ミュージックパーク Acoustic Theater vol.5、6〜3日間のまとめ

三連休を過ごした座・高円寺ミュージックパーク Acoustic Theaterもいよいよ今日が最終日。

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今日は、ジ・ズー三姉妹の長女SiAM&POPTUNeに加えて、マジカル・パンチラインとAISを迎えての構成。ともにアコースティックライブは初。

Vol.5

マジパン効果か、動員はこの三日間では多め。

最初に通常のオケで1曲ずつ披露し、後半アコースティックへ。

AISは美しく力強いコーラスワークを聴かせ、シャムは”アコースティック映え”する楽曲を選び、マジパンは沸かせるアンセムを生楽器で、そしてオサカナはオケとは全く異なる解釈の演奏で曲の新しい魅力を引き出す。

一口に「アコースティック」と言っても、様々なアプローチがあるし、この4組のアプローチが全部違っていたのは面白かった。

実力的にはオサカナが一枚上というのが率直なところだが、ダンスを封印しボーカルに専念したAISも強い印象を残した。

これまでAISのライブを100回近く見てきた僕にとっても新たな発見だった。


終演後は、AISのメンバーに感想を伝え、シャムの増田琴音ちゃんと2ショットチェキへ。

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ステージ見てて琴音ちゃん背が伸びたなと思ったけど、実際伸びてるらしい。JC2は成長期。

アコースティックギターを弾くポーズでのチェキだったから、サインの時に「成長期アコースティック」って書いてくれたよ。

こういうセンス好き。

(セットリスト)

(オケ)
1 マーチングマーチ/AIS
2 STARLIGHT/シャム
3 ミカガミ・ラビリンス/マジパン
4 魔法の言葉/オサカナ

(アコースティック)

AIS
5 Wanna be your girlfriend
6 ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)

シャム
7 spiral×future=butterfly
8 気まぐれシャム猫♡ガール

マジパン
9 マジカル・ジャーニー・ツアー
10 万里一空 Rising Fire!

オサカナ
11 ribbon
12 帰り道のワンダー

Vol.6

今回のアコースティックイベントの最終回は、ジ・ズー三姉妹が初めて揃い踏み。

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オケのパートは、パンダみっくの入場SEからの「今夜がおわらない」でいきなりぶち上がった。

アコースティックパートでは、3日目のパンダみっくが余裕を見せるステージ。

このグループのパフォーマンスの成長速度は、本当に素晴らしいものがあると実感。

AISは、ボーカルの力強さとハモりの美しさが際立つパフォーマンス。

オサカナの「タイムマシンにさよなら」と「夏の扉」は独自の世界を切り開くもの。

夏の扉」でのスウィングするバイブスと、テンションコードが織りなす陰影は、ちょっと筆舌に尽くしがたいものがある。

いつか動画になるといいな。

大トリのシャムは、オリジナルメンバーが随所にお姉さんの貫禄を漂わせつつも、中途加入のメンバーが無邪気なかわいらしさを漂わせる絶妙のバランス。

イベントの最後を締めくくった。


(セットリスト)

(オケ)
1 OPSE〜今夜がおわらない/パンダみっく
2 ZETTAI/AIS
3 Brand New Blue/オサカナ
4 SAKURAシンフォニー/SiAM&POPTUNe

(アコースティック)
パンダみっく
5 パラレルワ
6 ネズミーランド

AIS
7 無条件☆幸福
8 ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)

オサカナ
9 タイムマシンにさよなら
10 夏の扉

SiAM&POPTUNe
11 気まぐれシャム猫♡ガール
12 BELIEVE

3日間のまとめ

3連休を通じて座・高円寺で開催されたミュージックパーク初のアコースティックライブ。

勝手に「高円寺アコースティックフェス」とかって名付けて全通したけど、その甲斐は十分にあった。

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完全着席でのホールコンサートということで、普段聞こえないニュアンスが聞こえてきたり、楽曲の別の顔を見ることができたり、演者・歌手・観客の相互作用によるうねりが生まれたり、「音楽を楽しむ」環境としてはとても良かったと思う。

全6公演の出演者は、合計10組。

パンダみっく:4回
sora tob sakana:3回(うち単独公演1回)
SiAM&POPTUNe:2回
WHY@DOLL:2回
さんみゅ〜:2回
ハコイリ♡ムスメ:2回
AIS:2回
マジカル・パンチライン:1回
Fullfull☆Pocket:1回
@Suncafe(さんかふぇ):1回

