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買うべきコンデジについて

RICOHのGRも順調に7万円台になってきて、今買うべきコンデジについて、現在の主力機であるOLYMPUS XZ-1を基準として、改めて整理しておこう。

まず、XZ-1のスペック。

  • センサー:1/1.63 CCD
  • 画素数:1000万
  • 焦点距離:換算25-112mm、F1.8-2.5
  • マクロ:1㎝
  • ディスプレイ:3.0型有機EL、61万ドット、固定式
  • 大きさ:110.6×64.8×42.3
  • 質量:275g

個人的には、これよりも多少重いのは許容できるが、厚みの42.3㎜はポケットに入れて持ち歩くことも考えるとほぼ限界。では、他の機種はどうか。

正統な後継機種であるXZ-2のスペック。

  • センサー:1/1.7 CMOS
  • 画素数:1200万
  • 焦点距離:換算25-112mm、F1.8-2.5
  • マクロ:1㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFTL、92万ドット、可動式
  • 大きさ:113×65.4×48mm
  • 質量:346g

可動式のディスプレイは便利だが、それと引き換えに、厚みは48㎜と許容限度を超え、重量は25%増となった。典型的な「てんこ盛り」のモデルチェンジで、個人的には悪しき変更だと思う。携帯性を損なうものであり、これはパス。

では、携帯性に優れていそうなGRのスペック。

  • センサー:APS-Cサイズ CMOS
  • 画素数:1620万
  • 焦点距離:換算28㎜、F2.8
  • マクロ:10㎝
  • ディスプレイ:3.0型透過型液晶、123万ドット、固定式
  • 大きさ:117.0×61.0×34.7mm
  • 質量:275g

さすがGR。大きなセンサーだが薄くて軽い。これは単焦点であることを許容できるかどうかにかかっている。他の単焦点はどうか。ということで、同じAPS-Cで28㎜のニコンCoolpix A。

  • センサー:APS-Cサイズ CMOS
  • 画素数:1616万
  • 焦点距離:換算28㎜、F2.8
  • マクロ:10㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFT液晶、92万ドット、固定式
  • 大きさ:111.0×64.3×40.3mm
  • 質量:299g

ディスプレイは劣るが、スペックはGRと酷似。GRと比べると厚くて重いが、厚みはXZ-1よりも抑えられていてギリギリ携帯可能。だが、この機種は操作性が洗練されていないのが問題。では、35㎜固定のFUJIFILM X100S。

  • センサー:APS-Cサイズ X-Trans CMOS II、原色フィルター
  • 画素数:1630万
  • 焦点距離:換算35㎜、F2
  • マクロ:10㎝
  • ディスプレイ:2.8型低温ポリシリコンカラー液晶、46万ドット、固定式
  • 大きさ:126.5×74.4×53.9mm 
  • 質量:445g

X-Transセンサーの生み出す解像感のある画質、味のあるF2のレンズ、そしてフィルムシミュレーションの絵作りの上手さは、かつて体験して好感を抱いている。だが、ハイブリッドファインダーにお金をかけるあまり、ディスプレイを旧世代のまま放置しているのは頂けない(それなのに「旧型の不満をことごとく潰しこんだ」などと持ち上げる提灯記事のなんと多いことか)。そして、この大きさと質量は決定的に頂けない。さらなる小型化の余地はあるはず。X-pro1からX-M1の小型化を見せられると「フジはやればできる子」なんだろう。とすると、大きすぎる現行機種はパスするのが妥当。

フルサイズ35㎜機…は、自分の使い方では論外。その代わりに、SONYからは、DCS-RX100とRX100MK2を。まずRX100。

  • センサー:1.0型 CMOS
  • 画素数:2020万
  • 焦点距離:換算28㎜-100㎜、F1.8-4.9
  • マクロ:5㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFT、122万ドット、固定式
  • 大きさ:101.6×58.1×35.9mm
  • 質量:240g

