新型コロナで打撃を受けた業種はいくつもあるが、最大のものは旅行・観光業界だろう。
年間3000万人にも及ぶ来日観光客がほぼなくなってしまったためだ。
その穴を一部なりとも補う効果を期待した施策が「Go To トラベル」。
夏休みをターゲットに7月22日から始まっていたのだが、東京発着と東京都民が当面の間除外されていた。
その除外がなくなった10月、僕は早速Go Toを使って佐賀まで一泊二日の旅行に出かけた。
1日目
博多から佐賀まで特急かもめで移動。JR九州のネットきっぷが安い。
まず昼は、佐賀の名物シシリアンライスを食べに、浪漫座(旧・古賀銀行)へ。
初めて食べたけど美味しかった。
そして、地元アイドルの集まる「九州キッズアイドルフェスタ」を観にエスプラッツホールへ。
三時間半くらいのイベントで、佐賀、福岡、長崎、熊本、大分のアイドルのライブが見られて大満足。
終演後は、特急みどりで佐賀から武雄温泉に移動。
山並みに沈む夕日が美しい。
武雄では行こうと思っていたレストランが予約でいっぱいだったり、売り切れで早仕舞いしていたりして、3軒目のスシローに落ち着いた。
温泉宿にチェックインすると、Go To 地域クーポンが6000円分もついてきていて、お得感しかない。
2日目
まずは、佐賀県立宇宙科学館〜ゆめぎんが〜へ。
つくばにある宇宙センターと同じコンセプトで、少年少女に科学の楽しさを教えるもの。
これを県立で運営している佐賀県の心意気に脱帽。
建物は1999年竣工。
同時代の東京国際フォーラム(1996年竣工)とのシンクロニシティを感じる近未来SF的なデザイン。
続いて、一度来たかった武雄市図書館へ。
全体の雰囲気は「蔦屋書店」そのもの。
図書館の古い本の入った本棚を”装飾”として眺めつつ、ツタヤのおすすめする新刊を買ってスタバ片手に読むのかなと思いきや、テーブルは自習する中高生で満席。
また、別室では作家の講演会も開催(この日はオンライン)
これがいいことか悪いことかは別問題として、ちゃんと図書館として機能してると思った。
昼食は、餃子会館へ。
葛飾・東葛飾の住民のソウルフード「ホワイト餃子」が九州で食べられるのは、ここと鹿児島だけということで足を運ぶ。
看板メニューのもしもしラーメンと餃子の組み合わせ。ラーメンが意外にあっさりしているので食べやすかった。
午後は、武雄温泉で開催されるMOMOMARINONの撮影会へ。
「ここでしか撮れない」という貴重な撮影ができた。
帰路は、特急ハウステンボスで博多へ。
この二日でかもめ、みどり、ハウステンボスを乗り分けた。
九州の特急車両のデザインは面白いけれども、欲をいえば、この車両も20年選手でコンセントもなく、揺れも多く感じたので、そろそろリニューアルして欲しいかな。
さて、あとはお土産。
Go Toの地域クーポンは旅行期間中のみ有効、宿泊県と隣接県のみ利用可能ということで、博多駅直結のマイングで明太子、八女茶、通りもん、めんべいを一気に購入。大きめのカバンで来て良かった。
そして東京へ・・・
こんな感じ。
佐賀の一泊二日旅行は本当に楽しくて充実していた。
それにしても、ようやくGo Toのメリットを受けられたけど、今まで都民以外はこんなにおいしい特典を得られてたんだな・・・