浅草少女歌劇団 ローファーズハイ!!『LOAFERS HIGH The Musical ~9つの銅貨~』初日@浅草九劇

レプロエンタテインメントが手掛ける浅草少女歌劇団 ローファーズハイ!!

2018年にベイビーレイズJAPANが解散し、2019年に9nineが活動休止となった今では、レプロに所属する「次世代タレント」の少女達のグループとしては現在唯一のものと言えるかもしれない。

ローファーズハイ!!は、メンバーの在籍期間は最大2年間。メンバーの加入・卒業を繰り返しながら成長を続る、とされている。

彼女達のミュージカル『LOAFERS HIGH The Musical ~9つの銅貨~』の再演が始まると発表された。

f:id:SHARP:20191130204408j:plain

注目していた岩本知歩ちゃんがレギュラー出演すると知って、チケットを買い、初日の今日、浅草九劇に行ってきた。

f:id:SHARP:20191130211324j:plain

その岩本知歩の屈託のない影ナレに続き、オープニングから制服姿の少女達がタップダンスを踊る圧巻の展開。

よく通る歌声だけでなく、タップダンスの響きが、耳に心地よいうねりをもたらし、ステージの上のキラキラ輝きと合わさって、五感を刺激する総合芸術という感じ。

物語は「学校のタップダンス部」を舞台にして進んでいき、主役・準主役の出会いと対立、そして自分探し、友情、家族などへと膨らんでいく群像劇の様相を見せ、最後にタップダンスの大会でクライマックスを迎える。

思春期特有の不安や、ヒリヒリするような人間関係、そして響き合うものと出会った時の高揚感など、青春のドラマの全てがここにあるといっても過言ではない。

楽曲は、ミュージカル定番とも言えるソロ、デュエット、アンサンブルの要素をバランスよく備えていて、聴きどころ満載。

歌、ダンス、制服、笑い、涙、感動…僕が観たいもの全てがあった。

f:id:SHARP:20191130211355j:plain

各キャストについての感想を簡単に。

  • 1年生

デコピン=駒木根心捺(JC3):圧倒的な存在感。少女マンガの主人公のような「完璧ではないけれども誰よりも熱い人」という雰囲気もいい。

はなちゃん=中島萌望(JC3):控えめな後輩という本来の役どころに加えて、ナレーション的な説明的なセリフを完璧に担っている。

  • 2年生

のどか=東郷姫奈(JC1):小柄だけれども大きな存在感。早くも「美人女優」の片鱗を感じさせる雰囲気を醸す。

かりん=岩本知歩(JC1):屈託のない笑顔に手足の長い体躯で、「少女感」ナンバーワン。終始自然な演技で、リアリティがあった。

すーちゃん=唯藤絵舞(JC1):外見は中一にして既に顔立ちが完成している「オトナ顔美少女」だが、岩本知歩との息のあったわちゃわちゃ感が楽しい。

  • 3年生

オジョー=山川愛理(JC2):ストイックで気高いオジョーはまさにハマり役。特に、バレエの美しさに目が釘付けになった。

ちゃんねー=紺谷美友(JC2):弾けるようなムードメーカー的な存在。表情も豊かでドラマの流れやうねりを生み出す重要な役を演じ切る。

さくらこ=菊地樹美(JC2):メガネが似合う「会計担当」のしっかり者でお茶目な一面も…という文化系大好きマンにはたまらない魅力が全開。
かえで=加藤子美月(JK1):内気な面と大胆な面のギャップに驚かされる振り幅の広い演技。ピアノ演奏も見所の一つ。

f:id:SHARP:20191130213849j:plain

ということで、舞台を通して観ると、それぞれのメンバーの個性を愛おしいと思うようになるね。

浅草少女歌劇団のミュージカルは、ステージの上で少女がキラキラしているという点では、アイドルのライブと共通点があると言えばあるけれども、「レス」とか「特典会」とか「認知」とか、そういうのを気にしなくていいところが、楽といえば楽かなと思う。

