X-Pro1は良い機材

フォトグラファーの塙真一さんが講師を務める「X-Pro1 でタウンスナップ」に参加。

18mm(換算28mm)はノーファインダーのキャンディド・フォトに最適。ファインダーにコストをかけた機種にとっては「贅沢」な使い方だけど。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:FUJIFILM X-Pro1 + XF18mmF2R)
35mm(換算53mm)はF1.4の標準レンズ。あえて開放で撮ってみたが破綻のない描写。嘘っぽくない青空の描写はフジのフィルムの色を思い出させる。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:FUJIFILM X-Pro1 + XF35mmF1.4R)
60mm(換算90mm)はマクロ。ボケも柔らかくふわっとした感じに撮れる。本体で「マクロ」設定が必要という操作性と、AFの合焦速度が遅いというのは気になるが、描写は3本のレンズの中で最も気に入った。

(PHOTO:シャープ、CAMERA:FUJIFILM X-Pro1 + XF60mmF2.4R)

この「広角」「標準」「中望遠マクロ」の3本の単焦点ラインナップは、僕の考える理想的なラインナップ。ジャケットのポケットにレンズを一本づつ入れて、交換しながら軽快に撮れた。

塙先生の説明も面白く、NYでの作品の解説もためになった。今日撮った写真への講評も頂けたし、近日中に発表される情報についても聞けた。有意義な機会だったと思う。

使ってみるとX-Pro1は良い機材。ファームウェアにはまだまだ改善の余地があると感じたが、メーカーでも真摯に取り組むようだし、レンズも増える予定。一度は「ダメ出し」したX-Proシリーズだが、ここに来て俄然欲しくなってきた。