買うべきコンデジについて(補足)

一昨日、「買うべきコンデジについて」というタイトルのエントリを書いた(買うべきコンデジについて - SHARPのアンシャープ日記)。

自分なりの結論としては、「単焦点ならGR、ズームならRX100/100MK2」というものだが、両方とも画質が今一つで、衝動買いには至らないという状況。

自分は、ただ単に「写真が思い通りに撮れる道具を求めている」だけ。機材マニアでもなく、まして機材テストマニアでも、機材インプレマニアでもない。

ではあるが、コメント欄で要望があったので、オリンパスのXZ-10とキヤノンのS110を追加で検討してみる。あくまで「自分で使うとしたら」という目線なので、一般性はないかもしれない。

まず、オリンパスXZ-1の弟分的な存在のXZ-10から。

センサー:1/2.3 裏面照射型CMOS
画素数:1200万
焦点距離:換算26-130mm、F1.8-2.7
マクロ:1㎝
ディスプレイ:3.0型TFT、92万ドット、固定式タッチパネル
大きさ:102.4×61.1×34.3 mm
質量:221g

XZ-1がXZ-2に進化して大きく重くなったことを嘆く向きに用意されたコンパクトモデル。だが、センサーは1/2.3へと小さくなり、画素数は1200万へと増え、そして裏面照射。裏面照射特有の、メリハリのない画質が気にならないのであれば、お手軽な機材としては悪くない選択。デザインもすっきりとしていて、長く付き合えそう。自分の求める方向とは違うけど。

続いて、キヤノンPowershotS110。

センサー:1/1.7 CMOS
画素数:1330万
焦点距離:換算24-120mm、F2.0-5.9
マクロ:3㎝
ディスプレイ:3.0型TFT、46万ドット、固定式
大きさ:98.8×59.0×26.9 mm
質量:198g

XZ-10よりも軽くて小さい。でも、センサーはちょっと大きい。その歪みはどこに来ているかというと、レンズ。広角24㎜F2.0は良いが、望遠端でのF5.9は暗い。いや、高感度に強い最近のデジカメなら、ISO上げればどうということはないのかもしれない。こちらもあまり深く考えずに使う機材だと思う。絵作りは、発色が良過くてノイズの少ない、その代りに質感ののっぺりとしたキヤノン平常運転。Wi-Fi対応で、Twitterやブログに画像を上げる人は便利かもしれない。自分は必須とは思わないけど。しかし、IXYシリーズやPowershotGシリーズを差し置いて、このPowershotSシリーズが売れ筋商品になっているのは、ちょっと不思議。

ということで、XZ-10、S110ともに一般的には悪くない選択肢だと思うが、自分にとっては、魅力を感じるようなプロダクトとまでは言えないかな。