ハコイリ♡ムスメ月曜定期「ハコムスペナントレースNEXT」(90年代)

ハコムスのペナントレースNEXT。

70年代から始まり、3回目の今日は90年代。

まず最初にCoCoの「Live Version」を歌唱。

これ久しぶりに聴いたけど、今日のテーマにぴったりだね。

そして4組のユニットに分かれての競演。

今回は出演順を変えてのパフォーマンス。

PEACH STAR(我妻・星)

初代東京パフォーマンスドールの「Saturday Night Fantasy」と、SPEEDの「熱帯夜」を披露。

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ゴールドの星、シルバーの我妻。

「熱帯夜」の間奏のポエトリー・リーディングが、さすがハコムスという感じだった。

ぷりんせすれいんぼぅ(井上・塩野)

「大スキ!」(広末涼子)と「ねずみ算がわかりません」(ねずみっ子クラブ)の2曲を披露。

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現代の中学生がコギャルをリバイバルするという面白さ。

秋元康黒歴史とも言われるねずみっ子クラブを聴けたのが面白かった。

Sweet Dream(阿部)

岩手在住の戸羽が学業で欠席のため、阿部単独でのパフォーマンス。

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衣装は安室奈美恵がSAMと婚約会見をしたときのものをオマージュ。

「私がオバさんになっても」(森高千里)では、「心配だわあなたが若い子が好きだから」をヲタクに向けて感情を込めてコミカルに歌う。最高。

2曲目は「エスカレーション」(ともさかりえ)。

これ初めて聞いたけど、すごくイイキョクだった。こういう発見があるのも、ハコムスのライブの楽しみ。

green flower(吉田・寺島)

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デニムを取り入れた衣装で登場し、「運命‘95」(Melody)と「BE TOGETHER」(鈴木亜美)を披露。

見るたびに息の合ったコンビだと思うし、二人の素直で真面目なところが伝わってくるパフォーマンスだった。

ここで観客の投票を集計し、その間に「Be My Diamond!」(ribbon)を。

これは90年代の楽曲だけど、60年代あたりの音楽のリバイバルだよね。

音楽を含めた流行が25〜30年周期で回ってるという俗説を聞いたことがあるけれど、その説でいえば今は90年代なのかな。

結果発表

今日の結果は、阿部かれんソロのSweet Dreamが1位になり、累計でもトップに躍り出た。

僕も投票したけど「私がオバさんになっても」のフェイクな歌い方が観客のハートを掴んだんだろうと思う。

物販でのポイントもあったかもしれないけれども。

そしてgreen flowerは今日は2位。

一位には届かなかったけれども、心に残るパフォーマンスだった。

特典会ではワカチコが涙目で登場して「悔しかったのかな」と改めて思った。

星里奈ちゃんが一連の逆転劇を見て「これがペナントレースですね。まだまだ分かりませんよ」と冷静に見ていたのが「らしい」というか。

ほんと、まだまだ分からないと思う。

次回5月21日も戸羽望実ちゃんが欠席ということで、Sweet Dreamにはマジパンから応援で清水ひまわりちゃんが参戦。

阿部かれん・清水ひまわりというボックスのツインタワーの共演を見られるのは楽しみ。

特典会

green flowerの二人を撮影。

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僕の大好きなJC3コンビ。90年代アイドルグループ風に撮影。

そして、我妻桃実ちゃん。

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MAX風、90年代のダンスアンドボーカルユニット風に。

「ハコムスの衣装でもこういうのはないし、私服でも絶対着ないから、今日用意されてるのを見てびっくりしたけど、着てみたら意外といけてた」と言っていたけど、確かにいける。

何を着ても着こなせてしまうぽにょマジック。クールポニョ。


(セットリスト)

全員
1 Live Version/CoCo

我妻・星
2 Saturday Night Fantasy/TPD
3 熱帯夜/SPEED

井上・塩野
4 大スキ!/広末涼子
5 ねずみ算がわかりません/ねずみっ子クラブ

阿部
6 私がオバさんになっても/森高千里
7 エスカレーション/ともさかりえ

吉田・寺島
8 運命‘95/Melody
9 BE TOGETHER/鈴木亜美

全員
10 Be My Diamond!/ribbon

ビバラポップ!2018@さいたまスーパーアリーナ

大型連休中開催されてきたロックフェス「ビバラロック!」。

そのアイドル版とも言える「ビバラポップ!」が初めて開催された。

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場所はさいたまスーパーアリーナ

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メインと野外の2ステージ体制。

僕はメインのレベル200最前列から見ることに決めた。

こぶしファクトリー(11:00-11:40)