まあ、人によっては、それを「物足りない」と感じるのかもしれないけれども・・・

とりあえず、岩本知歩ちゃんと唯藤絵舞ちゃんのサイン入り写真、そして唯藤絵舞ちゃんのフォトブックを購入。

f:id:SHARP:20191130213836j:plain

そして、気付いたら「もう一度観たい」となっていて、来週のチケットも買っていた。

この内容で3000円(D代不要)は、ライブアイドルの公演と比べて、リーズナブルだとさえ思えるよね。

長原楓・知花ひより・秋月ことり「おいも屋ミニ撮影会」@新宿Barbie room

おいも屋ミニ撮影会に行ってきた。

初めていく撮影会で勝手が分からないところもあったが、メンバーもスタッフも参加者も和やかな雰囲気で、すっと撮影に入れた。

今日のモデルは、いもシス中部の「3ビーナ」。

f:id:SHARP:20191124132620j:plain

最年長は、”かえぽっぽ”こと長原楓ちゃん(JC2)。

f:id:SHARP:20191124125929j:plain

明るい雰囲気でトークも楽しい。

f:id:SHARP:20191124125325j:plain

次女的ポジションの知花ひよりちゃん(JC1)。

f:id:SHARP:20191124124255j:plain

おとなしくて端正な美少女という佇まい。

f:id:SHARP:20191124131723j:plain

最年少の秋月ことりちゃん(JS6)。

f:id:SHARP:20191124124910j:plain

子供っぽさの中にドキッとした瞬間を見せてくれる。

f:id:SHARP:20191124132422j:plain


「3ビーナ」は、それぞれがポートレート映えするモデルだけれども、3人一緒の時のわちゃわちゃした雰囲気もいい。

f:id:SHARP:20191124132623j:plain

スタジオにはRIFAが4灯用意されていて、今回は自前のフラッシュを使う必要はなかった。

複数のフォトグラファーで「囲み」で撮る撮影会だけれども、ポーズしても融通が利いて、快適な人数で相互に譲り合う感じなので、かなり「順撮り」に近い感じで撮れた。

今回は他の予定もあって「全三部のうち第一部のみ」という参加になったけれども、衣装が各部で変わって、最後の部の後に特典会があるそう。

次は、来月リリバリの尾野寺みさ宮丸くるみ・西村津希乃の撮影に申し込んでいるので、全三部通しで撮影予定。

楽しみ!


※本記事に掲載されている画像は株式会社英知の許諾を受け掲載しています。株式会社英知に無断で転用・複製することを禁止します。

この道を行くのは他の誰かではない〜アクアノート3rdワンマンライブ「AQUASONIC」@ harevutai

この道を行くのは そう 他の誰かではない
わたし色にきらめいて
(アクアノート「アクアソニック」)

2018年4月に結成されたアクアノートは、AKIBAカルチャーズ劇場の新人公演に出演して、最多動員。

新人公演で優勝して、「真夏のシンデレラ」の称号を獲得し、それを機会に三大フェスにも出演して、一気に知名度をあげて・・・とはならず。

逆転で「準優勝」という結果となり、TIFにも@JAM EXPOにもいまだに出演は果たせず。

前回のワンマンライブの会場はお披露目ライブと同じ恵比寿CreAto、動員数は202人という規模に止まっている。

そんな中、先日はオリジナルメンバーの逢嶋ひなが卒業するという発表もなされた。

決して「順風満帆」とは言えないアクアノートだが、良質な王道アイドルポップスのオリジナル曲と清楚なパフォーマンスを武器に、熱心なファンを獲得。

いわゆる「新世代トリオ」の中では、楽曲に対する取り組みは最も真摯で、オリジナル曲を続々とリリースし、先日は14曲入りのフルアルバム「アクアノオト」をリリースしたばかり。

TDこと多田慎也による新曲「アクアソニック」をタイトルに掲げた3rdワンマンライブは「動員350人」を目標に掲げ、池袋にできたばかりの会場harevutaiでの開催となった。

f:id:SHARP:20191125201049j:plain

できたばかりのharevutaiは、場内が綺麗なことはもちろん、ステージが高く、フロア後方の段差上からだとちょうど目線の高さも合うという好設計。

さらに、スピーカーの音質が抜群にクリアで、しかも、演出上効果的な巨大LEDディスプレイと透過スクリーンを備えるという。

透過スクリーンというのは、ステージと客席の間のスクリーンに映像を映し出しつつ、奥のステージのパフォーマンスを見せるというもので、横浜にあった「VRシアター」と同じようなもの、と言えば伝わるだろうか。

さて、アクアノートのワンマン。

正面のディスプレイにメンバー紹介の動画が流れ、そのあと、おなじみのOvetureへ。

メンバーが純白の新衣装を身につけて登場すると、透過スクリーンが降りてくる。

水の流れを描くようなVRの向こうにメンバー。

大きな水槽の中にいるマーメイドが歌って踊っているライブをしているようだ。

次の「水花火」では、広がっては散って行く大きな花火に包まれて、少女たちが立っている。

夢の中の景色のように。

あるいは、いつか見た遠い記憶のように。

手を伸ばせば届きそうなのに、ふっと手のひらからこぼれるような。

そんな儚さと切なさが加速する。

こんなに奥行きのある演出は初めて見た。


ここでスクリーンが上がり、「いろみず」へ。

メンバーの姿が実体を伴ってくっきりと見えるようになる。

「水たまりもジャンプして会いに行きたいよ」という歌詞の通り、メンバーとの距離がぐっと縮まる。

最高。。。

f:id:SHARP:20191125204951j:plain

自己紹介の後は「ソメイヨシノが咲く頃に」、「挑発Selfish」、「閃光少女」、「これから」というダンスの美しさが引き立つ楽曲群。

新衣装は純白系で、メンバーの清楚さを引き立てると同時に、ターンの美しさを印象付けるデザインになっている。

今年正規メンバーに昇格した高梨有咲と双葉樹里の二人は、前回のワンマンの時は「先輩たちに必死についてく」という印象だったが、今日は「先輩よりも存在感を示す」場面も多い。

