後悔なんてしないードロシー「STARTING OVER」ツアー松山

Ti amo 決めたんだ 後悔なんてしないと
Et je t'aime 辿り着ける エメラルド色のシャトーへ
(ドロシーリトルハッピー「ドロシーの世界一周夏物語」)

松山に行くのに後悔なんてしない。するのは航海でし!

…ツアーでドロシーと行程をともにするにつれて加速する俺の中のでしクオリティ。

今回のツアーでも毎回歌われている「ドロシーの世界一周夏物語」。その歌詞には「船に乗って ジェット機にも 列車にも」とある。今朝、広島から松山まで船に乗って来た。新潟へは出張先から飛行機で。あとは列車。これで今回のツアーで全部乗った!ととりあえず達成感と一体感を勝手に味わう一人旅。

松山。昼間には道後温泉を観光。ヤンジャンの企画グラビア「アオハル」で美杜ちゃんが訪れたロケ地を探す聖地巡礼の旅に。あの一連の写真は本当に素晴らしく、彼女の持つ美少女感が最大限に引き出されていた。

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さてライブ。ドロシーにとっては去年の7月以来、2度目となる松山ワンマン。

メンバーが登場し、「ストーリー」のイントロのギターリフが鳴る。この時点でもうワクワクなのに、精密なダンスと、観客席に目線を送るメンバーの表情を見て一気にドロシーの世界に引き込まれる。

続く「ドロシーの世界一周夏物語」から自己紹介のMC。

ここで暗転し「COLD BLUE」から「臨戦態勢が止まらない」へ。この曲での麻里ちゃんのカッコイイ系への表現の切り替えは見事で、「マクロスF」で言えば、普段はランカのようなピュアなボーカルが、この曲ではシェリルのような迫力を持つというべきか。その凄みを持ったボーカルで「My Darling」へ。

MC。「松山と言えばなんでしょう」という佳奈ちゃんの問いに対して、メンバーからは「みかん」「松山城」「道後温泉」などの答が。二回目だけにけっこう詳しい(笑)

続いて「一度聴いてどうしても歌いたいと言ったが、まだ早いと言われた。だから猛特訓した」というエピソードを紹介した後、今回のツアーのタイトルにもなっている「STARTING OVER」を熱演・熱唱。間奏明けのあたりのパフォーマンスに泣けてくる。

そこから「明日は晴れるよ」で前向きな気持ちにしたところで、「ASIAN STONE」「Life goes on」の2連発。今回のツアーでこの二曲を同時にセトリに入れるのは初めてだったが、絶妙なつながりだった。

ここで衣装替えのMC。道後温泉にちなんで「こんな効能の温泉に入りたい」というテーマ。最初に残った瑠海ちゃんと美杜ちゃんペアは、互いにとっておすすめの効能の温泉を考えるという内容。

まず美杜ちゃんから瑠海ちゃんへということで「若返り」の温泉。美杜ちゃんは「高校生ですか?」とよく聞かれるのに瑠海ちゃんは「大学生ですよね?」と言われるとか。

続いて瑠海ちゃんのターン。にこやかに「背が伸びる温泉」って、逆襲キター。なかなか容赦ない。背中合わせに並んで見せる二人の身長は確かに10cmくらい違う感じ。

会場からは美杜ちゃんに「小さい方がいい!」の声。\オレモー!/

そこに着替え終わって登場した残り3人のメンバーが登場。香美ちゃんは「身体だけじゃなくて心も癒される温泉」と。麻里ちゃんが声色を使って上司(男)になり切って香美ちゃんの心をすり減らす小芝居が面白すぎる。

そんな麻里ちゃんは「歌が上手く聞こえる温泉」ということで、お風呂で歌う歌がうまく聞こえる効果が続くような効能があるといいと。いや、それがなくても十分うまいから大丈夫!

