FUJIFILM X100シリーズを二世代にわたって使ってきたが、ずっと望んでいた改善が今回のファームウェアで実現した。
それは、デジタルテレコンをRAWで使うというもの。
X100Vは従来のX100シリーズよりもレンズの解像度が上がったため、デジタルテレコンでの拡大に耐えられるようになった。
この機能をRAWで使えば、換算で35mmの単焦点のこの機種で、標準50mm、中望遠70mmも使えることになり、表現の幅が広がる。
もしかしたら、レンズ交換式カメラを持ち出す場面が減るかもしれない。
フルサイズと比べた場合のAPC-Sサイズの短所は、ボケ量と高感度でのノイズだと思うが、FUJIFILMのカメラの場合には、その短所を上回るメリットがある。
それは、なんと言ってもフィルムシミュレーションの「色」。
そこに「小型軽量」が加わるのだから、これはカメラとして魅力が増したと言える。
早くデジタルズームでポートレートを撮りたいな。