パクス2周年プエラ(第2部)@銀座ヤマハスタジオ

mImiからパクスプエラに生まれ変わって2周年。

この1年はTIFに初出演したり、阿部菜々実ラストアイドルのセンターを兼任したりと追い風が吹いていたが、いかんせん新曲がないのが閉塞感をも生んでいたパクスプエラ

2周年ワンマンは、第一部はSHiNY SHiNY、第二部はつりビットをゲストに迎える形となった。

いずれも親和性の高いグループなので納得感はあるものの、複雑な思いを抱く人もいるかもしれない。

つりビット

さて、ライブはつりビットのパートから。

「妄想フィッシング学園」「Get ready Get α chance」と、ちょっと懐かしいフュージョン・ディスコサウンドのナンバーから。

最近のつりビットは、「おしゃれ」「ピースフル」なイメージに舵を切っていて、自分が知っている他のアイドルグループの中ではNegiccoの生み出す空気感に最も近い。

自己紹介に続き、「不思議な旅はつづくのさ」「Piece of Cake」「渚でラテアート」を連続で。

ぶち上がるという感じよりは、グッドミュージックを浴びるという感じ。

最後の「‘Cause you make me happy」は、会場中がサビで手を振るという光景。

幸せな時間だった。

パクスプエラ

OPSEから「冬のヒミツ」「1!2!3!」で一気にパクスプエラの世界へ。

女子流の「ヒマワリと星屑」を高いクオリティでカバーし、自己紹介の後、坂本サトルの手がける「小さなこの手で」「アメノバカ」。

「小さなこの手で」は、ロックフェスのクライマックスのようなシンガロンで一体感を味わえるもの。

「アメノバカ」は、ちょっと洗練された雰囲気で「大人のパクスプエラ」を垣間見ることができるもの。

ここに来て、強力な新曲が投入されたと実感。

グッズ紹介コーナーの後は「DDDD」「青・蒼・碧」「PAX〜It’s so wonderful day〜」とカップリング曲の連続。

ふとフロアに目をやると、うちわやキンブレが目につく。

また、メンバーの名前のコールも以前よりも大きくなっている。

これが「ラストアイドル」効果なのかもしれない。

そしてライブ終盤へ。

パクス最高のライブ沸き曲「リングを駆けろ!」が号砲のように場内を沸かせる。

そこからの「諦めないで」「恋は走りだした」のドロシー曲2連発。

これは久しぶりに飛んだし、めちゃめちゃに汗かいた。

最後は自らのオリジナル曲「STAR」でライブを締めくくりにいく。

メンバー退場後、ファンのアンコールに応えてもう一度「小さなこの手で」を。

ファン一同がフロアで振るメンバーカラーのサイリウムに涙を浮かべるメンバーも。

リーダーの荒井百合香が、「もうこの5人でライブができないと思っていた方もいるんじゃないんですか? ゆりもそうかもと思っていました」と語る。

「でも、今日こうして2周年ライブができたのもファンの皆さんのおかげです」と。

つりビットの5人が花束を持ってステージに現れ、パクスプエラに「ハッピーバースデー」の歌を歌って花束を贈呈。2周年を祝う空気を醸し出した。



2014年に前身のmImiが5人組グループとして再編されたとき、メンバーは一人を除いて全員小学生。

それがこの春、荒井百合香・阿部菜々実・岡本唯愛の3人が高校に進学し、最年少の佐竹未羽も小学校を卒業した。

今年、パクスプエラは大きな波を作るかもしれないと思わせる充実したライブとなった。


(つりビット セトリ)

1 妄想フィッシング学園
2 Get ready Get α chance
MC
3 不思議な旅はつづくのさ
4 Piece of Cake
5 渚でラテアート
MC
6 ‘Cause you make me happy

パクスプエラ セトリ)

0 OPSE
1冬のヒミツ
2 1!2!3!
3 ヒマワリと星屑/女子流
MC自己紹介
4 小さなこの手で
5 アメノバカ
MCグッズ紹介
6 DDDD
7 青・蒼・碧
8 PAX〜It’s so wonderful day〜
MC
9 リングを駆けろ!
10 諦めないで/ドロシー
11 恋は走りだした/ドロシー
12 STAR
(アンコール)
En1 小さなこの手で
つりビットから「ハッピーバースデー」の歌とともに花束贈呈