今日のフェスのトップバッター。

5人体制のこぶしファクトリー初見。

初の生バンドだったが、こぶしのロック、ディスコファンク楽曲と生バンドの相性は抜群。

後半「ドスコイ!ケンキョにダイタン」の間奏で、まさかの大森靖子が登場し、相撲の取り組みからメンバーと絡み。

続く「ラーメン大好き小泉さんの唄」では、こぶしメンバーと一体となってのパフォーマンスで「ラーメン大好き大森さん」に歌詞も変更。

そして、ラストの「辛夷の花」では、大森自身がギターも奏でて、全く予期しない素晴らしいコラボステージになった。

トップからサプライズのコラボとかビバラポップ!本気すぎる。

ラストアイドルファミリー(12:00-12:45)

テレビでおなじみのラストアイドルファミリー。

ラストアイドル(現La Luce)7人での「バンドワゴン」で始まり、Good Tears、Love Cocci、Someday Somewhere、シュークリームロケッツと、ファミリー総出でのライブ。

ボーカルパートはほぼリップシンク(かぶせ)だが、テレビアイドルだけあって、中継カメラに抜かれるときの表情のクオリティは超一流。

全グループがパフォーマンスを終えた後に、「天の声」が吉田豪を呼び、今日一番良かったメンバーのジャッジを下すように命じる。

「もう決めてます。・・・阿部菜々実さん」

ここまでは予想がついたが、彼女が挑戦者として番組中で披露した℃-uteの「悲しき雨降り」を歌うと・・・

なんと鈴木愛理本人が登場!

2人でステージで歌った後に、「ビバラポップ!ドッキリ」という企画であることが明かされる。

これは完全にサプライズ。

45分間が贅沢なテレビ番組のようなステージだった。

ばってん少女隊(12:45-13:15)

花道を走り、髪を振り乱し、勢いを最大限につけたパフォーマンス。

2010年代前半のスタダ感のあるライブで、今のシーンではむしろ貴重な存在かも。

6人のメンバーカラー「赤桃黄緑青紫」は無印時代のももクロと同じでバランスいいし、いつ見ても懐かしくなる。

Negicco(13:15-13:55)

VJを使った7曲ノンストップライブ。

レコードの針を落とすノイズから始まる「土曜の夜に」で独特の空気を生み出し、「サンシャイン日本海」の前には海の波の音。

スクリーンには楽曲に合わせた環境映像やMV、あるいはグループロゴ。

セトリも奇をてらわず、濃いネギヲタもライトファンも初見も一緒に楽しめるもの。

終盤「ねぇバーディア」では、花道・出島を使うパフォーマンスも見せた。

アウェイとかホームとか関係なく、今日の客層に広くアピールし、アイドル音楽好きの琴線に触れるいいライブだった。

(セットリスト)

0 OPSE
1 土曜の夜は
2 サンシャイン日本海
3 カリプソ娘に花束を
4 ときめきのヘッドライナー
5 トリプル!WONDERLAND
6 ねぇバーディア
7 さよならMusic
MC告知

鈴木愛理(14:25-15:05)

個人的には「レジェンド」の領域の人。

グループ時代の印象が強くて、「ソロどうなんだろう?」と半信半疑で観始めたが、楽曲が良くて、歌がうまくて、ダンスがしなやかで、かわいくて、色気あって…最高すぎて言葉を失う。

めちゃめちゃいい。

バンドを率いて音楽を奏でる感じが凄まじかったし、ステージと花道と出島を行き来しながら、広大な会場の観客と一体となる演出が半端ない。

2階から見ていた僕にも「レスが来た!」と思わせる瞬間があったし、実力的には別次元というか。

最後に、沈黙の後静かに「♪キスをあげるよ〜」と「初恋サイダー」を歌い出したときの会場のどよめきと、そこからの歓声が忘れられない。

とんでもないものを見た…

圧倒的に今日のベストアクト。

sora tob sakana(15:05-15:35)