メンバーの成長が、グループの成長に繋がっていると実感させられる。

ここからは、8ミリフィルム調の動画と、ライブが交互に連なって行く。

夏の始まりから、盛夏、そして夏の終わり・・・


「ラブ☆サマー」「Don‘t you?」「八月の空」からの「乙女心はアクアマリン」そして、初披露の「あの夏に」。

2019年の冬に差し掛かるこの時期に、夏全開のセトリというのは、一見季節外れのように見えるが、実はそうではない。

来年1月にグループを卒業する逢嶋ひなの<物語>をそこに託しているのだ。

出会いから、別れ、そして想い出へと。

「あの夏に」の歌詞にあったように、確かにあの夏には君がいた。君といた・・・


ここからはまた透過スクリーンを使った演出。

「雨垂れのポルカ」からの「夕立とアンチノミー」。

この2曲は、いわゆる楽曲派アイドルとも互角に勝負できるクオリティ。

楽曲もアグレッシブなら、雨だれとアニメやCGを3次元で構成するようなVJの演出もアグレッシブ。

どちらの曲も最初に聴いた時から洗練度を増していて、「アクアノートはかわいいだけのグループではない」と思わされる。

フロアのノリも、今日はいつにも増して熱いものがある。

動員数の多さもあるだろうし、いわゆるライト層が集まったことによる「化学反応」もあるだろう。

叙情的な「なみだリプライ」の後は、メンバー一人の挨拶。

そして、「目標動員数350人」に対する結果発表。

前回にならって、ノートに書かれた数字を一の位から十の位、そして百の位へと広げていくドキドキの演出だが、結果は「288人」に留まった。

だが、しかし。

だが、しかし、である。

前回のワンマンの動員202人からは着実に動員数は伸びていて、アクアノートでは史上最高を更新している。

そして、何よりもフロアの盛り上がりも史上最高。

f:id:SHARP:20191125205011j:plain

標数には達しなかったけれども、ライブの内容の充実には胸を張っていいと思う。

来年4月には、アクアノートが関東を飛び出して東名阪のツアーを行うことが発表された。

佐山すずかがMCで「アクアノートはまだまだ続いて行きます」と語る。

そう、アクアノートの<物語>はまだまだこれからだ。

ラストスパートは「ドリームノート」、そして「アクアソニック」。

この道を行くのは そう 他の誰かではない
わたし色にきらめいて
(アクアノート「アクアソニック」)

そう。

誰かが行った道ではない。

アクアノートならではの<物語>を紡いで行く姿をこれからも見て行きたい。

アンコールでは、新グッズのTシャツで「乙女心はアクアマリン」と「アクアソニック」を披露して、harevutaiのフロアを熱くしてアクアノートの3rdワンマンは幕を閉じた。



f:id:SHARP:20191125204145j:plain
(開演前に楽屋を訪問した際に撮影した新Tシャツのアクアノート)



終演後は、佐山すずかちゃんのチェキへ。

f:id:SHARP:20191125204353j:plain

新衣装の素晴らしさがお分かりいただけるだろうか・・・

あんなに立派なMCをしていながら「わたし的には反省点たくさんですよ」と語るさやすず、本当に偉いね。


アクアノートがどんな道を行くのか興味を持った人は、東名阪ツアーでぜひ確かめてみてください!

4/11(土)名古屋@伏見ライオンシアター
4/18(土)大阪@ LIVE SQUARE 2nd LINE
4/25(土)東京@ club asia


f:id:SHARP:20191125204426j:plain

(セットリスト)

動画
0 Overture
1 水のかたち
2 水花火
3 いろみず
自己紹介
4 ソメイヨシノが咲く頃に
5 挑発Selfish
6 閃光少女
7 「これから」
動画
8 ラブ☆サマー
9 Don‘t you?
10 八月の空
動画
11 乙女心はアクアマリン
12 あの夏に(初披露)
動画
13 雨垂れのポルカ
14 夕立とアンチノミー
15 なみだリプライ
挨拶
16 ドリームノート
17 アクアソニック
(アンコール)
en1 乙女心はアクアマリン
en2 アクアソニック