最後に佳奈ちゃん。「なんだろ?思いつかないですね」と言いながら、「あまり濡れない温泉」という答え。高校の時に習ったお風呂で、あまり水を使わずに泡みたいなもののがあるとか。エコなんだろうけど、知らなかった。

この流れで面白いエピソードが披露される。前回泊まったホテルに大浴場のお風呂があって、ドロシーメンバーで貸切だったと。あまりの気持ち良さに佳奈ちゃんが思わず「set yourself free」を歌っていたら、後から入ってきた美杜ちゃんが「フロントまでよく聴こえてましたよ!」って。音漏れで聞きたかったなーその歌。

いよいよ全員が揃って「colorful life」「青い空」「恋をしてるの きっと」を演奏。

「恋をしてるのきっと」のダンスは本当に美しくてかわいらしい。ちょうどライブ会場の隣の道沿いには、満開の桜の並木道があったけれども、その桜の美しさを思わせるようなパフォーマンス。

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ここから「みなさーん、盛り上がってますか」という煽りも入り、怒涛の6連発へ。今日は「諦めないで」をセトリに戻して、冒頭からコール全開、それから「nerve」での軽い圧縮、「未来への虹」の民族大移動、どれも楽しすぎる。

今日のハイライトは、すっかりライブの勝負曲にまで登りつめた感のある「恋は走りだした」。わくわくするような楽曲、メインボーカルを務める瑠海ちゃんのハイトーンの歌声、躍動感のある走りっぱなしの振り付け…いろいろな要素があっての盛り上がりだけど、ファンの高揚感が突出しているのが、最大の要因かも。コールはもちろん、イントロでの5人連結のフリコピもすっかり定着。特に前方の方は必須の雰囲気。僕は…もちろん、楽しみながら率先してやりましたとも!
「アイ!(アイ!)ラヴ!(ラヴ!)ユー(ユー!) I Love You ! ( I Love Rou !!)」

「2 the sky」が終わったところで、熱気に満ちた会場に佳奈ちゃんが「みなさーん、盛り上がってますかー?」と煽ると「うぇ〜い!」というおかしなテンション。みんな熱気にやられてる。これにはいつも冷静な佳奈ちゃんも大ウケの様子で再度「盛り上がってますかー?」「うぇ〜い!!」「(笑)」

この熱さで「CLAP!CLAP!CLAP!」へ。「手を叩いて、足を鳴らして 終わらないパーティタイム」の歌詞の通り、手を叩いて、足を鳴らして、ウサギのポーズでサビに合わせて飛ぶ。飛び過ぎるくらい飛ぶ。ああ、このパーティータイムが終わらないといいのに!

終わったら汗だくで、会場内も湿気と熱が凄まじい。この会場はステージが高くて音響もよくライブ楽しむにはいいハコ。そのおかげか、今夜のライブは完全燃焼した感じがある。メンバーも観客も。

メンバーからも「凄かったですね」「大丈夫ですか、あんなに動いて」「今夜は美味しいものを食べてくださいね」というMC。

流れから松山の名産の話になり、会場の地元の人からは鯛めしがお勧めだということで、食べたくなってくる。ちなみにお菓子は、一六タルトと母恵夢(ポエム)だそう。ツアーでのご当地名産品に関する交流、楽しい。

ドロシーの今日の昼の移動中のSAでのエピソードも聞けた。麻里ちゃんがバリィさんグッズをのんびり買ってたので、他のメンバーが食べ始めるのに長い時間待ったと。いつも5人揃ってから食べるっていう実にドロシーらしさを垣間見る話。

「松山、いいところたくさん、美味しいものもたくさんで、また来るよ!」と力強く宣言。メンバーの松山への想い入れを感じた。

最後の曲「永遠になれ」から、アンコールで「Over There」「ジャンプ!」でライブは終了。本当に時間の経つのが早く感じられる。

「永遠になれ」を聴きながら、今回のライブが永遠になって欲しいと願わずにはいられなかった。

ドロシーのこのライブツアーも早いもので、もう8カ所のうち5カ所が終わった。

あとは、4月12日の名古屋、13日の大阪、そしてファイナルの4月27日の渋谷O-EASTの3カ所を残すのみ。泣いても笑ってももうあと少し。チケットはここまでも相応に売れているみたいだけど、これから加速するのかなと思う。

いまのドロシーは輝いている。パフォーマンスに磨きがかかっている。これを見逃したら後悔すると思っている。だから、どこまでも行きたいところまで行こう、一緒に。それで後悔なんてしない。きっと。

…ということで、後悔しないでブログを公開!ってこれまた、でしクオリティ。

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(セットリスト)

ストーリー
ドロシーの世界一周夏物語
COLD BLUE
臨戦態勢が止まらない
My Darling
STARTING OVER
明日は晴れるよ
ASIAN STONE
Life goes on
colorful life
青い空
恋をしてるの きっと
諦めないで
nerve
未来への虹
恋は走りだした
2 the sky
CLAP!CLAP!CLAP!
永遠になれ
(アンコール)
Over There
ジャンプ!