Negicco "Negi ROAD Vol'6"@代官山LOOP

現場が全てとは思わないが、現場には現場ならではの楽しみがある。ということで、代官山LOOPに"Negi ROAD Vol'6"を観に行った。

出演アーティストは、順にTEMPURA KIDZ、チャラン・ポ・ランタン、そしてNegicco。DJはフレネシ。

TEMPURA KIDZはキレキレなダンスでステージを所狭しと飛び回るパフォーマンスが印象的。チャラン・ポ・ランタンは、ボーカル・アコーディオンを中心に耽美的な音楽性をもったユニットだったが、楽しいMCとのギャップがまた驚き。

そして開演から1時間半を過ぎてNegicco登場。間近で見るメンバーは、他のどの媒体よりもキラキラとしている。でも、どこか親しみやすいところを残している。

Nao☆は、ひときわ小柄ながら、アイドルグループのセンターらしい華やかさを振りまいている。Meguは、MCとダンスがパワフルで、声質が一番アイドルっぽい。Kaedeは知的で落ち着きがあってしなやかな雰囲気。この3人の組み合わせは実に絶妙だと思う。誰かを推すとか誰かを1位にするとかそんな発想が起きないくらいの絶妙なバランス。

セットリストは、アルバム”Melody Palette”から怒涛の3曲連続でスタート。いずれも生で聴きたいと思っていた「ネガティヴ・ガールズ!」「アイドルばかり聴かないで」「ニュートリノ・ラヴ」の流れ。最新シングル曲「アイドルばかり聴かないで」では、振付けで「ざんねーん!」と叫ぶ。歌い手と観客が一体になる。楽しい。楽しすぎる。これこそ現場の醍醐味。

MCを挟んで、しっとりと「愛のタワー・オブ・ラヴ」。一転してアップテンポな「トキメクMERMAID」を経て、「相思相愛」へ。いや、こうして見ると「アイドル」のカテゴリで括れないくらい、曲の範囲が広いよなと思う。「ヲタ芸」に代表されるような画一的な音楽の楽しみ方に聴衆を縛ることがないのもNegiccoの魅力ではないかと思う。

そして「スウィート・ソウル・ネギィー」「パーティーについて」でいったん退場。しかし、会場内は「アンコール、ネギ!」「アンコール、ネギ!」の大歓声。これに呼ばれる形で「トキメキ★マイドリーム」「Negiccoから君へ」と続く。TEMPURA KIDZもステージに乱入し、Negiccoとコラボレーションのダンス。いやあ、これはいいものだ。

最後は恒例の「圧倒的なスタイル」。まさかと思ったが、気付いたら自分も両隣の人と肩組んで踊ってた。いや凄い夜だった。そして、生で聴いたNegiccoの歌声と、間近で見たNegiccoのかわいさは、もう夢に見そうなほど。手の届きそうな感じがいい。ありがとうネギネギ。

ということで、あまりの熱気で会場を出る頃には軽い貧血状態。西郷山公園周辺でしばらく横になってから、タクシーで帰宅。「アイドルばかり聴いてると 体脂肪も血圧にも良くないのよ、ざんねーん!」を地で行きそうだ。次のライブまでに体力作りから始めよう。

そうそう、MCで言ってたけど、もうすぐ新しいシングルが出るそうだ。いったい次はどんな楽曲で僕らを楽しませてくれるのだろうか。


Negicco 20130504 アイドルばかり聴かないで - YouTube