今日から復帰した山崎愛を含めて4人での出演。

観客が腕をあげる曲を中心にフェス感を強め、出島を積極的に使うパフォーマンスで会場を一体にした。

途中でステージ背面のスクリーンがバグって、お家芸のVJによる演出は完全ではなかったのはオサカナファンとしては残念だったが、ステージのメンバーはそんなトラブルをものともせず、大舞台を楽しんでいるように見えた。

さいたまスーパーアリーナに立つオサカナを遠くから観て、色々な思い出が胸を過ぎった。

すごくいいライブだった。

(セットリスト)

0 OPSE
1 夏の扉
2 夜間飛行
3 広告の街
MC自己紹介・告知
4 夜空を全部
5 鋭角な日常
6 ribbon

Maison book girl(16:10-16:40)

背面スクリーンのバグを直すため一時中断してからのブクガのライブ。

スクリーンは結局またすぐバグってしまったが、ライブは何かが憑依したような熱い空気。

大音量ながらクリアな音の良さ、照明を抑えることで雰囲気を演出したカメラ映像を映す上部スクリーン。

幻想的でアーティスティックなグループの個性が前面に出たライブ。

オサカナもブクガもそうなんだけど、今やアイドル音楽の表現にVJは欠かせない存在になっているので、フェス主催者はそこはPA周りと同じくらい気を配って欲しいと思った。

BiSH(16:40-17:30)

最初に「星が瞬く夜に」を2回やって「まさか」と思わせてからのキラーチューンの連発。

楽曲自体もエモーショナルだけど、パフォーマンスがまた熱いし、フロアもその熱さを増幅する感じ。

気付けばアリーナは満員になり、サークル、モッシュ、推しジャンでフロアが一体に。

最後の「星が瞬く夜に」の熱量凄かった。

今日の事実上のトリ、ヘッドライナーと呼んでいいかもしれない。

充実の50分ライブ。優勝案件。

欅坂46(17:40-18:25)

BiSHが凄いライブを見せた熱気の残るさいたまスーパーアリーナ

欅坂46の名前がコールされ、Overtureが始まると、グリーンのキンブレが一斉に振られて、地響きのようなコールが渦巻く。

今日はグループのアイコン的存在の平手を含む4名が不在の17人編成。

見る人が見れば物足りないところがあったのかもしれないが、こういうピンチの局面でメンバーが補い合う姿を見るのは、むしろ個人的には大好きなところ。

欅坂46というグループのチームワークを一層感じさせてくれた。

パフォーマンスには気迫がこもっていて、メッセージの強い楽曲があってこそだと思うが、途中で2チームに分かれてノンストップで衣装替えをする演出もあって、コンテンポラリーダンスとしても楽しめた。

いいものを観たという思い。

大森靖子弾き語り(18:25-18:30)

直前の欅坂46と直後の道重さゆみをつなぐ意味のある選曲。

これ、実質「大森靖子フェス」なんじゃ?と思わせる。

彼女の「愛」あってこそ実現した部分が大きいんだろう。

道重さゆみ(18:30-19:10)

一曲歌った後、「この世界に入って15年、フェスに出たことはなかった。初体験のフェスよろしくおねがいします!」「でも、初めてのフェスで心細いので」とシークレットゲストの高橋愛を召喚。

二人で「Fantasyが始まる」からの「みかん」で、実質モーニング娘。のライブ。

次は、高橋愛ソロで「SEXY BOY~そよ風に寄り添って〜」始まった。

「ちまたで噂のセクシーフワフワ!」とヲタクが盛り上がっている間に、道重さゆみは衣装をお色直し。

再びソロになり、最後は大森靖子に所縁のある「ラララのピピピ」。

アイドルらしさを前面に出したステージ。


この後、グランドフィナーレがあったがここで退出。

総評

結論から書くと、すごくいいフェスだった。

行く前は「アイドルを見下してきたロック界隈が手のひらを返してアイドルフェスを始めたか」という斜に構えた気持ちがあったが、実際に足を運んで一日過ごして見れば行き届いた上質なフェス。


