Blu-rayで観るHDの映像はすごい。そしてサウンドも。だが、薄型TVの内蔵スピーカーでは十分にポテンシャルを引き出せてないと思う。ということで、廉価版のホームシアターを物色。
条件は以下の5つ。
1.HDMI接続によりREGZAリンクできること。
2.Dolby TrueHD、DTS-HD Master Audio等の最新HDフォーマットにフル対応していること。
3.フロントスピーカーだけでも擬似サラウンド化できる機能を持っていること。
4.省スペースであること。
5.価格は5万円以下であること。
メーカーとしては、PIONEER、YAMAHA、DENON、ONKYOが候補となり、順番に検討。
まず、PIONEER HTP-S323。
Pioneer 5.1chサラウンドシステム HTP-S323
- 出版社/メーカー: パイオニア
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: エレクトロニクス
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5.1chフルセットで25,680円は格安でコスト面では最有利。スピーカーは小さいながら、レシーバー・ウーハーがかなり大きい(奥行き42cm、質量11kg)。背面や左右を壁から離さないといけないということを考えると、ちょっと難しいサイズ。部屋の広い人にはよいかもしれないが。ということで、このモデルは見送り。
<後日追記>このモデルはREGZAリンクできないとの情報あり。そうであれば、いくら安くても候補から外れる。
次に、YAMAHA YHT-S400。
YAMAHA 3.1chホームシアターシステム ブラック YHT-S400B
- 出版社/メーカー: ヤマハ
- 発売日: 2009/10/20
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アンプとウーハーが一体型。そして、スピーカーは一体型の横長でTVの前に設置するというユニークなデザイン。視聴したが音は良かった。だが、このアンプに穴の開いたようなデザインが好みに合わない。アンプ前面から重低音がでてくるというのも感覚的に受け入れにくい。値段的は5万円を下回るショップはあまりなく、将来的に5.1chへ拡張することもできない。ということで個人的に割高感が払拭できず見送り。予算に余裕があって、3.1chで十分という人は買ってもいいモデルだとは思うが。
そして、DENON DHT-S500HD。
DENON 2.1chホームシアターシステム DHT-S500HDK
- 出版社/メーカー: デノン
- 発売日: 2009/06/30
- メディア: エレクトロニクス
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2.1chセットだが、1万円弱のパッケージ追加で5.1chまで拡張可能。薄型レコーダーサイズの本体に、大型サブウーハー、そして小型スピーカーとデザインも基本に忠実。ヨドバシカメラあたりで「売れ筋No.1」になっているのもうなずける。ただ、スピーカーがいかにも貧弱で、音質もいまひとつ。かりにスピーカーを別メーカーのものに換えると、音質は改善しそうだが、割安感はなくなる。ということで、基本に忠実な良いモデルだとは思うが、音質面に大きな期待が持てないという理由で見送り。
<後日追記>このモデルはARCなどに対応した後継DHT-S511HDが発表されていた。要するに事実上の「型落ち」になっていた。あぶないあぶない。
最後に、ONKYO HTX-22HDX。
ONKYO 2.1chホームシアターパッケージ HTX-22HDX
- 出版社/メーカー: オンキヨー
- 発売日: 2010/03/31
- メディア: エレクトロニクス
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パイオニアと同様、アンプ・サブウーハー一体型に左右スピーカーという構成だが、こちらの機種のアンプ・ウーハーは、奥行き31cm、重量9.5kgと一回りコンパクト。これなら設置できる。音質もピュアオーディオには及ばないが、許せるレベル。 値段も3万円そこそこと安い。センタースピーカーを追加して3.1chにしても36,000円くらいだ。
ということで、HTX-22HDXを購入。センタースピーカーD-22XCもセット。ということで、3.1chサラウンドを構築した。ここから先5.1chにするにはD-22XM(2本セットで6,614円)を買えばよいのだが、たぶん標準のフロントスピーカーをサラウンド用に回して、もうちょっと音質のいいフロントスピーカーに買い換える方が、高音質になるものと思われる。
設置のポイントや音質インプレなどは明日のエントリで。