真夏の夜のカーニバルさ 空に舞ってるよ、蛍が
いつまででも心に留めて もう二度と戻れない
きっと来る次の夏も 忘れないでと手を振った
シーサイドのメモリー ラムネ色のスケッチ
(つりビット「ラムネ色のスケッチ」)
夏が、終わった。
9:25 SMILE GARDEN(ルネビット)
オタクの朝は早い。早すぎである。
9:25のSMILE GARDENは優先エリアもいっぱいになるくらいの人。TIF二日目の朝。今日もアイドルとのラジオ体操で始まる。
アイドリング!!!などのメンバーに加えて、つりビットからもなっちゃん(竹内夏紀)とあゆたん(小西杏優)が出演。
屈伸に咆哮を上げたり、ジャンプでは指差しをしたり。会場には砂埃が舞った。
スペシャルオープニングアクトのこぶしファクトリー、続いて愛乙女★DOLLを見ると、待望の「ルネビット」。
「ルネビット」は、このTIFで企画された「つりビット×アイドルネッサンス」のコラボにつけられた名称。
つりビットもアイドルネッサンスも、いま僕が大好きなユニットの双璧。パフォーマンスの方向性は違うが、ピュアなカラーは共通していて相性が悪かろうはずはない。
だが、この二つのユニットの兼ヲタは意外にも少なく、自分を入れても片手に満たないほど。なので、この企画がどこからどう生まれたかは分からないが、とにかくTIFには感謝しかない。
純白のアイドルネッサンスに、白系のつりビットがステージに登場。
最初は、アイドルネッサンス4名(橋本佳奈・新井乃亜・比嘉菜奈子・宮本茉凜) +つりビット3名(長谷川瑞・聞間彩・小西杏優)によるアイドルネッサンス曲「17才」。ちゃんあやはセンターで存在感見せまくりだし、あゆたんとみーちゃんは実に楽しそう。この中でリアルに17才のみーちゃん、どんな気持ちで歌ったかな。
続いてメンバーが入れ替わり、つりビット2名(竹内・安藤)、アイドルネッサンス3名(南端・石野・百岡)による「踊ろよ、フィッシュ」。こよちゃんのダンスがキレッキレだったし、まいなのジャンプは踊っているフィッシュそのものだったし、理子ちゃんのボーカルはやっぱり存在感が突出していた。
そして、全12人が登場し、最初はアイドルネッサンスの「夏の決心(ショート)」、続いて「真夏の天体観測(ショート)」。なんですかね、この神コラボ。
僕は、こんなTシャツで応援。友人たちとワイワイガヤガヤしながらつくったルネビットT(非公式)。
ルネビットはあまりに反響が大きくて、急遽、夜のグランド・フィナーレでもパフォーマンスを見せることになった。
(セットリスト)
1 17才(橋本・新井・比嘉・宮本 + 長谷川・聞間・小西)
2 踊ろよ、フィッシュ(竹内・安藤 + 南端・石野・百岡)
3 夏の決心(ショート)(全員)
4 真夏の天体観測(ショート)(全員)
12:20 FESTIVAL STAGE
ダイバーシティで軽く昼食を取って、ガンダム広場へ。GEMとX21を観てから、アイドルネッサンス。
12:40という太陽がほぼ真上から照らすこの時間にアイドルネッサンスが聴かせてくれたのは、やはり「太陽と心臓」。フェスには自分が普段接しないような人も含めていろいろ人がいて、時には嫌なこともあるけれど、それを吹き飛ばすような曲。「心配ないよ 空に太陽 身体には心臓があれば 生きていけるんだ」の歌詞が染みる。
そして「恋する感覚」、「夏の決心」でライブ終了。「夏の決心」のフリコピ、だいぶ上手くなってきた自信がある(笑)
(セットリスト)
1 太陽と心臓
2 恋する感覚
3 夏の決心
13:00 HEAT GARAGE
ガンダム広場からZepp DiverCityへダッシュ。中に入ると、つりビットが金色の衣装を着て「釣り銭はいらねぇぜ」を歌っている。
ステージで大きく見えるし、金色の衣装の放つオーラが完全にメジャーアイドルのそれ。「これ東京女子流じゃない?」ってくらい、ステージを大きく使って、堂々とパフォーマンスをしている姿に感激。
続いて、さくちんセンターの「Go! Go!! Fishing」、そして不朽の名作「真夏の天体観測」を。このZepp DiverCityの人が全部つりファンだったらいいのに、あるいは、この中から少しでもファンが増えるといいな。
(セットリスト)
1 釣り銭はいらねぇぜ
2 Go! Go!! Fishing
3 真夏の天体観測
13:00 GREETING AREA
特典会は「アイドルネッサンス」と「つりビット」の両方へ。もちろんルネビットTシャツで。
アイドルネッサンスでは、特にかなぼんとのあちゃんがTシャツを見て喜んでくれた。
つりビットはこんな感じ。
あゆたん:「アイドルネッサンス、みんなかわいかったー」(そういえばあゆたんとこよいちゃんが生年月日同じ)
みーちゃん:「楽しかったよぅ。「17才」でちょっと間違えちゃったけどね(てへ)」
ちゃんあや:「またコラボしたい!」
さくちん:「っていうか、アイドルネッサンスさんと2マンしたい!」
なっちゃん:「(ルネビットのなっちゃん清純派だったねと言うと)え?いつも清純派じゃん! SKY STAGE絶対来てね、ヤバいから」
みーちゃんが「そういえば、写真ありがとう!キレイだった!」って言ってくれたの超うれしかったな。よく見てくれてるんだなあって感激。やっててよかった公文式!推してて良かった長谷川瑞!
