マイクロフォーサーズからXマウントへ移行した

4年前、キヤノンのフルサイズ一眼レフEOS 5D MarkIIから、マイクロフォーサーズOLYMPUS OM-Dに移行した。

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そして、今回、マイクロフォーサーズを処分して、FUJIFILMのXマウントに完全に乗り換えた。

理由はいくつかあるが、今メインで使っているOM-D E-M1の次期モデルがさらに大型化されることが明らかになったのと、レンズラインナップもズーム中心になってきたのの二つが主な理由。

キヤノンのEOS5はMarkIIIが出たところで乗り換えるのを止めたんだけれども、何が嫌だったかといって、ボディがどんどん大きく、重くなっていったこと。そして、それに合わせるかのように、推奨レンズが手振れ補正付きのズームになっていたこと。

これは単焦点派の僕にはどうにも「合わない」と感じずにはいられなかった。

そして、今。

オリンパスの方向性は、当時のキヤノンと似たようなものになっているように見える。高性能で、大きく、重く。で、描写はセンサーサイズの限界を超えられないという。

今年、XシリーズはX-T1からX-T2へのモデルチェンジがあり、旧型になったズームレンズ付きのX-T1を手頃な値段で買えたので、それをきっかけに両者を比較検討。

乗り換えるにあたって、一番悩んだのは、ライブアーティストの撮影で重宝する望遠ズーム。

マイクロフォーサーズには、F2.8通しの40-150mm(換算80-300mm)という強力なズームがあるが、Xマウントの大口径望遠レンズXF50-140mm(換算70-210mm)で十分に代替できることが分かった。

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(MODEL:ハコイリムスメ・阿部かれん、Camera:FUJIFILM X-T1 + XF50-140mm F2.8R LM OIS WR)

そして、ずっと使いたかったポートレートレンズは、マイクロフォーサーズでは出せないボケ味を持っていた。

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(MODEL:ハコイリムスメ・吉田万葉、Camera:FUJIFILM X-T1 + XF56mm F1.2R)

セットで付いてきた18-55mm F2.8-4も、「キットレンズ」の一言で片付けられないような描写をしたレンズ。

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(MODEL:AIS-All Idol Songs-、Camera:X-T1 + XF18-55m F2.8-4 OIS)

とりあえずこれだけでも十分なセットだが、広角域での描写を強化したいので、XF 23mmF1.4やTouit2.8/12あたりをチェック中。

Xシリーズはフォルムシミュレーションの色が魅力だし、単焦点のレンズも良いものがどんどん出るので、これからさらに楽しめそう。

ボディもX-T2の値段が下がったら買い増し/買い替えしたいと思ってる。