックなサラ役の格好で「呪ってもいいですか?」と聞かれてこのポーズ。

10年来グラビアでファンだったまいさんのガチのお芝居を見られて色々と話せて感動した。

そして比嘉奈菜子さんへ。

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「いつもありがとう」が「比嘉」になっているサインいいよね。


お芝居の運営はジ・ズーがやっていて、昨日のパンダみっくのワンマンでお世話になったスタッフの方に二日連続で会ってしまった。だが、物販や特典会の仕切りに安心感があった。


アイドルライブシーンの潮目は変わりつつあるけれども、こういう演劇的なものは増えていくのかもしれないと思った。

パンダみっく3rdワンマンライブ@渋谷club asia

パンダみっくの3rdワンマンライブが、2周年のタイミングで渋谷club asiaで行われた。

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先行販売では100番弱くらいまで出ていたということだったが、当日は軽く200人を超える集客。

ふらっぺIdolぷろじぇくと研究生のOAに続いて、メンバーの影ナレ

ここで早くもテンションが上がる。

「パンダみっく」の世界に引き込む序盤

開演時刻。正面のスクリーンにカウントダウンのような動画。

ライブはオリジナル曲の「オモカゲプラスティク」でスタート。

ステージの左右から色とりどりのレーザー光線が場内を舞う。

そして、新衣装!

パンダみっくのイメージに合わせたモノトーンながら、メンバーの身体的な成長に合わせてシルエットがさらに洗練され、背中にはマントも。

ノンストップで「パラレルワ」「シンデレラ」。

MIX、コール、振りコピ・・・最初からライブの楽しさが全開。

短い自己紹介の後、会場の空間を切り裂くような鋭いイントロの「シャッタードール」、「白黒イエスノー」、「世界寿命と最後の一日」、「シーラカンスダンス」。

シーラカンスダンス」は、ステージのメンバーの動きに合わせてフロアの観客も一緒に左右に移動する。

そんなのもパンダみっくのライブの楽しさ。

オリジナル曲もカバー曲もテイストが揃っているから、連続で聴いても全く違和感がない。

これが、パンダみっくの世界。

「新しさ」を見せる中盤

MCの後は、「ヒズムリアリズム」(カラスは真っ白)。

僕がパンダみっくのカバー曲で一番好きなものの一つ。

カラスは真っ白は昨年解散したが、元メンバーのタイヘイがパンダみっくの楽曲制作に関わるようになっているきっかけにもなった。

間奏に入るはずのところからサビの繰り返しになり、メドレーで「MUSIC」「とおりゃんせ」「これから」「今夜がおわらない」、そして再び「ヒズムリアリズム」へ戻る大技。

メンバーのダンスに合わせて、フロアの観客もくるくる回ったり、ジャンプしたり、クラップしたり・・・

楽しすぎて時間も忘れるし、セトリも忘れる(笑)

メドレー始まりの「ヒズムリアリズム」は、パンダみっくの1stシングルに収められたリアレンジ版で、メドレー終わりの「ヒズムリアリズム」は、昔のライブでやっていたオリジナル版。

こういう息もつけないようなメドレーはパンダみっくの魅力を大いに伝えてくれる。

メドレーで盛り上がった後、じっくりと聴かせるようなアコースティックアレンジの「あれからの話だけど」。

そして、今日初披露の新オリジナル曲「up-side-down-pop」。

パンダみっく初のファンク! イントロでJBを彷彿とさせるようなゴリゴリのファンクかと思わせつつ、楽曲派ラップパートあり、ハモりあり。

2010年代後半のアイドルシーンのトレンドにジャストミートするもの。

デビュー当時小学生だったメンバー達も今や中学2年生。

メンバーの成長に合わせたかのように、少し大人っぽい方向に背伸びしたようなテイスト。

今年の夏フェスで大いに盛り上がれそう。

駆け上がるように加速する終盤

そしていよいよラストスパート。

「準備運動を終えた」というよ涼しい顔で「みなさーん、まだまだ盛り上がれますかー?」と煽るメンバー。

楽曲派()おじさんの体力的には活動限界が近付いている・・・はずなのに、なんというかランナーズハイみたいな感じでもっと盛り上がりたくなっている不思議。

ゴリゴリのハードロックなアレンジがクールな初オリジナル曲「未来時計」、さユり厨二病の世界観が炸裂する「るーららるーらーるららるーらー」、コミカルなテイスト多めの「まみむめも」、そして「メグリメグル」「ワールドエンドサイレン」。

