TIF2015の奇跡のコラボレーション「ルネビット」再びー
このときのレポートで「いろんな人が「俺得」だと言っていたけれども、俺に言わせれば、これは本当に俺得だった」と書いた。しかし、2マンの正式名称に本当に「俺得だよ!」と入れちゃうあたり、やっぱりつりビット運営のマーケティングは侮れない。
多くのファンにとって「俺得」であろうこのライブ、チケットは早々にソールドアウトし、当日券もなし。いつも作られる「関係者席」もなく、キャパ400人のハコは動けないくらいにパンパンになった。
冒頭、つりビットとアイドルネッサンスの11人がステージ上に登場。つりビットはアイドルらしい純白のドレスの衣装。アイドルネッサンスも当然純白。白一色のまぶしいメンバー達。先攻はアイドルネッサンス。
アイドルネッサンス
来週発売予定の「タイム・トラベル」でスタートし、「う、ふ、ふ、ふ、」から、指差しがどこに来るのかわくわくの「テレフォンNO.1」。
フェスや対バンでは、熱い曲や激しい曲を多めに盛り込むアイドルネッサンスだけれど、今日はつりビットに合わせてか、かわいい曲を連発。
MC明けでバラードの「LUCKY」、レゲエの「星のラブレター」をじっくりと聴かせた後は、シングルCDでお馴染みの「YOU」「恋する感覚」。
終盤は「7 COLORS - Over The Rainbow」、そしてデビュー曲「17才」で会場を沸かせた。
(セットリスト)
1 タイム・トラベル
2 う、ふ、ふ、ふ、
3 テレフォンNO.1
4 Lucky
5 星のラブレター
6 YOU
7 恋する感覚
8 7 COLORS - Over The Rainbow
9 17才
つりビット
ハロウィンの季節ということで、「ズキズキ物語~恋のハロウィン大作戦~」でスタート。ああ、この衣装で、この振り付けだと、あゆたん、完璧にバレリーナにしか見えない。間奏の掛け合いでは、なっちゃんが「17才」の振付けを真似て、それを受けたあゆたんも「17才」を。
MCではリーダーの長谷川瑞から大学合格報告。Twitterで「めで鯛」とか書いていたのできっとそうだと思っていたけれど、みーちゃんおめでとう。さくちんは「アイドルネッサンスさんかわいくて、2マン楽しみにしてました」と、ドルヲタ全開のトーク。
続いてはデビュー曲「スタートダッシュ!」から、長谷川瑞がセンターの新曲「ニガシタサカナハオオキイゾ」へ。
「告白スイッチ」から「ムーンライトキッス」と、ギターポップからバラードまで幅広いジャンルにわたるイイキョクを連発。
いまや代表曲となった「真夏の天体観測」に続いて、冬の雪空を歌う「バニラな空」を。王道曲で、ちゃんあやのセンター感が凄いな。これを最後の曲としてステージは終了。
しかし、退場する前にみーちゃんからは「この後も楽しんでいってください」と意味深な言葉を。
ファンからは「逃がした魚を釣り上げろ!、それアンコール!」という新しいコールでアンコールが発動されると、再びつりビットメンバーがステージに登場。
12月に発売予定の「ウロコ雲とオリオン座」を初披露。つりビットらしい、これまでのクオリティを裏切らない良曲。明日からリリイベも始まるということで、これから聴く機会が増えそう。
(セットリスト)
1 ズキズキ物語~恋のハロウィン大作戦~
2 スタートダッシュ!
3 ニガシタサカナハオオキイゾ
4 告白スイッチ
5 ムーンライトキッス
6 真夏の天体観測
7 バニラな空
(アンコール)
en1. ウロコ雲とオリオン座(初披露)
ルネビット(ダブルアンコール)
つりビットファンが「ルネビットコールお願いします!」と先導し、会場からは「ルネビット!ルネビット!」の大合唱。
まずは、アイドルネッサンスの新井、宮本、比嘉の3人と、つりビットの長谷川、聞間、小西の3人がステージに登場して「17才」を。続いて、メンバーが交代して、つりビットの竹内、安藤の2人と、南端、石野、百岡の3人が「踊ろよ、フィッシュ」を。
(セットリスト)
1 17才(新井、宮本、比嘉、長谷川、聞間、小西)
2 踊ろよ、フィッシュ(竹内、安藤、南端、石野、百岡)
どっちが好きなの?
平均年齢14~15才のつりビットとアイドルネッサンス。良曲に恵まれ、ステージパフォーマンスにも磨きがかかるユニット同士ということで、去年から僕がハマっているトップ2のアイドルユニット。
お互いの相性はいいとは思うし、運営が優秀だというところも共通しているけれども、ユニットの方向性は結構違う、というのが今日改めて見た感想。
アイドルネッサンスの方は、りこちゃんの迫力あるソロボーカルであったり、「Lucky」で聴かせるようなりこ×のあのツインボーカルであったり、微妙なバランスの上に成立しているコーラスであったり、寸分のズレも許容しないような精緻なダンスであったり。一言で言えば、ステージでのパフォーマンスの方向にストイックに極めようとしている優等生。
一方、つりビットの方は、ボーカルは基本的にユニゾンで、ダンスはそれぞれの個性を残しているし、曲のセリフパートはアドリブ入りまくりで、MCはどこに飛んでいくか全く予想が付かない。それでも、しっかりとした実力があるから事故るようなことはまずなくて、「歌って踊れて釣れる」というキャッチフレーズの通り、ライブでもTVでもラジオでも、「楽しい!」と安心して見ていられるオールマイティな強さがある。
よく「両方好きなんだろうけど、どっちかを選ぶとしたらどっちが好きなの?」と聞かれるんだけれども、僕にとっては全然別種の魅力を持つユニットなので、「両方好き」としか答えられない。
あえて一言で言えば「ライブの凄いアイドルネッサンス」「アイドルとしてとことん楽しいつりビット」という感じ。
ということで、TIF以来の「ルネビット再び」ではあったけれども、またいつかこの2組のコラボを見てみたいと思う俺得2マンだった。ありがとう、ルネビット!
(つりビットTwitterより)