楽曲数は、合計68曲。うちアコースティック曲は、46曲(アコースティック比率68%)。

アコースティック曲の中には複数回で披露されたものもあり、ダブりを除くと35 曲。

Vol.1:12曲(うちアコースティック8曲)
Vol.2:12曲(うちアコースティック8曲)
Vol.3:8曲(全曲アコースティック)
Vol.4:12曲(うちアコースティック6曲)
Vol.5:12曲(うちアコースティック8曲)
Vol.6:12曲(うちアコースティック8曲)

動員数を概算で独自推計すると、のべ600人(各回平均100人)。

Vol.1:70人
Vol.2:100人
Vol.3:120人
Vol.4:90人
Vol.5:130人
Vol.6:90人

前売りチケットが2500円(ドリンク代不要)ということで、客の立場からすればリーズナブルで行きやすかったけど、主催者的にはこの動員数だと収支的には結構厳しいのかなという感じ。

ただ、オオバコのオルスタで15分刻みで並行物販していくようなアイドルフェスに飽きたヲタクからすると、たまにはこういうイベントがあってもいいし、こういう箱がアイドルイベントでも使えるようになるといいし、むしろ定期的に開催されてほしいと思う。

公共のイベントスペースで「やらかす」ヲタクに対して眉をひそめる向きも多いと思うけれど、そういう楽曲派()が音楽を重視したアコースティックイベントに足を運んでいくと、シーンの活性化にも繋がるのかなと思った。


ということで、ミュージックパークAcoustic Theaterの今後の展開に期待したいと思う。

ミュージックパーク Acoustic Theater vol.3 、4

ミュージックパーク Acoustic Theaterの二日目。

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今日の昼の部はsora tob sakanaの単独公演。

Vol.3

オサカナの原曲とは違って、パーカッション、アコギ、エレピという編成。

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その編成を生かして、アコースティックのアレンジはぐっとシンプルになり、ボーカルを際立たせるものに。

「夜空を全部」「Summer Plan」「タイムマシンにさよなら」は、テンポを少し落としたバラード調。

いつも以上に歌詞が染み込んでくる。

続く「silver」では、スウィングするエレピのプレイが印象的で、アコースティックの音でファンキーな世界を感じさせる。

夏の扉」「ribbon 」は、大胆に原曲を離れたアレンジで、もはやジャジーとも言える領域へ。

音の数が少なめな分、空間の広がりを感じさせて、壮大なスケールで迫って来た。

「帰り道のワンダー」は、直前のしっとりとした空気をガラッと変え、タイトルコールから客席のコールを誘う流れ。

静かに聴かせるばかりがアコースティックライブではない、というのを思い出させてくれた。

そして最後は「クラウチングスタート」。

この曲の持つ叙情的な部分をこれでもかというくらいに引き出す演奏だった。

歌詞に込めた思いが伝わって来るような素直で繊細な歌声で、コースティックに必要なのは技巧よりも世界観だと思わされた。

オサカナ楽曲の世界を"鑑賞する"には、ホールでのアコースティックはベストかもしれない。




終演後はメンバー全員に感想を伝えに行って、なっちゃんとチェキ撮った。

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ギター演奏のポーズで!

(セットリスト)

1 夜空を全部
2 Summer Plan
3 タイムマシンにさよなら
4 silver
5 夏の扉
6 ribbon
7 帰り道のワンダー
8 クラウチングスタート

Vol.4

夕方の公演は、さんかふぇ、パンダみっく、Fullfull☆Pocketの3組。

さんかふぇはライブ自体が7ヶ月ぶり、フルポケはアコースティックライブがレアということもあって、高円寺に楽曲派()大集合という感じだった。

最初に3組の代表が登場し、一言ずつ意気込みを語る。

前半のオケパートは、さんかふぇが「Secret Blue Memories」「デリケートに好きして」、パンダみっくが「未来時計」「まみむめも」、フルポケが「フタリアオゾラ」「東京少女」をそれぞれ披露。

そして、いよいよアコースティックパートへ。

楽器のセッティングの間、3組の代表がMCをするんだけど、司会進行の役になったパンダみっくのせっちの仕切りが面白かった。

最初はさんかふぇ。

ここは石上まひなちゃんという敏腕プロデューサーに、石上ひなのちゃんという天才タレントがいるのだけれど、その強みを最大限に生かしたパフォーマンス。

「もしも…」でのひなっちょのセリフとか、もうずるいくらいだったし、「I&YOU&I&YOU&I」では、急遽、当日撮影可能を発表してしまうという。

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指原莉乃が、よくオタクの気持ちがわかるプロデューサーだと言われるけど、石上まひなPも全然負けていない。