(OLYMPUS EM-5 + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + EC-14)
15:20 ENJOY STADIUM(アイドルネッサンス)
フジテレビ湾岸スタジオ内のENJOY STADIUMへ。比較的規模の小さいスタジオなので入場規制のかかる前に入る。冷房が効いていて最高。
とちおとめ25とcallmeを見る。
とちおとめは、ヲタクがサークルを作ったりしていて活気があるなと思わされた。
callmeは、音楽にグルーヴがあるし、メンバーもいきいきしていた。そして、観客のノリもAKIBAカルチャーズとは一味違っていて、「静かにエモいグルーヴ」を共有しているような感じ。callmeはオルスタの方がいいんじゃないんだろうか。この3人は、TIF2015を境に新しいステージに入る予感があった。そして、12/30に行われる川崎CLUB CITTAのワンマンライブも成功するだろうと思わされた。
そして16:20、アイドルネッサンス登場。
「TIF2015で最後のステージ、そして、アイドルネッサンス今回唯一の室内ですが、野外に負けないくらい熱いステージにしますとMCで宣言。すごい自信。
そしてその予告に違わず「17才」で始めて、フジファブリックの「夜明けのBEAT」、そしてユニオンスクエアガーデンの「ガリレオのショーケース」と、ヒート曲を連発。AKIBAカルチャーズの定期公演に匹敵するか、それを上回る盛り上がり。
最後に聴かせた「夏の決心」は、本当に彼女達の決心の言葉として聞こえて来た。
屋内のミニライブとしては最上級の盛り上がり。このTIFのアイドルネッサンスは、ライブ初見の多くの人に「見つかった」に違いない。
(セットリスト)
1 17才
2 夜明けのBEAT
3 ガリレオのショーケース
4 夏の決心
16:30 SKY STAGE(つりビット)
TIF2015のアイドルネッサンスのライブに全通し、最高の満足感と達成感に包まれていた。でも、このまま帰るわけにはいかない。つりビットのなっちゃんとSKY STAGEに行く約束をしたから。
湾岸スタジオをの外に出ると、まさかのSKY STAGE行列なし。エレベーター前の10数人だけで、待ち時間ゼロという奇跡。これは、つりビットのSKYを見ろという神の思し召し。
SKY STAGEに上り、身体を休めながら、山活やつばさFlyを見る。両方とも「ジャンプ禁止」の注意に従わず、運営がかなり積極的に介入していた。こんな心安らぐ場所なのに。
夕暮時の18:05につりビット登場。白×紺の衣装が、切なさを掻き立てる。
最初はアコースティックギターのイントロの「レモン海岸」、続いて失恋ソングの「ラムネ色のスケッチ」、最後はつりビットの代表曲でTIFのアンセムになりつつある「真夏の天体観測」。どれもこれも胸を締め付けられそうになったり、心が洗われたり…
いつまででも心に留めて もう二度と戻れない
きっと来る次の夏も 忘れないでと手を振った
シーサイドのメモリー ラムネ色のスケッチ
(つりビット「ラムネ色のスケッチ」)
「次の夏も忘れないで」って約束をするけれども、君は僕を覚えていてくれるだろうか。僕も君のことを覚えていられるだろうか。
先のことなんて分からないけれども、また来年、ここで会えたら素敵なことだと思う。
ありがとう、みーちゃん、なっちゃん、ちゃんあや、さくちん、あゆたん!
今日のみんなは本当に最高だった!!
アイドルネッサンスとのコラボも、Zepp DiverCityも良かったけど、SKY STAGE最高だった!
(セットリスト)
1 レモン海岸
2 ラムネ色のスケッチ
3 真夏の天体観測
TIF2015まとめ
夏が終わった―
そんな錯覚をするくらい完全に燃え尽きた。いま、心地良い疲労感と満足感に包まれている。
つりビットとアイドルネッサンスの大好きな自分にとって、TIF2015は最高の夏フェスになった。
つりビットのライブもアイドルネッサンスのライブも良かったけど、やはりコラボ企画で生まれた「ルネビット」は素晴らしかった。
アイドルフェスでたまに見かける安易な企画とは一線を画していて、相性の良さに加わり、双方のメンバーがきちんと合わせて練習した成果が見て取れた。こんな素晴らしいステージを見せられたら、もう満足感しかない。TIF2015素晴らしい!
ルネビットは、TVで放送するに値するコンテンツだと思っていたら…
朝のステージを見て、グランドフィナーレで再演させてオンエアしたTIF運営ナイス!
いろんな人が「俺得」だと言っていたけれども、俺に言わせれば、これは本当に俺得だった。ありがとう、TIF!!