いまのアイドルの主戦場はライブということで、テレビ東京とAKIBAカルチャーズ劇場が組んだ『TOKYO PRINCESS GIG! Vol.1』の第一回が開催された。
記念すべき第一回の出演者は、オープニングアクトでハコイリ♡ムスメ、続いてlyrical school、最後にNegicco。
ハコイリ♡ムスメ
自分にとっては5回目となるハコイリ♡ムスメのステージ。来月卒業予定の門前亜里ちゃんを除いた7人が登場。
80年代から90年代のアイドルソングをカバーを中心にしているということで、世代的には理屈抜きに楽しめるステージ。メンバーの清楚な雰囲気も、現在のアイドルから一線を画した感じがある。
「抱きしめて」「はんぶん不思議」の王道展開から、スタンドマイクを立てて、真っ白なパラソルを小道具にしてくるくる回す「アンブレラ・エンジェル」、そして「避暑地の森の天使たち」とドラマ仕立てなセトリ。
みんな女優志望というだけあって、顔の表情や、メンバー同士で絡み合うところも雰囲気が、まるで演劇の舞台のよう。
最後にオリジナル曲の「微笑みと春のワンピース」を聞かせてくれた。歌い出しの菅沼もにかちゃんの天使のようなかわいさに撃ち抜かれる。。。
オープニングアクト扱いではあったが、5曲を30分かけてたっぷりと披露。心が洗われるような癒しの時間をもたらした。
(セットリスト)
1 抱きしめて/チェキっ娘
2 はんぶん不思議/CoCo
3 アンブレラ・エンジェル/おニャン子クラブ
4 避暑地の森の天使たち/おニャン子クラブ
5 微笑みと春のワンピース/ハコイリ♡ムスメ(オリジナル)
lyrical school
続いてリリスク登場。ベースボールユニフォームの衣装。
歌い出しは「photograph」で、そこからノンストップで「プチャヘンザ!」「ゆめであいたいね」を歌っていくと、会場は一気に盛り上がる。オルスタのライブハウスなら全身で動くであろうところを、基本的に座りのAKIBAカルチャーズ劇場では上半身のみのリアクション。それでこの熱量は凄い。
さらにノンストップで「I.D.O.L.R.A.P」、「Brand new day」、「レインボーディスコ」、「FRESH」とシングル曲を織り交ぜてキラーチューンを連発。
伸びやかな体躯に力強い表情のminanちゃんがやっぱり存在感があるんだけれども、なんというか6人のチームワークがしっかりしているのが感じられた。いまツアーを重ねて充実しているのがよく分かるし、7月25日のZepp DiverCityでのツアーファイナルに向けて、渾身のステージを見せてくれた。
ヲタヲタしていない大部さん、かっこよかったな。愛くるしい表情と、軽やかなステップ。
40分・8曲の密度の高いステージで、自分の中では今日のベストパフォーマンス。
(セットリスト)
1 photograph
2 プチャヘンザ!
3 ゆめであいたいね
4 I.D.O.L.R.A.P
5 Brand new day
6 レインボーディスコ
7 FRESH
8 ワンダーグラウンド
Negicco
初の全国ツアーを成功裡に終わらせて、8月16日に日比谷野音でのワンマンを控えているNegiccoは、盤石の安定感のあるステージ。
僕の考えるNegicco最強のブチ上がり曲「トリプル!WONDERLAND」でスタート。リリスクが温めた会場の温度をさらに上げるような熱量。
「みなさーん、アイドルは好きですか?」のMCからの「アイドルばかり聴かないで」。そして、最新アルバムから「パジャマ・パーティー・ナイト」、「1000%の片想い」、「二人の遊戯」など、緩急をつけながら新しいNegiccoを聴かせる。
そして終盤には「ネガティヴ・ガールズ!」、「光のシュプール」、「さよならMusic」と、会場を一体にするような盛り上がり。
登場から退場までTVでそのままオンエアできそうな完成度。いや、厳しく言えば、MCの一部はちょっとゆるいなと思うところもあったけれど、まあそれも含めてNegiccoの味なのかもしれない。これは他のアイドルには出せない雰囲気であることは間違いない。
ショートバージョンを組み入れ、40分・8曲の充実したステージ。
(セットリスト)
1 トリプル!WONDERLAND
2 アイドルばかり聴かないで
3 パジャマ・パーティー・ナイト
4 1000%の片想い
5 二人の遊戯
6 ネガティヴ・ガールズ!
7 光のシュプール
8 さよならMusic
特典会
特典会の開始前、番組のタイトルコールを収録するということで、出演者が全員ステージに上がる。ハコムス、リリスクが上がったところで、Negicco待ちとなるが、時間が余り、急遽リリスクメンバーが今日の感想を述べることに。大部さんから始まり、順番にコメントを言っていって、最後meiちゃんのところになったところで、Negicco登場でコメントコーナーは打ち切り。この辺、TV番組のご都合主義なんだけど、それにしても、meiちゃんのコメント聞きたかったな。。。
司会のダイアモンド✡ユカイも登場し、彼が「トーキョー!」と叫ぶのに続いて、出演アイドルが「プリンセス・ギグー!」と声を揃える。一発撮りで、タイトルコールの収録は成功。ダイアモンド✡ユカイのぜいたくな使い方。
特典会では、これまで自重してきたハコイリ♡ムスメの全員握手を解禁。全員素晴らしい対応だし、いい匂いしてヤバい。。
そして菅沼もにかちゃんと2ショット。ハコムス定番の「ハコ」のポーズで。
もにーちゃんに撃ち抜かれたよ、完璧に。。。
リリスクとの全員握手では、メンバーにZepp DiverCityのワンマンに行くことを伝えられた。「シャープさん!」て名前を呼んでくれるminanちゃん凄いし、「お久しぶりです」と言ってくれるゆみずさんにも癒されたけど、握手終わって移動してから「あ、twitterフォローしたから」と叫ぶ大部さん、やっぱり最高だった。
Negiccoの全員握手は、8月の野音に行くことを全員に伝えられた。Negiccoももう野音クラスになるのだけれど、こんなに近くで見られて、こんなに話せるのは、距離感が狂うというか戸惑う。いや、かえぽに瞳の中を覗かれるような顔で見つめられるのは、本当にドキドキだった。
ということで、『TOKYO PRINCESS GIG! Vol.1』。前売り2500円(+ドリンク500円)で、3組のアイドルのライブがほぼ2時間見られるという良質なイベント。これは定例化してほしい。
今日の収録は、7月5日(日)午前2時5分~BSジャパンでオンエア予定とのこと。放送も楽しみだけれど、どうかあまり晒されていませんように。。。