朝は美琴が起こしてくれる

おたくの朝は早い。深夜に録り貯めたアニメのチェックがあるからだ。そんなおたくな俺を起こしてくれるのは御坂美琴。もちろん二次元。だが、脳内ではない。ちゃんと佐藤利奈ボイスが眠りから覚ましてくれる。

公式サイト：とある美琴の目覚時計 - Android Apps on Google Play

ボイスは「通常モード」「ツンデレモード」「ツンツンモード」「ランダム」の４パターン。30以上を収録。おたくの心情的には、まず一通りチェックして自分好みのものを選びたいところだが、ここはぐっと我慢。しばらく成り行き任せにして、毎朝新鮮な感動を楽しむ方がいい。どのボイスでも、サトリナならではの、からっとしゃっきりボイスでさわやかに目覚めさせてくれる。ビリビリと電撃を食らうようなことはない。そして、余計な煩悩を刺激されることもない。良くも悪くも。

で。俺の目覚まし時計がこんなに快適なはずがない。そして、快適なものがタダのはずがない。それが世の常。ということで、アプリのお値段は600円。え、高いって？　「目覚ましアプリに600円」と思うから高く感じるのだ。『とある科学の超電磁砲』の数々のグッズと比べればどうということはない。抱き枕と比べたらむしろ安すぎる。あっちは声も出ないのに。そして、いまや入手困難なBD第3巻のプレミアム価格と比べたら誤差の範囲でしかない。それと比べると、こっちは毎朝使うものだ。立派な実用品だ。社会人の必需品だ。だ。だ。

ちなみに、収録画像数はiPhone版が20枚に対して、Android版が35枚。これで両方とも同じ値段。「勝った」とiPhoneへのささやかな優越感を感じつつ、Androidのみ収録の画像がどれかを想像してニヤニヤするという、端から見たら相当キモチワルイ自己満足に浸ることもできる。Androidユーザーのビリビリファンは絶対に買うべきアイテムだろう。Androidユーザーの固法ファンの俺も買ったくらいだ。NEC BIGLOBEの提供なのでアプリのクオリティや操作性は折り紙つき。それにしても、BIGLOBEの企画はいつもおたくのニーズを的確に捉えた商品を世に送り出している気がする。こういう仕事で給料がもらえるなんて夢のような仕事場だ。

そんな夢のような仕事場から生まれた夢のようなアプリに600円。反省はしている。だが、後悔はしていない。

とある科学の超電磁砲 第3巻 <初回限定版> [Blu-ray]