キヤノンがEOS Kiss Fを発表

デジタル一眼レフのエントリー機にとって重要なのは、画素数ではない―そんな当たり前のことにようやくキヤノンな気付いたようだ。

Kiss X2の下位機種にあたるKiss Fは、1000万画素までスペックダウンしている。背面の液晶も小さくなっているし、測距点数も減っている。だが、その対価として小型・軽量のボディをまとってきた。

キヤノン:このページは移動しました

それにしても、最近のキヤノンデジタル一眼レフのラインアップは混乱続きだと思う。エントリー機の2種・Kiss FとKiss X2はあまりに近すぎる。そして、エントリー機のKiss X2と廉価中級機40Dのスペックは、相変わらずねじれたままだ。

マーケティング的な見地からは、Kiss Fのメインターゲットは若い女性だろう。そして中年の男性には40Dを、というわけだ。Kiss Fは、オリンパスペンタックスに負けないおしゃれなエントリー機になれるだろうか。あと、個人的にはKiss X2のCMで母親役を好演していた平岩紙が、引き続きKiss FのCMでも登場してほしいと思う。