Negicco×Especiaクルージング・ツーマンFiesta.2013

2013年の紅白歌合戦が「あまちゃん」一色になることは想像がついていた。劇中に登場した「潮騒のメモリーズ」や「GMT5」といった架空のアイドルが人気を博したから。

でも、僕が大晦日に聴きたかったのは、Negicco。実在するアイドルは架空のアイドルよりも強い。ということで、今年最期のイベントとしてNegicco×Especiaクルージング・ツーマンFiesta.2013に行ってきた。

会場は、横浜の大さん橋から出発するCerebrity Cruise II号。今日は、良く晴れていて風も少なく穏やかで、絶好のナイト・クルージング日和になった。

出発前にNao☆ちゃんがtweet。「リハーサル出港しました!夜景がやけいに綺麗!! 」と、ハイテンションでいつものオヤジギャグ。 「凄い綺麗ですね。高まってきました。」とリプを送る。ふぁぼられる。ますます高まる。今日は盛り上ろーぅ!

乗船して2階のステージに上がる。まずはEspeciaの番。最前列をEspeciaファンに譲り2列目で鑑賞。みなとみらいの夜景を窓の向こうに見ながらのEspeciaのアーバンサウンドは格別ではないか。そして、ファンの熱いコール、ケチャに空前の盛り上がり。分けわからない状態。Negiccoではこういうテンションにはならないので新鮮。後半にゲストとして、サックスとエレキギターの生演奏が加わる。ゴージャス。最後にさらにゲストとして、ラップが入り、客席を煽る煽る。これは凄いパワー。そして、惜しまれつつEspecia退場。いいライブだった。

Especiaファンの人と最前列を交替してNegiccoを待つ。横浜は夜の9時、なんて思っていると、クールでピチカートで万事快調な出囃子に乗ってNegicco登場! 船、さっきよりも揺れてないか?

まずは、「アイドルばかり聴かないで」。アイドル楽曲大賞2013で、「恋するフォーチュンクッキー」に次ぐ堂々2位に輝いた名曲。Especiaファンにも名刺代わりになる曲。そして皆で一緒に叫ぼう。\ざんね~ん!/ これは楽しい。楽しすぎる。

続いて「あなたとPop With You!」。\オーイェー!/とか\オーライ!/とか全力でコール。なぜ夏のこの曲を?と思いながら。熱気で窓ガラスが曇り、夜景は見えない。でも、目の前にNegiccoがいるからこれでいい。

さて、ここで、MC。

まず、Nao☆ちゃんが「あなたとPop With You!」を歌った理由を説明。この曲がファンの人気で一番だということ、にもかかわらず、ちゃんと歌う機会がなかったのでぜひ年内に歌っておきたかったと話す。なんてファン思いなんだろう。

続いて、ぽんちゃ。外の夜景について話しながら「レインボーブリッジとベイブリッジを間違えちゃって」といういつものドジっ子。でも、この船に乗る前に、自分も同じ失敗をしたなあと友達に話したばかり。そこで、思わず「あるある!」と合いの手を入れる。とぽんちゃが「あるある! 横浜あるある!ですよね」と拾ってくれる。イェイ!

最後にかえぽが「皆さん大晦日なのにこんなところに来ていて大丈夫ですか? 親戚の家に行ったりしなくてもいいんですか。私は明日おばあちゃんの家に行きます」と真面目な話(そこで「シーデ!ポスータ!」とかコールするのは自重した)。

しっとりしたところで、「ルートセヴンの記憶」。ここからは競馬場もアイス工場も見えないけれど、夜の音が二人を包み込んでいくよ、とネギライトを左右に振りながら妄想。

と、妄想にひたる間もなく、「さよならMusic」へ。今日はいつもよりエモーショナルなコールが入る。「かえぽどうよ!」もみんなで絶叫。終盤の「LOVE! LOVE!」とか、まるでNONA REEVES本家のライブのように前のめりにコールが続く。

そして、待望の「圧倒的なスタイル」に入るときに、Nao☆ちゃんが観客の真ん中に道を空けるようと言うと、道の向こうからなんとEspeciaメンバーが乱入! ネギぺシアバージョン、キター!

Negiccoの前にEspeciaメンバーが並ぶさまは圧巻。すぐ近くに来たもなりちゃんに、友人がネギライトを手渡すのを見て、僕も暁音ちゃんにネギライトを渡す。ためらわずに受け取ってくれたことに感激。暁音ちゃん推せる!(衣裳、緑色だし)

今度はNegiccoメンバーが観客エリアの真ん中の道に入ってくる。ラインダンスが始まる前にもういつにない一体感。「回りの声に惑わされても 決めるのは君さ Always!」と叫びながら体を動かしている。船が揺れているのか何なのかもはや分からない。

そして…ラインダンスキター! 「ハイ! ハイ! ハイ! ハイ!」というぽんちゃの声を聞きながら左右の人を肩を組むと、目の前ではかえぽが暁音ちゃんと肩を組んで踊っている。しかも、暁音ちゃんの持っているネギライトがかえぽの肩に! あ、逆の手に持ち替えた! 

「みーぎ、ハイ! ひだり、ハイ!」ってラインダンスを、目の前でかえぽと暁音ちゃんが肩を組んで踊っている。しかも、僕のネギライトを持って。ここまで来ると「多幸感」を超えたヘヴン状態。自分としてはこの場面が見られただけで満足! (しかし、あの二人って婚約してたんだよな?)

「圧倒的なスタイル」が終わったところでEspeciaが退場。暁音ちゃんからネギライトを返してもらう。あ、かすかな温もりが…とか思う間もなく、「ときめきのヘッドライナー」のイントロが始まる。いつものように盛り上がるが、今日は、Especiaのファンが加わった分さらにコールが熱かったような感じ。Negiccoを本命にする人がどんどん増えるだろうなと思いつつ、全力支援。今夜はこれが僕たちの紅白、ここが僕たちのNHKホールだ、と言わんばかりに。

最後の曲としてNao☆ちゃんがみんなに座るように促し、しっとりと「恋のEXPRESS TRAIN」を聴かせる。前回の2.5DのNegiSUMMITで披露されたバラード風のいわゆる「ネギ☆ハセバージョン」。みんな息を飲むようにして静かに聴き入っている。こういう風に静かに年の瀬を味わうのも悪くない。

ライブ終了後、1階のスペースで物販があり、メンバーとハイタッチ。今年最後のハイタッチは、ぽんちゃだった。今年最初の握手がぽんちゃだったということは、ぽんちゃに始まりぽんちゃに終わる一年だったということで。

2部のカウントダウンには参加せず下船。来年はどんな年になるだろうか。「万事快調」ってわけにはいかないかもしれない。この世は丸くないかもしれない。YEAH、この世は丸くはないか、そうだLOVE ALIVE。カモン。YEAH、この世は丸くはないか、そうだLOVE ALIVE。かえぽどうよ?

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(セットリスト)

1.アイドルばかり聴かないで
2.あなたとPop With You!
3.ルートセヴンの記憶
4.さよならMusic
5.圧倒的なスタイル
6.ときめきのヘッドライナー
7.恋のEXPRESS TRAIN(ネギ☆ハセバージョン)