いいステージだった。

続いては、パンダみっく。

昨日2回もアコースティックの場数を踏んだことで、だいぶ雰囲気をつかんでいる感じ。

オリジナル曲の「白黒イエスノー」と、さユりカバーの「るーららるーらーるららるーらー」を。

対照的な世界観の2曲の対比をしっかりと聴かせた。

トリはフルポケ。

名曲バラード「流星Flashback」のアコースティックバージョンに続き、最後はまさかの「虹色シャッフル」。

フルポケの魅力の一つは、美少女揃いなのに、ステージが洗練されすぎていなくて親しみが持てるところだと思っているんだけれど、アコースティックでのフルポケも純朴さを強調するところがあった。

バンドメンバーを紹介した後、全員が揃ったエンディングの司会は、フルポケのみいあちゃん。

今回の出演者の中ではキャリアの長い方になると思うんだけれど、ところどころ噛み噛みで、それをかわいいと感じさせてしまう。

そんなみいあちゃんが、場内を和ませたAcoustic Theater vol.4、まさに楽曲派の祭典という感じだった。


終演後は、フルポケの特典会へ。

全員に感想を伝えて、宇敷陽南ちゃんと2ショットチェキ。

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「虹色シャッフル」が聞けたので、虹色トレインなポーズで。


最終日の10月9日も高円寺でアコースティック三昧の予定。

(セットリスト)

(オケパート)

さんかふぇ
1 Secret Blue Memories
2 デリケートに好きして

パンダみっく
3 未来時計
4 まみむめも

フルポケ
5 フタリアオゾラ
6 東京少女

(アコースティックパート)

さんかふぇ
7 もしも…
8 I&YOU&I&YOU&I

パンダみっく
9 白黒イエスノー
10 るーららるーらーるららるーらー

フルポケ
11 流星Flashback
12 虹色シャッフル

ミュージックパーク Acoustic Theater vol.1、2

さて始まった3連休。

ミュージックパーク初のアコースティックのライブ「Acoustic Theater」が高円寺のホール「座・高円寺2」で開かれた。

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今日の出演者は、パンダみっく、ハコイリ♡ムスメ、WHY@DOLL、さんみゅ〜の4組。

Vol.1とVol.2の二回に足を運んで来た。

Vol.1

入場すると、300人規模のホール。

ステージには、ドラムス・ギター・エレピが置かれている。

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冒頭、4グループの代表1名ずつがステージに登場し、意気込みを語る。

そして、まずはオケでの通常のライブを一曲ずつ。

パンダみっく「今夜がおわらない」、ハコムス「少女時代」(斉藤由貴)、WHY@DOL「マホウノカガミ」、さんみゅ〜「そっと、ぎゅっと、もっと、ずっと」。

いつものパフォーマンスでも、観客席が着席なので、ライブハウスとはだいぶ違ってぐっと落ち着いた雰囲気。

アコースティックの演者の方々が入場。ギター関口さん、ドラムス白川さん、キーボード杉浦さん。

パンダみっくは、オリジナル曲の「白黒イエスノー」、そして「パラレルワ」。

どっちもアレンジがアコースティック寄りに変わっていて、曲の新しい魅力を発見した気がする。

そして、パンダみっくのみんな歌が上手くなったなと。

続くハコムス。

しっとりとした「真夏の恋のファンファーレ」は16ビートを意識したグルーヴでじわじわ盛り上がり、続く「旅をつなげて」は、シンプルな編成をバックに、情緒を感じさせるパフォーマンス。

今のハコムスメンバーになって初めてのアコースティックだったけれども、我妻桃実ちゃんが要所要所をしっかりと締め、3期生がのびのびとパフォーマンスし、4期生も臆することなく持ち味を発揮、という感じ。期待以上に良くて感動した。

じっくり聴くスタイルはハコムスの雰囲気に合ってるから、また機会を捉えてやって欲しいな。アコースティックで聴きたい曲まだあるし。

3番目は、WHY@DOLL

最新アルバムから名曲「恋なのかな?」と「夜を泳いで」を。

「夜を泳いで」は、今日のアコースティックで聴きたいと願っていたのでうれしかった。

アレンジも、音の数を少なめにしてボーカルや余韻を引き立たせる演奏。

ちょっとアダルトな雰囲気の演出は、今のほわどるに合っていた。

トリは、さんみゅ〜。

オリジナルの「風のミラージュ」と、松田聖子カバーの「旅立ちはフリージア」。

この手のアコースティックの経験も今日の中では一番多く、ボーカルの表現力や、ハモリの美しさに圧倒された。

演奏との息もぴったり合っていたし、照明の演出も絶妙。

凄いものが見られた。

最後に演者を紹介して送り出した後、ステージには出演者全員が集合。

各グループ一言ずつ今日の感想を述べていく。

合計90分。前売り2500円。ドリンク代不要。オール着席(しかもふかふかのシート)。

ホールでのコンサートでこれは破格じゃないかってくらいのコスパだった。

(セットリスト)

