東京都写真美術館にて「ベッティナ・ランス写真展−MADE IN PARADISE」を鑑賞。フランス大使館後援なのにサブタイトルが英語というのはどうなのか、というのはおいておいて。
公式サイト:東京都写真美術館
マドンナ、シャロン・ストーン、ケイト・モス、ソフィー・マルソー、シンディ・クロフォードといった華やかな被写体を作りこんだロケーションで撮影。だが、女性同士だからかどこかリラックスした表情を捉えている。色の使い方として赤が刺激的。
日本人の被写体は、道端ジェシカと寺島しのぶが展示されていた。道端ジェシカの方は端正ながらそれほど面白味のある写真とは思えなかった。だが、寺島しのぶの方は、レストランで撮影されたのに、とてもドラマティック。フランス人から見た日本女性の色気というのはこういう風に捉えられるのかと思わされた。
僕の志向する写真とは全く違うスタイルのフォトグラファーだけれども、見ていて心を奪われる作品群だった。5月15日まで。