福田辞任発表

福田さんは官房長官が最も良かった。マスコミに対しても常に超然と対していたところが良かった。首相になってからもメディアへの姿勢は変わらずで、そこは好感が持てたのだが、最後の最後で記者の「総理の会見はいつも人ごとのようだ」という引っ掛け質問を浴びせられ、つい「あなたと違うんです」と言ってしまった。珍しく人間臭いとも言えるが、福田さんらしく突き放してもよかったと思う。

さて、福田辞任を受けて、株価と為替がどちらに動くかというネタ。この手の話はどっちに動こうとも「後講釈」で理由が付くのだが、フタを開けてみればほとんど変わらず。こういうのが一番難しい。

普通に考えれば「麻生首相」を織り込み済だと言えるが、衆議院の解散総選挙まで視野に入れた場合、与野党の勢力図がどうなるか判断できないというのがマーケットの見方なんだろう。