どんな曲をカバーしても今や「パンダみっく」の色になるし、それに合わせてフロアが盛り上がる。

パンダみっくの2周年ワンマンは前方着席の劇場だったが、今日の3周年はオルスタ。

ホールとライブハウスはそれぞれの良さがあるが、こと今のパンダみっくに限っては、ステージとフロアの相互作用でライブのパワーが増すライブハウスでのオルスタに軍配が上がる。

「次が最後になります」「(えー!)」「早いよね」「全然疲れてない」というMCの後、1stCDのタイトル曲「好きな曜日はxx」、そして「言って。」。

楽しすぎてあっという間だったし、まだまだ聴いていたいという気持ちが強く残る。

3年目への決意を印象付けたアンコール

フロアからの熱狂的なアンコールを受けて、今日のワンマン限定のグリーンのTシャツを羽織ったメンバーが登場。

まずは2ndシングルの「止まらないBGM」を披露。

このオリジナル曲は、7月に会場限定盤がリリースされ、9月に流通盤(3曲入り)がリリース予定だとアナウンスされる。

MCで中嶋莉緒が挨拶。

こうして5人で2周年を迎えられたのは、家族、スタッフ、そして何よりもファンの皆さんのお陰です。
ここまでいいことばかりではなく、辛いこともあって、特に去年中学生になってからは、メンバーの間でもパンダみっくの活動について色々と話をしました。
(声が震えて、思い詰めたような表情に)
パンダみっくは、3年目も頑張っていきますので、応援よろしくお願いします

新衣装、新曲、CDリリースと活動継続のフラグしか立っていないのに、いつも明朗活発なりおりおがシリアスなトーンのMCをするので、一瞬ヒヤッとしてしまった。

最後は、パンダみっくで最高に楽しい曲「ネズミーランド」。

振りコピあり、ケチャあり、推しの時にファンが最前に動いてぐるぐる回るのも楽しい。

こういう時でもフロアがカオスにならずに、みんなが楽しめるのがパンダみっくのライブの良さ。


大団円感を持って楽しいライブが終わった。合計24曲。あっという間だった。


お姉さん分に当たるsora tob sakanaもある時期までは「人が少ない」とか「地下ノリ」とか言われていたのに、ある時期に(2016年7月くらい?)突然売れ始めた。

パンダみっくも同じようにブレイクする時が必ずくる、そう信じている。

いい2周年ワンマンだった。

3年目のパンダみっくも応援したい。

(おまけ)物販・特典会

ワンマン限定Tシャツを購入して、全員握手とチェキへ。

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こなちゃん超カワウィーね!!


(セットリスト)

1 オモカゲプラスティク/パンダみっく
2 パラレルワ/vivid undress
3 シンデレラ/相対性理論
MC
4 シャッタードール/ヒトリエ
5 白黒イエスノー/パンダみっく
6 世界寿命と最後の一日/そらる
7 シーラカンスダンス/vivid undress
MC
8 ヒズムリアリズム/カラスは真っ白(リアレンジ)
9 MUSIC/南波志帆
10 とおりゃんせ/パスピエ
11 これから/タルトタタン
12 今夜がおわらない/ふぇのたす
13 ヒズムリアリズム/カラスは真っ白(オリジナル)
MC
14 あれからの話だけど/SHE IS SUMMER(アコースティック)
MC
15 up-side-down-pop/パンダみっく(新曲、初披露)
MC
16 未来時計/パンダみっく
17 るーららるーらーるららるーらー/さユり
18 まみむめも/フーバーオーバー
19 メグリメグル/Amelie
20 ワールドエンドサイレン/lical
MC
21 好きな曜日はxx/パンダみっく
22 言って。/ヨルシカ
(アンコール)
En1 止まらないBGM/パンダみっく
MC
En2 ネズミーランド/空中メトロ