早川書房の「SF&ファンタジイ・フェア」(関連:2008-06-23 - coco's bloblog - Horror & SF)シリーズ。まだ書店でのフェアは始まっていないので、アマゾンでフライング購入中。見る見るアマゾンの在庫がなくなっているのだが、早川の供給態勢は大丈夫なのだろうか。
それはそれとして、今日は富士見さんおすすめの『たったひとつの冴えたやりかた』を読む。この素敵なタイトルは、TV版の『エヴァンゲリオン』の最終話のタイトルとして当初予定されていたらしい(実際には「世界の中心でアイを叫んだけだもの」になったわけだが)。確かに、引用したくなる洒落たフレーズだ。
- 作者: ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1987/10
- メディア: 文庫
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さて、本書の内容に移ろう。表紙と挿絵は川原由美子。ちょっとライトノベルのはしりっぽい雰囲気。内容も、銀河連邦の中の地球人、そこで宇宙船に乗る女の子…というもので、萩尾望都あたりの少女マンガを思わせる。「これで泣かなかったら人間じゃない」とアメリカのある評論家が言ったらしいが、まあ、人によっては泣けるだろうね、というお話。個人的には、SF入門としてはそれほど悪くないと思うが、ちょっと物足りないかな。ということで、採点=★(★★★★★が満点)
…ちょっと辛い採点だな。富士見さんごめんなさい。ライトノベルは嫌いじゃないんだけど、ちょっと趣味が合わないかも。
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