やっぱりやられメカ〜シー・シェパード

シー・シェパードのアディ・ギル号が日本の調査船と衝突して航行不能となった。衝突時の様子については両者の主張が異なっているので、現時点では真相は分からない。
しかし、アディ・ギル号のルックスは悪役風だという評価もあったけど、善悪を別にしても、どう見てもやられ役にしか見えない。そして「期待通り」に破損してしまうところが、まるで喜劇を見るようだ。いや、シー・シェパードの妨害行為は危険極まりないし、今回の衝突については死者のなかったのが不幸中の幸いであるとは思うのだけれども。

米国の反捕鯨団体シー・シェパード」(SS)の妨害船「アディ・ギル号」(26トン)が、南極海で日本の調査船「第2昭南丸」(712トン)と衝突した。水産庁に6日入った連絡によると、日本側の乗組員のけがや、船体への重大な損傷はないという。今冬の調査捕鯨で船体の衝突は初めて。
同庁によると、日本時間6日午後0時半ごろ、日本の調査船団に付きまとっていたアディ・ギル号が第2昭南丸の進路を横切る際に急減速。避け切れなかった第2昭南丸の前方とアディ・ギル号の船首部分がぶつかった。同船は船首部分が大きく破損したが、沈没する様子はなく、乗組員は近くにいた仲間の船に救助されて無事という。
一方、SSは衝突について「第2昭南丸が突然スピードを上げ、アディ・ギル号の船首部分をもぎ取った」と主張。船は沈みそうだとしており、両者の説明には食い違いがある。
アディ・ギル号はニュージーランド船籍の小型高速船で、SSが今冬、「ボブ・バーカー号」とともに新たに投入した。SSは妨害船を従来の1隻から3隻に増強し、活動を激化させる構えを見せていた
(時事ドットコム)