メインステージでのBiSHと欅坂46の各50分ライブ。

大森靖子のこだわりを前面に出した数々の企画。

鈴木愛理道重さゆみなどハロの大御所のソロステージ。

今が旬のラストアイドルファミリーの出演とコラボ。

楽曲派アイドルの代表格であるsora tob sakanaやMaison book girlの出演。

一部の出演者だけれども、バンドセットもあり。


午前から夜までスタンド席とアリーナを行き来し放題、途中退場もできて、外には食事もとれる屋台がたくさん。

これでチケット総額8000円なんだから、5000円とかのxx対バンとか全く行く気が失せる。



個人的には、来年以降もぜひやって欲しい(その際はオサカナとブクガのライブを完璧なVJ環境で見せてほしい)。


ちなみに、この手の新しい動きに敏感な「イノベーター」「インフルエンサー」的な方々が結構来ていた印象。

この人とか。

ハコイリ♡ムスメ「昭和アイドルアーカイブス特別編(おニャン子クラブ)」@楽器カフェ

2016年10月にスタートして毎月開催されている「昭和アイドルアーカイブス」。

今回オリジナルLPの製作をクラウドファンディングで行うというプロジェクトを立ち上げ、目標金額を早々と達成。

camp-fire.jp

今日は「おニャン子クラブ(ユニット・ソロ)」がテーマ。

ハコイリ♡ムスメから我妻桃実塩野虹、戸羽望実、そしてハコムスのプロデューサーの鈴木美紗乃を迎え、鈴木啓之がモデレーターを務める。

イベントはそれぞれの出演者が順番に、自分の好きなユニット・メンバーを語って、楽曲を選んで流すという構成で進行。

好きなユニット:ニャンギラス
好きな曲:「私は里歌ちゃん」
コメント:去年、立見さんと共演。当時リーダーになって柄にもなく悩みを抱える中、「ねえみんな悩まないで」の歌詞に救われた。

  • 戸羽望実

好きなメンバー:河合その子
好きな曲:「恋のチャプターA to Z」
コメント:透明感がある(ジャケットやポスターの写真の顔を見ながら)。声も独特の個性がある。

好きなメンバー:渡辺満里奈
好きな曲:「マリーナの夏」
コメント:夏のイメージの曲が多い。とんねるずにも気に入られて卒業後バラエティでもレギュラーを務めていた。

好きなメンバー:ゆうゆ
好きな曲:「渚の『・・・・・』」
コメント:声が特徴的。こう言っていいのか分からないけれど子供っぽい。顔もかわいい。目がとろんとしていて。

  • 鈴木美紗乃

好きなメンバー:高井麻巳子
好きな曲:「2gの片想い」
コメント:(男性目線で)自分を投影したくなる。守りたい、この笑顔を俺が守りたい。

鈴木Pの高井麻巳子を語る語り口がヲタクそのものでヤバかった(褒めてます)。

そんな鈴木Pが、2014年のAKIBAカルチャーズ劇場の新人公演で、ハコイリ♡ムスメの「シンデレラ曲」として選んだのは、高井麻巳子の「シンデレラたちへの伝言」。

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今日は、我妻桃実ソロで。

この曲はぽにょソロは初ということでちょっと緊張した様子もあったけれども、清楚な笑顔でこの曲に必要な純粋無垢な雰囲気を感じさせてくれた。

続いて、今回のLPにハコムスのカバーとして収録される「哀愁のカルナバル」(河合その子)、「陽春のパッセージ」(田中陽子)、「水平線でつかまえて」(三浦理恵子)のオリジナルを紹介。

塩野虹ちゃんが「哀愁のカルナバル」のレコードをかける様子が尊かった。

なんというか時空を超える不思議な感覚。

そして、塩野虹ちゃんと戸羽望実ちゃんが「Please Tell Me Mr.朱」(河合その子)を。

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このイベント初参加の二人のパフォーマンスが初々しかった。



最後は今日のハイライト。

鈴木Pから、「私の恥ずかしいところ、恥部です」という言葉で、うしろゆびさされ組の自作衣装が紹介された。

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高校生の時におニャン子クラブの情報を後追いで漁っていた時に、フィルムコンサートの開催を知ったこと・・・

その前のオフ会に飛び込みで参加しようとハチ公前に行ったものの、法被を来た濃いファンの姿に迷った挙句、思い切って飛び込んで見たらすごく楽しかったこと・・・

次回のイベントに向けて衣装を自作し、厚木の店まで行って「会員番号16番 高井麻巳子」の刺繍を入れたこと・・・

どれをとっても、ヲタクとしての情熱と行動力とこだわりに尊敬するしかない。

そんな鈴木Pの情熱と行動力とこだわりの結晶がハコイリ♡ムスメなんだということを改めて思い知った。

凄いイベントだった。

今日の記念の3ショットチェキはおニャン子っぽい雰囲気で。