望遠が暗いのはコンパクトさと引き換えだろう。画素数多すぎ。ノイズが多そう。だが、写りはともかくとして、サイズ的には良さそうな気がする。では、RX-100MK2。

  • センサー:1.0型裏面照射型 CMOS
  • 画素数:2020万
  • 焦点距離:換算28㎜-100㎜、F1.8-4.9
  • マクロ:5㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFT、122万ドット、可動式
  • 大きさ:101.6×58.1×38.3mm
  • 質量:281g

XZ-2と同じようにチルト式を採用したことと引き換えに、厚みと重さを増している。が、影響を小さくとどめているところは評価できる。一方、裏面照射式の採用は疑問。高感度のノイズを抑えるのに寄与することは理解できるが、そもそも2020万という画素数の多さの方が根本的な原因。「画素数過多→高感度ノイズ→裏面照射型CMOS」という思想は、ちょっと古いのではないかと思う。単に「新しいから良くなっている」とは思えず、RX100との比較でどちらがトータルでバランスのよい機種であるかどうかは慎重に見極めた方が良さそう。

フジのコンパクトの他機種はどうか。X100Sより小さいX20。

  • センサー:2/3型 X-Trans CMOS II、原色フィルター採用
  • 画素数:1200万
  • 焦点距離:換算28㎜-112㎜、F2.0-2.8
  • マクロ:1㎝
  • ディスプレイ:2.8型TFT、46万ドット、固定式
  • 大きさ:117×69.6mm×56.8mm
  • 質量:353g

決定的に厚みがオーバーでアウト。もちろん、レンズで無理な収納をしていないのは、光学面での精度の向上に寄与していることは想像できるが。一方、ディスプレイの貧弱なのはフジの思想なのか。EVFもないのでこれは撮影が辛そうだ。パス。では、次はXF1。

  • センサー:2/3型 EXR CMOS、原色フィルター採用
  • 画素数:1200万
  • 焦点距離:換算25㎜-100㎜、F1.8-4.9
  • マクロ:3㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFT、46万ドット、固定式
  • 大きさ:)107.9×61.5×33.0mm
  • 質量:204g

サイズは良さそう。デザインを優先しただから当然といえば当然。だが、センサーが前世代のものであるのと、レンズ収納で無理をし過ぎているように見えるのが気になる。ここまで薄くする必要はない。パス。では、パナソニックはどうか。

まずはLX-7。

  • センサー:1/1.7 CMOS
  • 画素数:1010万
  • 焦点距離:換算24-90mm、F1.4-2.3
  • マクロ:1㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFTL、92万ドット、固定式
  • 大きさ:110.5×67.1×45.6 mm
  • 質量:298g

あれ、これはほとんどXZ-1と変わらないんじゃないか。開放F値が少し明るいくらいで。そして、厚みが微妙にアウト。各社が凌ぎを削るプレミアムコンパクト商戦の中で、このモデルはアピールが弱い。パス。と思ったら、LF1なる新機種が出ていることに気付く。パナとしてはLF1推しなのか。で、スペック。

  • センサー:1/1.7 CMOS
  • 画素数:1210万
  • 焦点距離:換算28-200mm、F2.0-5.9
  • マクロ:3㎝
  • ディスプレイ:3.0型TFTL、92万ドット、固定式
  • 大きさ:102.5×62.1×27.9 mm
  • 質量:192g

小さくなって高倍率化。一方でレンズは暗くなり、マクロ性能も後退。これは全く理解できない。パス。

最後に、LEICAのXシリーズとシグマのDP Merrillシリーズはかつて使っていた経験から、自分の求めるものとは方向が違っているのでパス。

ということで、単焦点ならGR、ズームならRX100/100MK2になる。あとは、自分がコンデジに何を求めるか次第。

秋には海外に行く予定もあり、夜景をきれいに撮れるコンデジをポケットに忍ばせていきたいので、それまでには決めたいところだ。