(オケ)
1 今夜がおわらない/パンダみっく
2 少女時代/ハコムス
3 マホウノカガミ/ほわどる
4 そっと、ぎゅっと、もっと、ずっと/さんみゅ〜

(アコースティック)
パンダみっく
5 白黒イエスノー
6 パラレルワ

ハコムス
7 真夏の恋のファンファーレ
8 旅をつなげて

ほわどる
9 恋なのかな?
10 夜を泳いで

さんみゅ〜
11 風のミラージュ
12 旅立ちはフリージア

Vol.2

夕方の部は開演17時。

Vol.1とは入れ替わったグループ代表が登場。

ハコムスとほわどるは衣装もチェンジ。

オケパートは、パンダミックが、「シーラカンスダンス」、ハコムスが「ハコいっぱいのプレゼント」、ほわどるが「恋はシュビドゥビドゥバ!」、さんみゅ〜が「大好きだ 何度でも~夢のしっぽ~」を。

それぞれのグループのハイライトを選んだようなセトリ。

そして、いよいよアコースティックパート。

パンダみっくは、さっきと比べるとだいぶ緊張がほぐれた様子。

「あれからの話だけど」と「ネズミーランド」を。

ガラッとセトリを変えて来た。

2番手のハコムスは、秋冬のオリジナル曲「さよならのプリエール」、そして「真夏の恋のファンファーレ」。

個人的ハイライトは「さよならのプリエール」。

初代・失恋の女王(鉄戸美桜)も新・失恋の女王(星里奈)も不在だったが、センチメンタルな世界を聴かせた。

我妻桃実・吉田万葉のボーカル2トップ体制に、スパイス的に切なさを滲ませる戸羽望実がいい味を出していた。

続くほわどるは、しっとりとした「Dreamin' Night」、そして「恋なのかな?」。

「恋なのかな?」は一部とは違って、終盤に客席とのコールアンドレスポンスを入れるいつもの演出が加わった。

チェックのワンピースが清楚感を増していたので、同じくチェックの衣装の多いハコムスといつかチェックワンピ同士で共演してほしい。

そしてトリはまたしてもさんみゅ〜。

「風のミラージュ」の後に、「はじまりのメロディ」。

どっちの曲もアコースティックの伴奏の方が原曲なのかなと錯覚するくらいに堂に入ったパフォーマンス。

ここがさんみゅ〜のホームグラウンドだと思わせるくらいの素晴らしさだった。

ということで、ミュージックパーク Acoustic Theater。

完全着席のホールで、アコースティック(D、G、K)で味わうライブは独特の味わい。

ボーカルのニュアンス、ハモりの美しさ、生演奏の生み出す独特のうねり…いわゆるアイドルフェスに食傷気味のリスナーにこそ刺さるんじゃないかと思った。

これは今後も定期的に開催してほしいやつ。

明日、明後日もチケットを購入済みなので行こうと思う。

(セットリスト)

(オケ)
1 シーラカンスダンス/パンダみっく
2 ハコいっぱいのプレゼント/ハコムス
3 恋はシュビドゥビドゥバ!/ほわどる
4 大好きだ 何度でも~夢のしっぽ~/さんみゅ〜

(アコースティック)
パンダみっく
5 あれからの話だけど
6 ネズミーランド

ハコムス
7 さよならのプリエール
8 真夏の恋のファンファーレ

ほわどる
9 Dreamin' Night
10 恋なのかな?

さんみゅ〜
11 風のミラージュ
12 はじまりのメロディ

特典会

Vol.1とVol.2では、ハコムスの握手会へ。

全員へ感想を伝えたけど、特に我妻桃実ちゃんと吉田万葉ちゃんが、アコースティックのライブに手応えを感じていた印象。

そして、パンダみっくのこなちゃんとチェキ撮影。

そろそろ前髪伸びたかなーって思ったら、また短くなってる件。

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MCのときにも思ったけど、こなちゃんの個性的な存在感は、確実にパンダみっくの魅力の一つになっているよな。