いま一番面白い現場の一つが、ハコイリ♡ムスメ。
結成された2014年から見ているけれど、当時のオリジナルメンバーは半分になっていて、僕に言わせれば、もはや別物。
新メンバーの個性が開花した2016年のハコムスの変化と成長は目が離せないものだった。
2期生・阿部かれんは「新しい風吹かせる」どころか、すっかり中核メンバー。
3期生・星里奈は、ボーカルの才能を開花。メインボーカルを務める「土曜日のタマネギ」(斉藤由貴)は、星の表現力のおかげもあっていまやハコムスのキラーチューン。
同じく3期生・吉田万葉は、天性のアイドル性でみんなから愛される存在に。曇りのない歌声の持ち主で、長い手足でダンスも映える。
もう一人の3期生・井上姫月は、ステージの上で愛くるしい姿を見せるが、口を開けば、最年少とは思えない強気キャラというギャップ。
もちろん、そんな後輩の活躍にオリジナルメンバーも負けていられない。
自己紹介でのコールが一番大きい神岡実希。
アイドル大好きなヲタク心を隠さない"ぽにょ"こと我妻桃実。
しっとりしたボーカルとしなやかなダンスが魅力のリーダー鉄戸美桜。
クリスマスのこの日の定期公演は、一年を振り返るもの。
メンバー一人ずつが一曲選んで披露。ハコムスの表現力の幅を実感させられた。
新曲はアイドリング!!!の名曲「Like a Shooting Star」。メンバーはプレシャーを感じてもいたようだったが、見事なステージを見せてくれた。
最後は、PENGUIN DISCからの初の全国流通CDのタイトル曲「ハコいっぱいのプレゼント」。
年内最後の定期公演の最後の曲ということで、ファン一同が、メンバー衣装に合わせて赤・青・黄のサイリウムを点灯させる。
ハコムスのライブは年内まだいくつか残っているが、来年さらに成長した姿を見せてくれることを確信させられるような定期公演だった。
(セットリスト)
1 乙女はびっくり箱(井上)
2 ドタバタギャグの日曜日/チェキッ娘(我妻)
3 お引っ越し/Qlair(阿部)
MC
4 夏に急かされて(吉田)
5 アンバランスなサマー(神岡)
6 Let's Party Time!(鉄戸)
7 土曜日のタマネギ/斉藤由貴(スタッフ)
8 なかよし/上田愛美(星)
9 Like a Shooting Star/アイドリング!!!(初披露)
10* ハコいっぱいのプレゼント(*ファンから赤青黄のサイリウム)